ゆかの戯言
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2001年10月06日(土) 連鎖

「ゆかの家系は離婚してる人が多いから、だめだと思ったら簡単にそう考える。なげだす」

これは前にいわれたこと。それ故に、重みは分かってるつもり。
バカにも程があるよ…

でも、連鎖。という言葉には考えさせられる事がある。
それは断ち切りたくても、切れないものなの?
別居してた頃、自分の生い立ちの話にまでなったら、
「そこで、連鎖を断ち切らないと、ゆかちゃんの子供にまで同じ思いさせるんだよ」
といった人が居た。
そうなのだろうか…でも、潜在的な想いの中にその怖さはあった。
私の母親は、母のない家庭で育った。いわゆる、母親が子供を置いていった。
という形の離婚。
そして、その恨みつらみを、小さかった私にぶつけられていた。
「私は苦労してたのだから、あなたもこのくらいの事できてあたりまえ」と

正しい愛情の注ぎ方、というのはないと思うけど、歪んだ部類である事は確か。
そして、その子供→私も自分の子供に愛情が注げないのではないか?
と思い、逆の環境で育った同居人が、あっさりと
「産前産後が不安?だったら、うちの実家に世話になるといいさ。
お袋、喜んで世話するよ」

…ええ、あなたが近くにいたのならね。でも、その時は泊りがけでいくような
実家への距離。とても肩身が狭くて居られないよ。
その辺、当初の…いや、今でも甘え下手ゆえ損してるのかもしれない。

で、話は戻るけれど、愛情を注げないのではないか。繰り返すのではないか。
という怖さを克服できないまま、今に至るのだろうね。
夫婦間の感情もずれたままで…

どうして繰り返してしまうケースが多いのだろう?
もちろんすべてがそうであるとは言わないけどね。

恒常性…という言葉がふと思い浮かんだ。

【恒常性】

〔homeostasis〕生体がさまざまな環境の変化に対応して、内部状態を一定に保って生存を維持する現象。また、その状態。血液の性状の一定性や体温調節などがその例。動物では主に神経やホルモンによって行われる。ホメオスタシス。

■[恒常性]の大辞林第二版からの検索結果 

何事もないように見える人々のなかでも、それぞれ自分なりに体内バランスを
取ろうとしてる。無意識に行われてる事だけど、意識的にしていかないと保てない
人も居るのだろう。
けれど、小さなきっかけのうちに修正できればよい。そのタイミングを逃し
一度崩れてしまったバランスは戻らないのだろうか?
コントロールできなくなった時、自分の力ではどうしようもない位、狂気が
おとづれて、連鎖が恒常性を崩して、生きていくのもおぼつかない、
無気力に陥るのだろうか?

少なくても同じには戻らないのだろうね。
そして、またバランスを保っていく方法を身につけていくのだろうか?


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