2003年12月16日(火) |
三菱携帯CM、中国でも●追記(1・2) |
台湾のサイトでニュースを紹介してくれていますが、
三菱の携帯電話広告、中国大陸でも放映されるようです。
ただし、機種は違いますが。
D505iのときに、一緒に撮っていたのでしょうか?
詳しくは後ほど。
お急ぎの方は、中国語サイトへ↓。(7:45)

金城武、三菱携帯電話M720のキャラクターで
成熟した魅力を発揮 9:45
国際的に知られた携帯電話メーカー、三菱が
流行のカメラつき携帯の新機種M720の発売にあたり、
現在アジアで人気絶頂の映画スター、金城武をイメージキャラクターに起用した。
この発売と同時に、金城武のM720の最新CMが、
中国国内の主なテレビ局で放映される。
CMでは、摩天楼にぶら下がった金城武が、美しい都市の夜景にふと心奪われ、
絶体絶命の状況で、なんと摩天楼をよじ登りつつ、
一方でM720を取り出すのを忘れず、
このあわやというときに、自分と美しい夜空、
そして光り輝く都市の景色をカメラに収めるのである。
斬新なアイディアのもと、金城武の危急存亡の際にも悠揚迫らぬ魅力と、
M720の出色のカメラ機能が一体となり、
この携帯電話の、一種大人っぽく今風な、ユニークな魅力を十分にアピールしている。
ご存知のように、金城武と三菱携帯の組み合わせはこれが初めてではない。
日本での三菱のキャラクターとして、金城武のイメージは、
三菱の日本での売り上げにプラスの宣伝効果を果たした。
今回金城武を中国での新商品発売のためのキャラクターに選んだことについて
三菱は、1つには、両者が良い協力関係にあることと、
そしてより大きな理由は、金城武のアジアでの影響力と独特な風格を
見込んでのことだと話している。
ここ数年、日本で活躍中の金城武は、順調にスター街道を歩んできた。
ことに、最近の「向左走、向右走」公開と、
チャン・イーモウに認められての「十面埋伏」主演以来、
そのアジアでの知名度はさらに上昇の一途にあり、人気沸騰中と言っていい。
同時に、長年芸能界で経験を積み、日一日と成熟しており、
その他に例を見ない神秘的都会男性のイメージ作りは、
無数のファンの心をとらえている。
この独特な雰囲気が、M720のターゲットである
成熟した男性消費者の好みとマッチする。
三菱は、また、金城武のアジアでの影響力と訴求力は、
必ずやM720の中国での迅速な普及に優れた推進効果があろうし、
同時に、三菱の中国国内の高級携帯電話分野をリードする
ブランドイメージ樹立をも促進するだろうと確信しているという。
(千龍科技網 2003.12.15)
CM、見たい!
追記 12:10
↑と叫んでましたら、
BBSで、しっぽさんが、発見したメディアを教えて下さいました。
本当にありがとうございます。
皆さんもお確かめ下さい。
追記2
BBSのほう、流れていってしまうので、
こちらに移します。
←こちらがサイト CM(2.1MB)→
投票所
BBS
2003年12月15日(月) |
Japan hour(シンガポールの会見記事もう1つ②)●アニタ・ムイ、出演を辞退(十面埋伏)●追記 |
Japan hour(シンガポールの会見記事もう1つ②) 1:40
「おしゃべりは任せた」
武と1対1で会ったことのある記者はたいてい、こういう感想を抱いて戻ってくる。
「彼はプライバシーを油断なく守り、答えがぶっきらぼうになる」
記者が、映画の2人のように、武とジジも縁を信じるかと質問する。
ジジは自分がどうして流れに身を任せる生き方をするようになったかを
とうとうと語り始める。
だが、武の番になると、彼の答えは「そうですね」だけなのだ。
ジジが怒ったフリをして、「ほら、もっと話しなさいよ」とけしかける。
しばらく考えて、彼はこう付け加える。
「もし、映画のように、夢の恋人と会えないのであれば、それもまた縁だと思います。
ぼくは誰か、やはり縁のある他の人を見つけるでしょう」
味気ない回答を埋め合わせるかのように、
