武ニュースDiary


* このサイトはリンクフリーです。ご連絡はいりません。(下さっても結構です。^_^)
* 引用は、引用であるとわかる書き方なら、必ずしも引用元(ココ)を表示しなくても構いません。
* 携帯からのアドレスは、http://www.enpitu.ne.jp/m/v?id=23473 です。
* 下の検索窓(目次ページにもあり)からキーワードでDiaryの全記事が検索できます。
* バナーは世己さんから頂きました。
* Se inter ni estus samideanoj, kontaktu al mi. Mi elkore atendas vin, antauxdankon!


目次前の記事新しい日記


2013年12月30日(月) I See You チラ見せ

金城武と一緒にカウントダウンしよう!
ということで、エバー広告完全版の話題をテレビニュースで。
その一部らしい映像が見えます。





 中天電視


    BBS   ネタバレDiary   22:15


2013年12月29日(日) 「I SEE YOU」再び●追記

また1つ、お楽しみが。


2013年で最も力の入ったテレビCMといえば、エバー航空の「I SEE YOU」にとどめを刺す。
金城武の魅力によってロケ地である台東池上の伯朗大道まで観光ブームを巻き起こした。
エバー航空は新たな編集によって金城武の多くの未公開フィルムを、
12月31日年越しの時刻に、主要な各テレビ局で放映、
3分間の完全版を31日夜12時にYou Tubeにアップロードし、2014年を迎える。

エバー航空の13年度CM「I SEE YOU」で、金城武は旅人として人々を
台東、パリ、日本を案内して回る。
金城武旋風は話題と観光ブームを起こしただけでなく、広告賞でも認められ、
Yahooアジア地区ビッグ・アイディア賞、「動脳雑誌」の総合プロモーション賞、
および時報広告金像奨のイメージ広告賞と旅行商品広告賞銅賞を受賞した。

このCMは撮影に37日間をかけたが、
秒数の制限で多くの美しい風景をカットしなくてはならなかった。
エバー航空は監督の彭文淳に新編集を依頼、
日本の奈良、フランスのパリ、台東のほか、
彭湖、彰化、そして蘭嶼などの美景がすべて新しいCM中に現れることになった。
何國傑も音楽を3分間用に調整し、細やかで悠揚たるメロディーがやさしくストーリーを奏でる。

エバー航空の再編集「I SEE YOU」90秒CMは、12月31日、主要テレビ局で放映、
完全版である3分版はTVBSで放映し、同日深夜You Tubeでも見ることができる。
来年の元日から、エバー航空はすべての国際便でも完全版を放映、乗客に世界をお見せする。
聯合新聞網 2103.12.29


追記 完全版は公式ホームページ、Facebookにもアップするそうです。



    BBS   ネタバレDiary   18:45


2013年12月28日(土) 記者会見・補遺

「太平輪」記者会見で、紹介した記事になかった部分の補足です。

ジョン・ウーの大病とは悪性リンパ腫で、
治療してくれた三総医院とは、台湾三軍総医院のこと。
太太(タイタイ=奥さん)が台湾人だし、何かと台湾には縁が深く、
好きだとジョン・ウーが話していたわけですが、そのとき、


から私はとっくに〝看見台湾〟ですよ」
と流行りの言葉で言った

とあります。つまり、〝I See Taiwan〟ですね。(聯合報)
また、同じ記事で、


ャン・ツーイー、ソン・ヘギョ、金城武、長澤まさみ、
それにホアン・シャオミンら国際的スターたちが集まっているが、
ジョン・ウーは、スターたちは少しも驕らず、互いに尊敬し、親しくしている、
不愉快なことは起きておらず、かえって人気が出たばかりのスターの方が、
むしろ謙虚ということを知らない、と考えている。

ともあります。
最後の部分は本当にそう言ったのかな?

