初日 最新 目次


店長のガラクタ部屋
つかちゃん

My追加

2000年10月10日(火)
歌舞伎の日



 生まれて初めて歌舞伎を見に行きました。展示会の準備とかで寝る時間がない毎日なのに何考えてるんだか・・・。
思えば先月はこれまた初めて能と狂言(薪能)見たし、”日本人”してます、最近。
・・・で、歌舞伎を見に行くとなればやっぱり着物着て行かねばなるまいと言うことで、ごらんの通り。
ウチの売れ残りのウールの反物(女物)に前々から目を付けていたので、思い切って仕立ててしまいました。これ、絹が混じってるので、軽い感じで着心地よかったっす。角帯は浴衣用の綿の角帯、羽織はインテリア素材用の生地で作られたもので、これは化学繊維かな?去年撫松庵で見つけた物です。そんなわけで全体的に結構チープでした。どうでしょ?このコーディネイト。安物には見えまい!ふははははは!
でも、この日歌舞伎座に来ていた中で男の着物姿はなんと私だけ。ちょっとさびしい。以外だったのは若い女性に着物姿の人が多かったこと。年輩の方はだいたい洋服。これはどういうことでしょう?
 さて肝心の歌舞伎は、なんと花道のすぐ左の席。目の前を役者さんがずんずん通って行くのです。ひえー、猿之助!うわー、玉三郎!って感じで歌舞伎はまっさらな素人の私でも知ってる様な役者さんがてんこ盛りでした。はじめはせりふがなにを言ってるのかわからなかったけど、だんだん慣れてくる物で、いつのまにやら舞台に気持ちが引き込まれて行きます。
 知っている人にとっては常識でしょうが、舞台は三部構成で、間あいだに30分ほどの休憩が入ります。その間にお弁当を買って食べたり、売店で買い物をしたりできるわけです。私は当然缶ビールを買いました。単衣とはいえ羽織を我慢して着てるので暑いのです。ビールがめちゃくちゃうまかったです。見る前は歌舞伎って3時間くらい?とか考えていたんですが、甘かったです。全部で5時間弱!?だったかな?終わって外に出たら9時過ぎ。高速バスで来なくて正解でした。車は行き慣れた日本橋の100円パーキングに止めてあったので、地下鉄で日本橋まで帰ります。うん、これからもこのパターンが良いね!ふたりでそんなことを話しながら、家に帰ったのでした。