彼は記者達の要求にはできるだけ応えようとした。
日本語で質問に答えたり、また別の記者には日本語なまりの英語で答えを返した。
「映画の役のキャラクターと自分とは、たぶんある点では同じだとあると思います。
でも、自分ではどこがとは言えない。周りの人がわかるでしょう。
家族とか友人とか」
その後で、タブロイド紙の記者がその日の最後の質問に、
武が信頼している何でも話せる人間は誰かと投げかけた。
記者達はあらかじめ、個人的な質問はしないようにいわれていたのだが、
武はこの質問に答えてくれた。
しかし、彼は穏やかに「家族と友人と、多分近しい仕事仲間」と繰り返し、
コメントに飢えた記者の群をがっかりさせたのである。
ある記者がこう探りを入れた。
「あなたの役であるハンサムで、
その才能が見かけの良さに隠されてしまっているバイオリニストは、
あなた自身の現実を反映しているように思えます。
そういうことにどう対処していますか」
この質問は、むき出しの痛いところに触れたに違いない。
なぜなら武はしゃべり始め、それは彼の答えの中でも一番長く、
印象的な話になったからである。
「若いときのほうがもっと悩みでした。
ぼくは歌手をしていて、歌を書くのが好きでした。
その頃はすごく優秀だったわけではないけれど、
人にもっとぼくの作品に目を向けてもらいたいと思っていました。
後になって、わかったんです、ぼくが作曲できるかどうかなんて、
他人には大した問題じゃないってことが。
結局、自分に言い聞かせましたね、才能ある人が他にいっぱいいるじゃないかって。
人が誰かに目をとめるのは、普通その人の外見にですね。
これは事実を見なきゃいけない。
外見の良さが全てではなくて、ひきつけるものを持っていれば、それでいいんです。
内面的な美しさですか?
それは本当に自分のことをわかってくれる人に任せればいいので、
そのことをくよくよ考える必要はないと思います」
午前11時30分。記者会見はとうとう終わった。
カメラマン達がもう少し写真を撮るために、押し合いへし合いして
仮設ステージに次々飛び乗ったので、
ホテルの係は「ステージが壊れますよ!」は大声で警告した。
武はほとんど気付かないほどのため息を吐くと、
自分の任務に従い、目を見開き、眉を上げた。
12年間のキャリアの後、29歳のアイドルは、
誰もがまず見たがるのはその綺麗な顔だということを、
やっと受け入れたかのように見えた。(完)
(Lime 2003年10月号)
アニタ・ムイ、昨日「十面埋伏」出演辞退を決定 9:00
日本でのCM撮影から戻った後、アニタ・ムイの体調は日々思わしくなくなっていた。
昨日、記者が香港のメディアから得た情報によれば、
今月末北京で「十面埋伏」の撮影に参加することになっていたが、
体調不良のため、昨日正式に出演を辞退したという。
体調という、既知の原因の他に、記者はまた、もう1つの辞退の原因となったのは、
ギャラの低さだという話も聞いている。
既に報じられていたように、日本でのCM撮影から帰ったあと、
アニタ・ムイはずっと静養に努め、北京に行く日を待っていた。
が、アニタのマネージャー、マリアンヌは、昨日、記者に、
「アニタは健康に非常に注意していたけれど、
近日来、頻繁に吐き気や脱力などの症状が現われていた」と語った。
アニタの家族や友人は、以前から「十面埋伏」への出演を取りやめるよう勧めていたが、
アニタはあの言い出したら聞かない気性で、みな、どうしようもなかった。
昨日になって、北京での「無間道Ⅲ」の宣伝から戻ったアンディ・ラウが、
内地は非常に寒く、外に出ると震え上がるほどだとアニタに話したので、
ようやく彼女も自分の体が北京の寒冷な気候に耐えられるかどうか不安が出てきた。
マリアンヌによると、昨日の午後、家族及び「十面埋伏」の製作会社と相談の後、
アニタは正式に出演をやめることを決め、今日、それを先方に伝えるとのことである。
しかし、香港のマスコミが明かしたところでは、健康上の理由の他に、もう1つ原因があり、