奥さんの牛春龍は、記者席からジョン・ウーの話を聞いていましたが、
監督がストーリーを喋りすぎそうになると、手で合図を送っていたそうです。


督は、決まり悪そうに、
「私は正直なんで、つい喋りすぎてしまうから、
女房の言うことを聞くことにしてるんですよ」(中華娯楽網)

日本語ニュースでも出ていたかも知れませんが、
ジョン・ウーは「ドクトル・ジバゴ」を見て歴史ドラマを作りたいと思ったとか。


ョン・ウーが語るには、若い頃は名作「ドクトル・ジバゴ」が好きで、
いつか中国版の叙事詩大作を撮りたい、
中国と台湾にまたがる恋愛映画をにしたいと願っていたところ、
脚本家のワン・フイリンが太平輪をとりあげたらどうかと提案、
その第一稿を読んで、引き込まれてしまったとのことだ。

「叙事詩にふさわしい題材で、登場人物は感動的だ。
3つの愛の物語は政治的背景位には関係なく、人間性に深く関わっている」
ウー監督は、中国映画のマーケットは急速に成長しており、
「太平輪」は今の中国語映画の魅力と創造力を見せるものになるだろうと考えている。

大スターたちをどのようにリードしていくかについては、
「私はさつえいのときは、俳優にあまりあれこれ言わないんです。
彼らを信頼していますし、撮影のときも彼らの状態を把握していますから、
すべて予想の範囲内です。1人1人を尊重します。
直接観客の目に触れるのは俳優です。
横に監督がいるなという感じを観客に与えたくないですから」(新浪娯楽)

最後に金城武についての言及部分。


城武は5年前に「赤壁」でジョン・ウーと一緒に仕事をしたが、
ジョン・ウーは彼をこう賞賛した。
「彼のいつまでも変わらないところは、真剣な態度と、プロ意識だ。
時には彼が意見を言って、セリフを少し変えることもある。
自分のことを演技がまだまだと思っていて、人に言ってもらいたがる。
そして進んでやり直しをする。
この映画の脚本を読んで、すぐに承諾してくれた。
台湾語を話すのが好きなんだ。映画では全編にわたって台湾語を話すところがあり、
私はまったくわからないから、ずいぶん助けてももらった」
(自由時報)


いずれも23日、あるいは24日の記事です。



    BBS   ネタバレDiary  22:00


2013年12月26日(木) 付録に武カレンダー●更新

今日の台湾りんご日報に付いたようです。いいな。
記事もありますが、後ほど。



   



んご日報は2014年10月のスターに「永遠のアジアの男神」金城武にお願いした。
40歳の彼は近年の仕事は量より質で、今年はわずか2本のCMと映画「太平輪」だけ。
だが、男神の地位は不動だ。
今年は台湾でエバー航空のCMと「太平輪」の撮影を台湾で行なった。
北部の陽明山と金瓜石、南部の墾丁、台東池上に多くの人を引き寄せることになり、
優れた台湾観光大使と言っていいだろう。
めったに台湾に帰らない彼も、あちこち仕事で行っているが、
やはり台湾の弁当が一番おいしいと言っている。
彼のカレンダーを付録として贈る。

   *  *  *

金城武はデビューそて24年、アジア全域で人気がある。
2002年からは年に1本しか映画に出演せず、
それ以外のときはたいてい台湾と日本にひっこんでいるが、
その男神、人気トップの地位は揺るがず、彼の一挙一動に人々は注目する。
今年5月、エバー航空のCM「I SEE YOU」がお目見えすると、
その魅力は全台湾を席捲、ロケ地の台東池上は観光客が激増し、
CMに登場した「金城武の木」が大人気になっただけでなく、
彼が自転車を走らせた天堂之路、伯朗大道も「金城武大道」と呼び名が変わってしまった。
金城効果のほどがわかる。

今年後半はジョン・ウー監督の大作「太平輪」の撮影に主要な力を注いでいる。
この作品はまず中国でロケが行われ、今月初め、
金城武は撮影隊と共に台湾に帰ってきた。
そして、台湾の南北を駆け回って撮影を行なっているが、
その中には陽明山、金瓜石、墾丁が含まれる。
男神が光臨すると、マスコミもファンも観光客もどっと押し寄せ、
またもや台湾観光ブームが沸き起こっている。
「太平輪」は員のところ2014年に公開の予定だが、
そのときはまたブームが起きるに違いない。

台湾に戻って映画を撮ることについて、金城武は事務所を通じ、
大変楽しい、台湾の食べ物はおいしく、朝は豆漿(ドウジャン)、焼餅(サオビン)
油條(ヨウティャオ)、蛋餅(ダンビン)が食べられるし、
昼はいろんな弁当が選べるのでとてもうれしいと言っている。
仕事であちこち行ったが、やっぱり台湾の弁当は一番おいしく、
また「太平輪」撮影隊のまかないはとてもよくやってくれると思っているそうだ。

