一体このタイトルの意味は! それがこの本の第一印象。象と耳鳴りにどういう関係があるのか? まあそれは読んでのお楽しみ。 連作短編集であってそうでない、変わった1冊である。 リタイアしたばかりの元名検事、という渋い主人公は一応いるのだけれど、 作品ごとに出てくる相方もシチュエーションも、そして話の切り口 も全然違うのだ。 そして、どれにも共通するのは、「論理の構築」。 うまく言えないが、「机上の空論」が空論でない、という感じが 近いかな。謎が解かれて行くのをただ呆然と見ている自分。
続編ぜひ書いてほしい。
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2002年07月02日(火) |
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