なんとそれは内地のギャラがあまりに低いことだという。
記者はすぐに「十面埋伏」の内地の出資会社である新画面公司の責任者、
張偉平の携帯電話に電話をし、これについての確証を得たいと思ったが、
張氏の携帯は秘書室に転送されていた。
(成都晩報 2003.12.15)
――と、報道されています。
しかし、情報元とされる香港ではまだニュースが出ていないのですが……。
●追記 13:25
今朝の成都晩報の後に出た青年時報では、
張偉平が、アニタの辞退はありえない! と昨日断言したとあります。
まだ撮影に加わっていないのは、映画の進行を調整中のためで、
記者会見を延期しているが、必ず開くとも言っているそうです。
また、北京での主役3人の撮影は終わり、
まもなく四川に向かう。
四川での撮影完了後、もう一度北京の撮影所に戻るという話も
書かれています。
相変わらず、情報は錯綜しているようですねえ……
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BBS
2003年12月13日(土) |
「十面埋伏(Lovers)」最新潜入記●ワード検索機能●「鬼武者3」雑誌特集 |
「十面埋伏(Lovers)」最新潜入記 00:05
「十面埋伏(とあちらではまだ呼んでいます)」の現場潜入記がまた載りました。
ある関係者の助けで撮影現場に入り
、身分を明らかにせず、写真を撮らず、質問もせず、1日過ごした見聞録を発表しているのですが、
これは先週のある日ということです。
その中に、金城武の出演部分のレポもあり、
ということは、武は既に北京にいるということになります。
以下、その部分だけ、やや不正確ながら、訳してみますが、
ある1場面をどう演じていたかというところは、やはりネタバレになりますので、
それでもよい方は、白い部分を反転してご覧下さい。
*********
もう少しで金城武とわからないところだった。
以前スクリーンで見慣れた彼はふわふわした長髪に現代の服装だったが、
緑の時代衣装をまとい、髪をまとめあげた様子は、すぐにはパッとわからなかった。
ちょうど、金城武が酔って横になり、
剣でチャン・ツーイーの衣装の袖を突く場面の撮影中だった。
ハンサムな金が心乱れた目で、右手に剣を持ち、チャン・ツーイーの体をなぞるのが見えた。
なまめかしいシーンであるが、剣のクローズアップがあるので、真剣を使用している。
だから金城武は、いかに〝酔ってまどろむ甘やかな境地〟の演技といえど、
実際は大胆さが過ぎるようなことは決してせず、
すでに2度の負傷をしているチャン・ツーイーを
不注意によって、またもや怪我させるようなことがないよう、
非常に気を遣っていた。
無事終わったとき、金城武はそれでもチャン・イーモウに冗談を言うのを忘れなかった。
「監督、よだれを垂らした方がよかったでしょうかね」
このシーンの撮影で、金城武のその日の出番は終わりだった。
しかし、彼が身を起こして立ち去るときは、以前のような、背が高く勇壮な感じはなく、
それどころか、スタッフの助けを借り、松葉杖をついて起き上がったのである。
既知の通り、金城武はウクライナでの撮影中、落馬で負傷をしていたが、
最近は怪我の状態が相当よくなって、2本杖のところが1本杖になっていた。
北京に来てからは、なんと風土が合わず、腹を下し、
大いにこのスターを悩ませることになった。
(東方娯楽より 2003.12.12)
ワード検索機能
このエンピツDiaryにワード検索の機能がつきました。
以前のライコスと同じように、検索した言葉を含んだ日記が一覧で表示されます。
下の方に小さな検索窓がありますので、
検索したい言葉をそこに打ち込んでご利用下さい。
とても便利です。エンピツさん、待っていました。ありがとう!
「鬼武者3」雑誌特集 20:47
お知らせいただきました。
鬼武者3が2月26日発売と決定し、
「東京ウォーカー」他で特集をするとのこと。
で、DVDが付くのは「東京~」だけなのかな?