ジョン・ウーは先日「太平輪」の台北記者会見に出席した。
会場のしつらいは国際的大作の勢いが十分だったが、
ポスターと背景のボードには「The Crossing」という英語名があるだけで、
中国語のタイトルは書かれていなかった。

先にプロデューサーの張家振が明かしたところによると、
監督は、この映画の中心は、金城武=長澤まさみ、ホアン・シャオミン=ソン・ヘギョ、
チャン・ツーイー=トン・ダーウェイの3通りの悲しい愛の物語を描くところにあると考えており、
船自体が中心ではないので、映画のタイトルの変更を考えているが、
まだ決まっていないため記者会見では「太平輪」という文字は避けたのだという。
台湾りんご日報 2013.12.26


食べる話ばっかり(^^)



    BBS   ネタバレDiary  13:10 


2013年12月24日(火) 記者会見開かる(太平輪)●記者会見詳報●更新

画「太平輪」は台湾でロケを行なって2週間になる。
監督のジョン・ウーは記者会見に登場し、出演者はみな大変プロフェッショナルで、
大スターばかりだが、大物ぶるようなことは全くないと語った。
また金城武が演技に打ち込み、海で溺れるシーンもすべて自ら演じたと賞賛した。

この作品は両岸三地と日本韓国の15人のスター、
すなわち、金城武、チャン・ツーイー、ソン・ヘギョ、長澤まさみ、黒木瞳、
ホアン・シャオミン、トン・ダーウェイ、林美秀、楊貴媚、トニー・ヤン、
高捷、秦海璐、王千源、俞飛鴻、そして林保治が集結しているが、
しかし、俳優は1人も姿を現さず、牛春龍が夫のジョン・ウーに付き添って現れただけだった。

撮影が遅れているため、撮影隊は台湾でクリスマスを過ごすことになる。
司会の黄子佼が監督に、奥さんにプレゼントを送るのですかと尋ねると、
牛春龍が夫の代わりに答えた。「いいえ、省略です」
台湾りんご日報 2013.12.23


ということだったそうです。
中央社のニュースはもうちょっと詳しいです。



ョン・ウー監督は今夜台北で映画「太平輪」の記者会見を行なった。
豪華な出演陣の話になったとき、彼は全員がプロフェッショナルで、
金城武などは海に落ちるシーンも自分で演じたと賞賛した。

ジョン・ウーの新作「太平輪」は有名な「太平輪沈没事件」を映画化したもので、撮影真っ最中。
アジア各地の大スター、金城武、チャン・ツーイー、ソン・ヘギョ、ホアン・シャオミン、
トン・ダーウェイ、長澤まさみらを結集し、ロケ地も北京、上海、台北、墾丁に及ぶ。
現在は台湾で約2週間の撮影を行なったところだ。
台湾の俳優、林美秀、楊貴媚らも出演する。

大スターたちとの仕事の話になったとき、ジョン・ウーは、
「大物ぶる物など誰もいない、みな謙虚で丁寧で、不愉快なことなど起きていない」
と大いに賞賛した。

また、金城武は脚本を見て、これは辞退できないと感じ、
「この役を喜んでいる、彼は恋愛を演じたがっているんだ」と言った。
特に、この作品では彼はずっと台湾語を話すが、監督は台湾語が全くできないので、
よく助けてもらっているとのこと。
また、普通の演技だけでなく、船が転覆し、海に落ちたりといった大変な演技も、
すべて自分で行ない、非常に役になりきっていると語った。

チャン・ツーイーについては、この脚本を3年間やりたいと思い続けてきたと、
役を非常に気に入っている、
「彼女はこの映画によって、より力が発揮できると考え、
とにかくやりたいと思っていた」と語った。
下層の女性を演じるが、この役にぴったりでもあり、その演技はきっと涙を誘うだろうと言う。

ソン・ヘギョは非常に恵まれた富豪の令嬢役だ。
ジョン・ウーは、彼女は富豪の娘の雰囲気を持っていると考えている。
最後に人生と真実の愛を理解する。
「とてもよく役に合っていると思う。
3年前にこの脚本の構想を開始したとき、すぐ彼女をこの役にと決めていた。
映画では全て中国語だが、非常に努力して勉強した。
『一代宗師』よりセリフは多いよ」

