⊂紫煙⊃
2003年07月04日(金)

誰か、と思って、何時か自分の中に在た誰かを、探して。
消えて仕舞ったけれど、出て来て欲しくて、自分の姿しか映らない鏡を掻きむしった。
けれど、結局はひとりで、少しだけまた寂しくなって、鏡から指を離してた。

首の後ろに出来た蕁麻疹だか汗疹だかは、アトピー症のあたしにはイライラの種。
酷い時は耳朶の付け根が裂けてしまう時もあった。
バイトが終わってからずっと考え事をしてたら眠れなくなった。
ああ、切羽詰まる、お腹が気持ち悪い。
弱小め。
無理しない程度に頑張って、ってメールが来た。
適度に気を抜くなんて、難しいんだよ。

木曜日にまた想いの芯がぼやけて、うたうことさえ出来なくなった。
自信過剰ぶって誰にも負けないと信じ切ってたけれど、家に帰ると自分の総てが馬鹿らしくて腹が立つ。
学校へ行って、バイトをして、っていう生きて往く現実としての現実。
に、何だか嫌気がさして、そんなんじゃ生きていけないのに、嫌気がさして。
バイトへ行く電車を待ちながら、線路ばかり見て、心の中で助走をつけそうになってた。

三年ぶりにまともにやれてるバイトだけに、頑張って気合い入れて、立ち続けてたけれど。
少しだけ疲れちゃった。



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由弥 [御手紙]