こちら。
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BBS 0:10
2003年12月12日(金) |
Japan hour(シンガポールの会見記事もう1つ①)●Diaryのキリ番 |
Japan hour(シンガポールの会見記事もう1つ①) 0:48
「Lovers」の記者会見は音沙汰なく、その他のニュースもなく、
平穏な日々が続いております。
何もないということは、マスコミはもうわかっているからだと思うのです。
また、不意打ちで来るのかも。
ぜんぶ不意打ちで来てほしい。
さて、影が薄くなってる(?)「向左走、向右走」、
これもシンガポールでのプロモーションの取材記事です。
繰り返しのようですが、同じイベントの取材でも、記者によって、
力点の置き方の違い、つまりどの部分をクローズアップするか、
また見たものが少しずつ異なっていて、それを比べてみるのは結構おもしろいのです。
マレーシアの英文雑誌から、2回に分けて――
Japan hour ①
2003年8月28日、100人という、いつにない記者の大群
(そのほとんどは、頬を紅潮させた女性)が、記者会見を待って、
フォーシーズンズ・ホテルの大広間にひしめいていた。
それというのも、金城武が、新作「向左走、向右走」の
シンガポールにおけるプロモーションで出席するからである。
共演のジジ・リョン、並びに我がエドムンド・チェンも列席することになっていたが、
その日の真のスターは明らかに武――シンガポール女性が考える完全な男性と、
台湾女性が最も憧れるセックス・シンボルに選ばれた――だった。
午前10時45分。武がふらりと入ってきた。タックのない白い長袖シャツを着ている。
首に、赤い紐で銀の仏陀のペンダント・ヘッドが下がっている。
肩まで届く長い髪はベッカム・スタイルのハーフ・ポニーテールだが、
なでつけるジェルが必要なように見えた。
「向左走、向右走」は、芯からロマンチストな2人が、
互いに交換し合った電話番号を書いた紙を、雨で洗われてしまい、
困り果てるというロマンチック・コメディである。
2人は隣人たちについて、ほとんど何も知らないのだ。
この映画は、ワーナー・ブラザーズによる初の中国語映画であり、
シンガポールのレインツリー・ピクチャーズとの合作であるので、
双方のお偉方がお定まりの10分スピーチを行い、
武とジジをほめちぎった。返礼に、武は2度ほど頭を下げた。
このなかなかつかまえられないスターが眉をひそめたり、
無意識に席で身じろぎするたび、フラッシュが続けざまに光る。
彼の隣には、ほっそりしたジジが、花柄のトルコブルーの服を着て、
どこから見ても香港の若手スターという感じで、
背筋を伸ばし、お行儀よい微笑みを絶やさない。
武が声を出さずに、エドムンドに親しげに歯を見せて笑いかけた。
お偉いさんがシンガポールの俳優の演技もまた、ほめたときのことだ。
予想通り、フロアから矢つぎばやに向けられる質問のほとんどは、
武とジジに対してのもので、エドムンドはほとんど無視されたかっこうだった。
だが、たまに記者が誰と指定せず、3人に対して質問をしたときには、
武は気前よくマイクをエドムンドの方に押しやるのだった。 (続く)
(Lime 2003年10月号)
Diaryのキリ番
ゲストルームでの20万ヒットに続き、このDiaryページでの20万ヒットの
キリ番企画を行ないます。
詳しくはゲストルーム(BBS)でご説明しております。
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BBS 0:15
2003年12月09日(火) |
エリクソンのスペトラCM |
「Lovers」(いいタイトルですね)が日本のマスコミでとりあげられ、
予告編も上映が始まったとか。
現実味がどんどん出てきてしまうと、もうそちらでわくわくしたい気分になり、
もう、あまり書くこともない気がしています。
そこでAMUさんに頼み、
私の好きなエリクソンのCMをメディアにしていただきました。
台湾で「スペーストラベラーズ」が公開されたとき、タイアップで作られたものです。
映画の予告編のような造りですが、日本語せりふの字幕以外に
入っている字幕と音楽がとっても切なくさせます。
ずっと以前、台湾の方がDolphinさんのBBSで翻訳して下さっていたのを
読んで感激した記憶があります。
Click!
