ゆかの戯言
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「ゆかの家系は離婚してる人が多いから、だめだと思ったら簡単にそう考える。なげだす」
これは前にいわれたこと。それ故に、重みは分かってるつもり。 バカにも程があるよ…
でも、連鎖。という言葉には考えさせられる事がある。 それは断ち切りたくても、切れないものなの? 別居してた頃、自分の生い立ちの話にまでなったら、 「そこで、連鎖を断ち切らないと、ゆかちゃんの子供にまで同じ思いさせるんだよ」 といった人が居た。 そうなのだろうか…でも、潜在的な想いの中にその怖さはあった。 私の母親は、母のない家庭で育った。いわゆる、母親が子供を置いていった。 という形の離婚。 そして、その恨みつらみを、小さかった私にぶつけられていた。 「私は苦労してたのだから、あなたもこのくらいの事できてあたりまえ」と
正しい愛情の注ぎ方、というのはないと思うけど、歪んだ部類である事は確か。 そして、その子供→私も自分の子供に愛情が注げないのではないか? と思い、逆の環境で育った同居人が、あっさりと 「産前産後が不安?だったら、うちの実家に世話になるといいさ。 お袋、喜んで世話するよ」
…ええ、あなたが近くにいたのならね。でも、その時は泊りがけでいくような 実家への距離。とても肩身が狭くて居られないよ。 その辺、当初の…いや、今でも甘え下手ゆえ損してるのかもしれない。
で、話は戻るけれど、愛情を注げないのではないか。繰り返すのではないか。 という怖さを克服できないまま、今に至るのだろうね。 夫婦間の感情もずれたままで…
どうして繰り返してしまうケースが多いのだろう? もちろんすべてがそうであるとは言わないけどね。
恒常性…という言葉がふと思い浮かんだ。
【恒常性】
〔homeostasis〕生体がさまざまな環境の変化に対応して、内部状態を一定に保って生存を維持する現象。また、その状態。血液の性状の一定性や体温調節などがその例。動物では主に神経やホルモンによって行われる。ホメオスタシス。
■[恒常性]の大辞林第二版からの検索結果
何事もないように見える人々のなかでも、それぞれ自分なりに体内バランスを 取ろうとしてる。無意識に行われてる事だけど、意識的にしていかないと保てない 人も居るのだろう。 けれど、小さなきっかけのうちに修正できればよい。そのタイミングを逃し 一度崩れてしまったバランスは戻らないのだろうか? コントロールできなくなった時、自分の力ではどうしようもない位、狂気が おとづれて、連鎖が恒常性を崩して、生きていくのもおぼつかない、 無気力に陥るのだろうか?
少なくても同じには戻らないのだろうね。 そして、またバランスを保っていく方法を身につけていくのだろうか?
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