久し振りに人間の多すぎる街へ行った。隣に居る友達のことさえ、恐い、と思ってた。ひとが居すぎると誰も居ないより不安で、あたしは前を見たくなかった。地球にはひとが多すぎる、ひとり抑えるのも精一杯。今、眠る前。得体の知れない恐怖が、またこころに生まれた。ひと達が擦れ違う後ろ姿が、頭に焼き付いてて気持ちが悪い。友達もいやよ。余りに騒がしくて、頭が割れそうだわ。