あなたは、どこにいますか。 (你在哪裡)
あなたは、今、なにをしていますか。 (你現在在做什麼)
俺達のパラダイスでは (我們的Paradise)
いつだって、いい天気だそうだ。 (聴説那裡永遠是好天気)
小さな夢、忘れてないよな (小小的夢想 没忘了吧)
俺達、もうすぐパラダイスだ (我們就快到我們的楽園了)
今このとき、あなたはなにをしていますか。 (此刻的你正在做什麼)
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BBS 1:15
2003年12月07日(日) |
「ゴールデンボウル」について・3(私の「ゴールデンボウル」はどこに?)●鬼武者3新Movie |
「ゴールデンボウル」について・3(私の「ゴールデンボウル」はどこに?) 0:15
「十面埋伏」の動画と記事を見てしまったら、もう、これで1週間ぐらいは――
いや、もっとかな、過ごせそうな気がして、
あれやこれや見つけ出して書かなくても、という気分になってしまいました。
でも、あれ以上は見なくていい――という絶妙な一服。
何しろ来年、そんな遅くなく見られそうだし、その前には「左右」がある(はずだ)し。
ですが、まあ、既に書いてしまったものは、脈絡ないけどアップしときます。
「ゴールデンボウル」についての文章、まだ途中だったので、その1つを。
台湾サイトからの訳です。
このドラマをやると新聞で初めて知ったときは、
ボウリング!?(そのときは、なんだか冗談みたいに思えた)
相手役、まさか黒木瞳とカップルじゃないよね!???? 状態でしたけど、
いざ始まってみたら、3ヶ月間、完全に引き込まれました。
あそこにいるのは、もう金城武じゃないし。
芥川って人物を、金城武とスタッフ全員で完全に作ってしまいました。
それ以来、彼がやると言ったものは、たとえ一抹の不安を感じたとしても、
信じて待つ、という基本姿勢がさらに固められたという作品なわけです。
本広さんと山崎さんはもういいよな(作品は面白かったです。
でも、やっぱり監督自身が彼に惚れこんで作ってほしい。
脇役でも何でもいいけど、友達じゃなくて恋してほしいです)と思ったとしても、
彼がまた出るというなら、その理由があるのだろうと考えて、期待します。
私の「ゴールデンボウル」はどこに?
「ゴールデンボウル」を見終わって、思うところがあった。
ゴールデンボールと呼ばれる球はいったい何を表しているのだろうか?
私は、「希望」の象徴だと思う。
それは最終回に誰もが感じとることだろう。
最後の一球は必ずゴールデンボールでなければならない。
それはただドラマのキャッチフレーズであるだけでなく、
1人1人の希望を伝えるものでもあるのだ。
ドラマの初めに、オーナーは、芥川がこのボールを受け取り、
「ゴールデンボウル」の精神を伝えていってほしいと望む。
それ以降、どの回でも、最後の一球にはきっとゴールデンボールが使われるだろうと、
誰でもほとんど予想がつく。
それは、もはや人々の希望であるがゆえに、彼らの生活を背負っていると言ってもいい。
また大逆転のカギとなる物でもあって、これが登場しさえすれば、
必ずハッピーエンドを迎えるのである。
最終回では、それに加えて、番組を見ている人たちの希望をもになうことになる。
私はこの回を見ながら、「もし、これがとれたら、私の願いもかなうかもしれない」
という想いが心に湧いてくるのを禁じ得なかった。
もちろん、芥川の腕前も1つのカギであって、
これがゴールデンボールをカギたらしめている。
ゴールデンボール、そして芥川がいさえすれば、
私達は、「必ず勝てる」と希望を持つのである。
実は、このドラマを見たあと、私は野島伸司は転換を始めたようだと気がついた。
北川悦吏子が転換を試みた作品と比べると、野島の方が成功している。
最終回を見ていたとき、私は野島のタイプを考えて、
主役男女が平穏な状態に落ち着いて終わりを迎えるという、
このような美しい結末は全く予想していなかったので、
逆に彼の力量にますます感服させられた。
以前は、必ずあざとい内容、人生観を必要とした。
今は、ボウリングの投球の合間を利用して表現することができる。
簡単に言葉にはしにくいことほど、深い意味を持っている。
それを野島は軽やかに表現したのだ。
演出の功績も疑いない。
金城武のイメージを、「神様」「スペーストラベラーズ」などの
ある種、息が詰まるような感覚から、親しみやすい現代青年のイメージに大転換させた。
コメディー的要素の処理も適度で、
脇役たちのやりとりは、まるでこのドラマが自分の近所のボウリング場で
起こっていることのように感じさせはしないだろうか?
