二度目の恋。
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BSアニメ夜話「少女革命ウテナ劇場版」。 懐かしかった。ウテナのサントラ引っ張り出して今聴いてます。
ウテナはテレビ版はほぼ全話見て、劇場版はビデオで見ました。 でも特別に好きかと言われるとそうでもない。 基本、暗喩で語る物語は好きじゃなくて、「判るひとだけ判ってね」みたいな作り手の姿勢がほの見えた段階で醒める質です。自称「判るひと」が「判る判る」と語り合う感じも苦手。それって内輪受けやん。誰にだって判るものを示さない時点で作り手の怠慢と傲慢を感じるわけです。暗喩っちゅーのは暗喩だと判るか判らないかくらいのラインで入ってればいいけども、暗喩だよー暗喩だよー読み解いてよーと言われるとうざい。……だけど榎戸脚本は好きなわけですよ。そこはもう、セラムンはるみちオタクの性というか何というか、もうしょうがないわけで(緒方恵美のアルバムに榎戸作詞の歌が入ってただけで「はるみちソングー!」と喜んだくちですから・笑)。そういう複雑な思いが存在するのが私にとってのウテナだったりします。あの手の作品を好きだというのはポリシーが許さないんだけども、全話見るほどにハマってたことは確かで、幾原榎戸にも思い入れがある。はるみちの呪いですかね。
あと、暗喩ちりばめ系で苦手な作品でも、テーマがジェンダーがらみだったもんでね。そこはがんばって読み解いたり語ったりしようかなという気にはなる好きなテーマで。はるみちでやり残した「男装」ネタ(があったとしたら)をさらに掘り下げてくれるのかな、と期待して一話から見てた。
昨日のアニメ夜話での語りについては、特に目からウロコだったり面白かったりしたものはなかったんですが、榎戸洋司本人が出てたんで嬉しかった。んで、懐かしかった。そこにつきる。
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