緑色のマニキュアを足の爪に塗った。 明日からバイトだよ。
気付いたら学校で上手くやれてるみたい、あたし。 昨日、クラス半分以上の女子に集中突っ込み入れられてた、あたし。 何故か好きだと言われたけれど、あたしには誰かを好きだと言える余裕も無い。 あたし、崩れてゆくようで。 やっぱり誰にも触れない。 あたしはあたし。 此処からは誰も何も入れない。
平均睡眠時間がまた日に日に少なくなってる。 なんて寝付きが悪いのかしら。 晴れたら太陽がすぐに窓枠から光り入れてくるから、もう寝るなと云われてるようで。 短すぎる夜。 夏は近い。 宇都宮に行きたい。 たくさん雨が降って、雷が響いたら、蛙たちが祈るように啼いて。 あたしは眠る、窓を開けたまま、そんな贅沢なお昼寝がしたい。 なんだか忙しかったりする毎日。 時間を巧く食べれない。
あのひとたち、みんなで嘘吐いてるみたい。 そんな気がして、疑い続ける。 居心地の悪い、1時間30分。 腕を。 腕を。 腕を。 刺したい。 傷付けたい、自分。 醜いあたしを、その場で殺したい。
僕の背中にカッターの刃を。
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