Mimi の映画感想記

2003年04月24日(木) Driving Miss Daisy

モーガン・フリーマンすごい!

南部の黒人米語と、あの動き。
あまりにうまくて感嘆。
この役やった時なんてまだ割合若かっただろうに、ちゃんと年寄りに見えるからすごい。

この映画、実は日本で昔見たことがあった。
でもあの時は全く面白いと思わなかったのだ。
今見直してみると、細部にまで良く話が作られていて、本当に良い映画だと思った。
それは思うに、私自身の知識の差からくるのだと思う。
この映画の舞台となっている60年代当時のジョージア州。
南部に引っ越してきたおかげでその時代の黒人差別やそれに関わる事件を知ることが出来、それをふまえてこの映画を見ると良く理解できることが沢山あるのである。
逆にいえば、そういった時代背景を知らずに見たら全くストーリーの意図がわからない。

ミス・デイジーがユダヤ人であること、ホークが学の無い黒人であること、その2人に友情と親愛が培われていくさま。
周りの人々の反応、2人を取り巻く環境。


映画の最後、一緒に見ていたBJが

「・・・良かった~~~、劇場で見てなくって。」

と言うので顔を見たらぼろぼろ泣いていた。

そういう私も滂沱の涙。
切なくて優しい、良い映画だった。







2003年04月03日(木) フランキーとジョニー 恋のためらい

アル・パチーノとミシェル・ファイファー主演。

この邦題を言ったらBJが

「恋のためらい~~!??どこがためらってんの!?
恋はイケイケって感じじゃない!!?」

と言ったので大笑いしたが全くその通りだわい。
しかし「イケイケ」ってあーた・・・死語の世界。
まあ、フランキー(ミシェル)から見れば「ためらい」だろうし
ジョニー(パチーノ)からしたら「押せ押せ!」って感じかな。
ちょっとパチーノが濃すぎる感じがしたんだけど。
この役はビリー・クリスタルあたり似合いそう。理屈っぽくて。

ところでこの映画でも話に出てくる「フランキーとジョニー」という歌。
エルビス・プレスリーがカバーしてヒットしたらしいけど
元は作者不明の南部のブルースらしい。
たまたま持っていた楽譜に歌詞が載っていたので読んでみたが
とんでもない歌詞なのよこれが。
ラブソングって言っていいもんだろうか!??

「フランキーとジョニーは恋人同士だった、
ジョニーは彼の男、でも彼は彼女に間違ったことをした。」

という歌詞で、まあ要するにジョニーが他の女の子と
遊んでたのをフランキーが知り、彼女は「キモノの下から銃を取り出し」
ジョニーを撃って殺してしまったという話。

フランキーは逮捕され、そして終わりがない、と歌う。
モラルもないと歌う。男には「良い面」なんて無いんだよと歌っておわる。




えーっと。

で、この映画は、大人の恋愛映画なんだよな。確か。







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