風の行方...深真珠

 

 

夢や希望を糧にするか、思い出を糧にするか、 - 2009年07月02日(木)

夢や希望を糧に生きていければ、きっと輝けるようになる気がする。
でも、
思い出を糧に生きていけば、きっと輝くことはできない。

なぜなら、思い出は有限であり、
底が見えてきてしまうと、同じ思い出にすがることしかできずに、咀嚼していくようになる。
咀嚼するたびに、思い出を改ざんし、脚色し、また楽しむようになってしまう。
自分が悲劇の主人公を演じるようなものは、決して健康的だとは言えないし、
それが活力になる訳が無い。
自分で穴をあけ、自分で入り込み、そこにいる自分は悲劇だと嘆き、そして涙する。
上から手を差し伸べられても決して掴まない。
なぜなら、そこから出れば悲劇の主人公を演じられないからだ。
そして、穴にこもったのは自らの意思だったことは次第に忘れていく。

つまりそれは、僕のことだ。

だから、僕に未来は無い。
あるのは、今と過去だけだ。
そして、現在の僕に特典みたいに一秒一秒加算されていっている。
これは約束された未来ではない。
むしろ、からっぽなのだ。
現在やるべきことが多いおかげで、僕はそんなからっぽな時間を埋めていく作業ができている。

そうだ。
僕がやっていることは、空っぽの時間に「何か」を埋めていくことなんだ。
僕がやってるのは、穴堀じゃない。
穴埋めだ。

もし、僕にその穴に埋めるべきものがなければ、僕は逆に穴堀をしてしまうだろう。
そこに眠っているかもしれない何かを探してしまうだろう。
そこに眠っているのは、過去のものしかないことはわかってるはずなのにね。


駄目だ。
いつもながら、難しく考えすぎている。
人生をこんなに難しく考えようとするから、しょっちゅう転ぶんだ。
人生をこんなにむなしく感じているから、人を愛することなんてできないんだ。



それでも僕は。。。それでも僕は、貴女を求めてしまうよ。
貴女にはもうこの手が届かないことはわかっている。
貴女の手は違う誰かの手を握っている。
それでも僕は、貴女を求めるよ。
その先が闇でも構わないと思う。
僕は、貴女に手を伸ばしている時が幸せだと感じれるんだ。
その時しか幸せだと感じれないんだ。
倫理観も、貞操観も、人生観も、恋愛観も関係ない。
僕は貴女を手に入れたいんだ。
僕の心を埋めてくれるのは、貴女しかいないと思っている。

なんて言える日がくるのかなぁ〜


思い出は断片的なほうがいい。
繋ぎ合わせる時に、脚色できるから、


...




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