⊂眼帯⊃
2003年05月30日(金)

昨日、電車の中で嘘眠りをしながら。
もう目が見えなくなれば良いのに、と思ってた。
今日、バイトに行く電車の中で、爪の白い半月が前より大きくなったことに気付いた。
あたしは生きてて、最近は毎日忙しくしています。
ギターを弾き続けた小指の先が腫れて、お肉が潰れて、痺れて、感覚が無い。

腕が切りたいなぁ。
血を見たい。
時々、一瞬、血錆の臭いがすると、発作のように腕が反応する。
だけど、理性の有る人間として、バイトの事を考えてしまう。
接客業は好きで、腕の傷は飲食店に無い方がいい。
それは少し分かってきた。
腕を切る病だなんて、何も知らない人にとっては有り得ないことで。
あたしの腕を見て、角で引っ掻いたかなんかだと思っている。
でもそう思われていた方がいい。
だってあたしの左腕はまだ使えるもの。
これからこの傷だらけの躯を、何年引き摺って行くのか考えた。
今日できた傷も、明日できる傷も、未来であたしが決して失くすことはない。

色んなことを思い出してた。
恐い夢も見た、また追いかけられて、一晩中逃げてた。
死んでしまったひとも、忘れてしまったひとも。
あたしの記憶の中には居る。
夢で話した。
自分だけで終わることはない。

8月20日。
また来るその日。
また来る、あたしの終わりたいやまい。



My追加
 << 足跡  すべて  糸 >>



由弥 [御手紙]