非常に説得力がある。
長々と書いてきたが、つまり、みな、1人1人が自分の「ゴールデンボール」を見つけ出し、
大逆転試合を勝ち取れたらいいと思うのだ。
(幽夜・文)
鬼武者3Movie 11:55
よそ様で教えて下さっていた新ムービー。m(_ _)m
ついでに古い新聞記事(トーチュー2003.3.10)
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BBS
2003年12月05日(金) |
International Man Of Mystery② |
昨日の続きですが、金城武の経歴を語った部分には、間違いもあります。
例えば、デビュー・アルバムが失敗だったということなど。
以前、大陸サイトの文章で、不遇の下積み時代があった――と
書いていたのもあり、お話としてはドラマチックですが、
この辺りについては、台湾発の情報が一番正しいでしょうね。
その他の部分についても、そのつもりで読んで下さい。
ただ、以前、カム・コクリョンがウォン・カーウァイに武を推薦したことについて
書きましたが(2月17日と18日のDiary参照)、
彼が武に注目したきっかけがわかったのが、収穫です。
********
日本人の父と中国人の母の間に、1973年10月11日、
台湾で生まれた金城は、
混血であるゆえに、幸せでない少年時代をすごした。
かつての香港の娯楽雑誌に、こんな彼の言葉が載っている。
East Move誌の記事である。
「2人の兄と僕は、両親が台湾の他の親達と〝違っている〟のを誇らしく思っていた。
周囲の人間が、それをしんどいことにした。
近所の子は、例えば、父親が中国人でないと言って、いつもバカにし、
僕を〝日本人〟と呼んだ。中国人の血だって流れているのに。
中には遊んでさえくれない子もいた」
台北日本人学校のクラスメートたちまでが、
彼を、その出自ゆえに受け入れることができなかった。
「半分は日本人なのに、彼らは僕を中国人だと思っていた」
という金城の言葉が紹介されている。
「彼らは、どうして僕みたいな中国人の子が
日本人学校に来ているのかわからなかったんだ。
近所の子ども達のように、僕が混血だからって
遊びたがらない子もやっぱりいた」
金城の歌の師匠である陳昇が、
弟子の名前をアニキ・ジン・チャンウーと変えたのは、
おそらくそのような台湾における民族的偏見を考えてのことだったろう。
当時歌手として頑張ろうとしていた
20歳の金城のレコーディングのプロデュースを、
陳昇が担当することになった1993年のことである。
この計画はうまく行った。
アニキ・ジン・チャンウーは同じ年、ポリグラム(現在は
ユニバーサル・ミュージック・グループの一部)と契約をしたのだ。
しかしながら、金城のデビューアルバムは大失敗だった。
挫折の後、このルックスの良い少年は、
エネルギーを台湾と香港のテレビコマーシャル方面に振り向け始めた。
やがて、幸運の女神が、声望ある香港の俳優・脚本家・監督の姿を借りて
彼のドアを叩いた。
甘國亮=カム・コクリョン(「キラー・スネーク」「パープル・ストーム」)である。
「私は阿武(金城の愛称)のテレビCMを見て、
この少年は何か普通と違うものを持っていると思った」
カムの言葉である。
「多分それは、彼の中の日本と中国の血と、悲しげな顔のせいだろう。
きちんと育てれば、こいつは国際的スターになれるかもしれない、
と、私は直感した」
そこでカムは金城を、異才で知られた友人の監督兼プロデューサー、
ウォン・カ-ウァイに紹介したのである。
「カーウァイは阿武をすぐ気に入った。
彼はそのとき『恋する惑星』を撮影中だったので、
阿武をその映画に使うことにした」
後の話は知っての通りである。 (完)
