「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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2015年10月19日(月) 1920年代の画家たちの思い

最近、'Surrealism'という言葉を使って欧米の背景を少し勉強しています。’Surrealism’は日本語では、オーレックス和英英和辞典によると、超現実主義と書かれています。そして昨日は、この言葉を基本にして1920年代前後に書かれた絵画を見ました。画家は絵画に詳しくない私でさえも幼少期の記憶の引き出しから持ち出せるくらいに人々に知れ渡っているダリやブレトンなどです。当時の私には彼らの絵画の意図はわかりませんでしたが、今回、それらが実はその年代の複数の画家たちが、第一次世界大戦の中で政治という空気の中に閉じ込められた人々に嘘偽りの世界から脱して感じることを表現して生きるようにと絵画を通して運動を起こしていたものだと知りました。彼らの多くは共産党に所属していたそうで共産党の仕組みに詳しくないのでその件については何も書けないのですが、超現実主義という言葉から、彼らは、現実から逃避させられている、または逃避している生き方は間違いであるという考え方を持って活動していたのだと思います。そして、もっと柔らかい表現をすると、心を大切にして生きたいと訴えていたのだと思います。真相は定かではありませんが、私なりの解釈の中、その方法は違っていても、ありのままに生きることを求めていた人が過去にもいたと思い小さな喜びを感じました。


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