この人の本はいつもどきっとさせられるなあ。 主人公ですら信用できないかもだぞ、などと警戒せねばならないのに、 マヌケな犯罪者やユーモアあふれる文章に気を取られていると、 それをころっと忘れてうっっ、とやられる。 (実際やられた) そして、「死んでも治らない」はそれが冴え渡っている。
ひとつだけ。全然関係無いけど。 ワタシのあこがれの車、フォルクスワーゲンにあのどうしようも ない女性が乗っていたというシチュエーションが、哀しかった。 そうだ!あれはビートルではなくて、きっとニュービートルだ! (勝手に解釈) |
2002年07月09日(火) |
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