(Galaxie 2003.10.17-30号)
投票所 ←大分差が縮まりました
BBS 1:05
2003年12月04日(木) |
International Man Of Mystery① |
「十面埋伏」の盗撮騒ぎで記事がどどーっと出ましたが、
辞書引きながら読むほど興味はないので、この話題に関しては
特別面白いことのない限り、スルーで行きます。
出来栄え・内容はもちろん興味津々だけど、これは出来上がりを待つしかないので、
あとは、いつ公開されるのか、映画祭出品は?(武のタキシード姿がかかってるから)
そして日本公開はいつ? というところですね、ぜひとも知りたいのは。
近いところでは、記者会は本当にやるのか、武は出席するのか、でしょうか。
武登場までの間、また外国の雑誌記事から。
内容はそれほど、特別なものではないのですが、マレーシアの媒体というのが
興味あったので。
マレーシアにはジジのみがプロモに行ったのですが、
当然シンガポールに取材に来ていて、そのときのことを中心に書いたもの。
英語の雑誌で、タイトルはInternational Man Of Mysteryと、
わざわざ訳す必要もないですね。2回に分けて。
International Man Of Mystery①
8月28日午前10時45分。
シンガポール、フォーシーズンズ・ホテル大広間Aに、
金城武が、ワーナー・ブラザーズ初の中国語映画、
「向左走、向右走」記者会見のため、ご入場である。
たくさんの頭がいっせいにその方を向き、口はポカンと開き、耳はぴくぴくとする。
日中混血のアイドルは下界に降りた天使のように、驚くべき美しさで、
背は高く、浅黒く、精悍な様子であった。
また、その、表情豊かだが、なぜか悲しげな茶色の目には
どこか人をひきつけるものがあった。
そして、その目がひとたび微笑むと、ホールにいる誰もかれも、
この会見には共演者のジジ・リョンとエドムンド・チェンもいることを、
すっかり忘れてしまうのだった。
マスコミが、そんな、ファンのようになってしまってどうするのだと叱られても、
それは無理というものだ。
彼らがミステリアスな金城にじかに会って、インタビューする機会は、
そうそうないのだから。
(記録では、彼がシンガポールを最後に訪れたのは10年前のことだ)
非常にプライベートを大事にする、30歳の俳優は、10年のキャリアの中、
なんとか自分のプライバシーを守り通してきた。
誰も、彼と家族がどこに住んでいるのか知らないし、
両親が何をする人なのかも知らない。
台湾と日本を何回行ったり来たりしているのかも
(この2つの国を彼は故国と呼んでいる)、
誰とデートをしているのかも知らない。
「特定の誰かはまだ見つかっていません」
ジョン・リュウ(「向左走、向右走」での彼の役)の、
恋愛に対する悲観的な姿勢に共感するかと聞かれたとき、
このとらえどころのない俳優はこう言った。
「でも、僕は縁を信じます。
もし、夢中になってしまうような相手と出会う縁にないのなら、
一緒にやっていく縁にある人と、その感情を育てていきますね」
金城の表に出ることを嫌う性格は、仕事にまで表れている。
彼はめったに自分の出演映画のプロモーションやテレビ番組に出てこない。
ファンの前に現れない。サインをしない。
そして今、この俳優は、映画の出演本数も年平均4本から、
1年に1本という状態になってしまっている。
「僕は脚本は選びます」と、このスーパースターは、礼儀正しく、
その低くハスキーな声ではっきりと言った。
「でも、『向左走、向右走』や『ラベンダー』のような、
ロマンス映画だけやるつもりはありません。
あらゆるジャンルの映画に出てみたいです」
短いが、私的な面に関わる答えではないだろうか?
