「緋迷宮」「蒼迷宮」に続く女性作家のミステリ短編アンソロジー、 第3弾。 唯川恵、柴田よしき、五條瑛、光原百合、桐生典子、篠田節子、 森真沙子、小沢真理子、永井するみ、小池真理子の各氏。 ミステリと言い切っていいかどうかはわからないが、 謎あり、どんでん返しありと粒ぞろいだ。 女性心理のひだを細やかに、またしっとりと、あるいはちょっと 恐ろしげに描く作品が多い中、爽やかな風がすうっと通りぬけたのは 光原百合さんの作品。 どこか懐かしい、もう失ったものだけにちょっと気恥ずかしいところも なきにしもあらず、だがしょうがない、ワタシが年をとったのだから。 実は、読もう読もうと思っていてまだ未読の「遠い約束」が ツンドクの中に埋もれている。 はよ読も。 作中に出てくる登場人物たちの通う「阪神大学」という架空の大学、 どうしても某○イガースを連想してしまって・・・・(汗)。 ああっ六甲おろしが聞こえる〜〜〜(ウソ)。
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2002年10月22日(火) |
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