★若竹七海。 『死んでも治らない』

この人の本はいつもどきっとさせられるなあ。
主人公ですら信用できないかもだぞ、などと警戒せねばならないのに、
マヌケな犯罪者やユーモアあふれる文章に気を取られていると、
それをころっと忘れてうっっ、とやられる。
(実際やられた)
そして、「死んでも治らない」はそれが冴え渡っている。

ひとつだけ。全然関係無いけど。
ワタシのあこがれの車、フォルクスワーゲンにあのどうしようも
ない女性が乗っていたというシチュエーションが、哀しかった。
そうだ!あれはビートルではなくて、きっとニュービートルだ!
(勝手に解釈)
2002年07月09日(火)
By ちゃいむ

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