よし、もっと彼自身について細かいことを聞き出そうと、
ジョン・リュウの性格は自分と似ていると思うかと質問すると、
金城は、
「ジョン・リュウでも、他の映画で演じた役でも、
現実の僕と同じかどうかはよくわかりません。
家族と親しい友人だけが、僕が映画で演じている通りかそうでないか、
わかるだろうと思います」
と、(やはり)丁寧に答えて、それ以上の回答をやんわりと拒むのである。 (続く)
(Galaxie 2003.10.17-30号)
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BBS 0:20
2003年12月02日(火) |
会見延期の理由(十面埋伏)●「十面埋伏」ニュースさらに |
会見延期の理由(十面埋伏) 9:17
昨日の中国時報を見たら、こんな記事が出ていました。
日本でCMを撮り終えたアニタ・ムイの体調に関して
良好と述べた後、最後の部分です。
「アニタ・ムイが香港に帰って入院したことで、
体調が悪いのではないか、
果ては「十面埋伏」の撮影に北京に行けないので、
記者会見が中止になったのではないかなど、憶測が飛び交った。
事実は、アニタ・ムイが原因で中止になったのではなく、
金城武が出席できないのが主な理由で、
出演者がそろって会見できないなら、
いっそのこと延期しようとチャン監督が決めたものである」
「十面埋伏」ニュースさらに 14:20
「十面埋伏」盗撮問題は、映画会社が「明星BIGSTAR」とPHOTOCOMを
正式に告訴する予定ということで、
またニュースが沸騰しています。
大陸の新浪網では、特集で双方の言い分、弁護士の見解、これまでのニュース全文、討論など、
どっと載せていますが、もう付き合いきれません。
ニュースとしては、
*チャン・ツーイーがまた負傷して、撮影は一時中断ということ、
*映画の中国での公開は来年末の予定だったが、盗撮などいろいろあり、
早めて夏休み時期を検討中
(あれ、前に7,8月と出ませんでしたっけ? もう、わけわからない)、
*アニタ・ムイ参加の遅れで、ベルリン映画祭は無理になるかも、
*記者会見はもっぱらアニタ・ムイのため、
*また北京での撮影はチャン・ツーイーとアンディ・ラウのシーンが主で、
*金城武はまだ日本にいること、
*北京での室内セットの撮影は今月末に終了して四川に移ること、
などでした。
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2003年12月01日(月) |
映画エッセイ②(金城武という文字について・完)●記者会は1週間延期か(十面埋伏) |
映画エッセイ②(金城武という文字について・完) 1:50
ニュースに追われて、前の部分が忘れられてしまいそうなので、
これで完結。
ちょっと辛口な終わりですが。
*********
シルビア・チャンが「君のいた永遠」を撮ったとき、
武の目を見て、心がざわめくのをどうしようもなかったという
――これは、後になって彼女自身が言った話だ。
チャンおばさんでさえざわめくのだ、
この映画を見た若い娘達がどうなるかは言えたものじゃない。
男の場合、「君のいた永遠」の武にメタメタにときめくということはありえないが、
この映画を見て、俺の話じゃないかというヤツはきっといる。
言うのもなんだが、実は僕自身、同じようなことがあった。
青春なんてものは多分、似たり寄ったりなのだ。
ある者はギターを弾き、ある者は弾かないだけ。
そのころ僕もギターを弾いていた。
一日中ギターを抱いて、ワンワン言わせてた。
父も僕に言ったものだ、
一体大学を受けるつもりがあるのか、それともギターで食ってくつもりかと。
ただし、僕は武ほど運は良くなく、レスポール型のギブソンも持たなかった。
ぼくが弾いていたのは日産のフェンダーで、それもいとこが買ってくれた中古品。
それでも得意でかき鳴らしていた。
たくさん聴きまくり、耳がどんどん慣れてったとき、
意外にも、「君のいた永遠」で武が弾いていた短いソロが、
こんなに感動的だったのかと気がついた。
*
この文章はもっと前に仕上がっているはずだった。
青春はもう忘れたかったからとか、苛酷な現実のせいとか、好きな武のためとか、
そんなことじゃあない。
問題は、数日前、友達が買ってきてくれた、新作「リターナー」だ。
武の新作は長いこと見ていなかったから、期待は大きかった。
武は脚本にうるさく、もしいい脚本がなければ、CMで稼いで
映画には出なくともかまわないと聞いてる。
とどのつまり、「リターナー」の監督は、ただ武という看板を使いたかっただけだった。
武が次に映画に出るときは、いい脚本を選ぶだけでなく、
監督もいいのを選ばなければダメなようだ。
中国人に無礼な箇所もいくつかあった。
つまり、見終えて、気分が悪かった。
そういうことが、ものを書こうという気分に影響した――本当の言い訳はこれである。
(曹操・文/E視網 2003.10.30)
記者会は1週間延期か(十面埋伏) 10:00
今回の盗撮問題、とうとう、「明星BIGSTAR」を告訴することにした、と
今のところの最新ニュースで張プロデューサーが語ったようです。
(北京青年報)
盗み撮りしただけでなく、
各メディアに売って商売しているのが違法ということですね。
記者会見の方は、アニタが9日に北京に来る予定で、
当日か、翌日開くとのこと。
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