2006年07月21日(金) |
ステアリングを握って |
仕事が早く終わった。 家までは240キロ。
。 何度か来ている市内のホテルの側には、旨い焼酎を飲ませてくれる 店がある。
高岡には、海が見渡せて、人があまり来ないカフェがある。
氷見には、旨い魚を仕入れていてくれる小汚く小さいが 愛想のいいおばさんの、食堂がある。
大門、滑川、小杉、それぞれ、町の中に、通りに、どこかいい雰囲気がある。 そして何よりあこがれ続けた風の盆、八尾の町。
富山という街が俺は好きになっていた。 帰り道がてら気ままに愛車のステアリングを握って流す。
福光の「熱のがし七夕祭り」 井波の「瑞泉寺」と、彫り物の町並み
短い北陸の夏なのに平日の夕暮れには、観光客など誰もいない。 それでも、待ちわびていたであろうお祭りの準備が淡々と進でいく。 タイを外し、ひとりカメラを握りブラブラ。 こんな時間が愛しい。
七夕祭りは、時間があれば来て見たいと感じた。 子どもの頃に感じた懐かし匂いを思い出させてくれる風情だ。 近所の人たちが一緒になって創っている。そんな暖かさが伝わって来た。 セミがもう鳴き始めている。
時間はかかるけど、このまま、城端から五箇山を抜けて165号線を白川郷を抜けて行こう。 風の中に、忘れていた匂いがあるはずだから。
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