★高田崇史。 『QED 六歌仙の暗号』

QEDシリーズは、読んだのは3作目。うーん、これが一番
ミステリらしいといえるかも、個人的に。
広義の謎解きをミステリというなら、もちろん今まで読んだのも
らしいのだが、今回のは物語がかなり動いている。
それにしても、作者の日本史(・・・というのか?人物史というのか?
古代史というのか?神話ものというのか?・・・うーん)
への造詣の深さには本当に驚かされる。
七福神といったら、○ジカラーのコマーシャルぐらいしか思い浮かばない
たわけもののワタシとは本当に気が遠くなるほどの距離だ・・・。
せめて六歌仙ぐらいもう少し詳しければなあ。
さらに驚くのは、そういった知識とまったく相対する場所に位置するかと
思えるような薬学の知識の豊富さ。
裏表紙に薬科卒と書いてあって、なるほどと思った。
タタルさんはきっとこの作者その人なんだろうなあ。
やたらめったら歴史に詳しいのに理系に進学した弟をちょっと
思い出して切ない。
2002年09月30日(月)
By ちゃいむ

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