ただ、なぜ林美秀を起用したかという問いには、
妻ともども彼女の大ファンだからだと笑って答えた。
林美秀のCMを見かけるたびに嬉しくなるという。
「彼女は簡単な一言のセリフ、ちょっとした仕草でも手を抜かないだけでなく、
いろいろと面白くできるし、楽しい気分にしてくれる。
見ると親しみを感じるんだ」
聯合新聞網 2013.12.23


中央社から先日の長澤まさみとの演技中の写真が1枚。
なかなか様になってますよね。


   
     




記者会見詳報  17:00

一日経って、各紙、より詳しい報道がいっせいに出ています。
写真もいろいろと。

中から、まずは長くて写真も大きく見られる、新華網に出たものを。
各紙比べているのですが、どこがオリジナルかわかりにくいものが
結構ありますので、読んだ場所にリンクを張ります。



際的大監督ジョン・ウーの、
「赤壁」から4年後になる最新戦争パニック対策「太平輪」は、
歴史上有名な「太平輪沈没事件」の映画化である。
今回、彼は長年一緒に仕事をしてきたプロデューサーの張家振と再び手を組み、
また「タイタニック」を手がけたハリウッドのCGチームに依頼をし、
中国香港日本韓国の14大演技派スタ――金城武、チャン・ツーイー、
ソン・ヘギョ、ホアン・シャオミン、トン・ダーウェイ、長澤まさみ、秦海璐、
王千源、俞飛鴻、黒木瞳、林保治、楊貴媚、林美秀、それに高捷を結集した。

12月23日、忙しい撮影の中、
ジョン・ウーは「太平輪」台湾記者会のために時間を作って出席、
現場のマスコミに「太平輪」製作について心情と、台湾での撮影の感想を語った。
同時に金城武と長澤まさみの2枚のスチールを含む写真を公開した。
ジョン・ウー監督は、
「台湾のマスコミの皆さんのお気遣いに心から感謝します。
私は38年間、台湾女性の夫である他、2年あまり前、重病を患ったときには、
台湾の三総病院が厚く手当をしてくれたおかげで、順調に快復しました。
ですから、台湾に対しては深い感情があるだけでなく、感動もしています。
今回台湾での撮影は順調に進んでいます。
天気は変わりやすいですが、じっと我慢すればいいのです。
私たちは待つことを恐れません。なぜなら台湾のロケ地が大変気に入っていますし、
俳優達もみな台湾のおいしい食事が大好きです。
だから私は台湾が本当に好きなんです!」

ウー監督、作品制作の初心を初めて語る
船沈没シーンで金城武、スタントを使わず自ら演じる


記者会見の席で、ウー監督は太平輪のストーリーについて触れたとき、こう語った。
「私は史詩作品を、そして大陸と台湾にまたがる心のドラマを撮りたいと
ずっと思っていました。
太平輪には感動的な話がたくさんあります。
「赤壁」撮影のときに、たまたま王蕙玲(ワン・フイリン)に会ったら、
この映画の構想を話してくれたのです。
第一稿を読んで夢中になってしまいました。
歴史的物語だけでなく、脚本中の人物も非常に生き生きとしていました。
この映画は〝変化の激しい時代ほど、愛の偉大さが明らかになる〟ということがテーマです。
時代背景の他、人々が愛を守り忠実であったことを語っています」

トップスター達との仕事については、こう語った。
「金城武、チャン・ツーイー、ソン・ヘギョ、ホアン・シャオミン、
トン・ダーウェイ、長澤まさみはいずれも非常に仕事熱心で謙虚です。
だから撮影中は大変順調で、楽しい仕事です」
ウー監督は、特にチャン・ツーイートソン・ヘギョの2人の女優の役について述べ、
1人は社会の下層階級、1人は恵まれた富豪の家の女性であり、
どちらもこの物語の中で真実の愛に目ざめる。
ツーイーは演技者としてのキャリアの中で、より大きな挑戦をしたいと願っている。
また、3年前に出演が決まっていたソン・ヘギョは、富家の女性の雰囲気が非常にある。
長澤まさみは爽やかで上品な役。
作中登場する女性達はみな、尊敬すべき勇気と愛への犠牲を見せる。

金城武については、これは断れないと引き受けてくれた、
船沈没の水のシーンが多いが、自ら演じ、スタントを使わなかったので、
大変感動したという。
この映画の中の彼の物語は非常に感動的で、恋愛あり、
さらには流ちょうな台湾語を披露する。
ホアン・シャオミンとトン・ダーウェイも突き抜ける演技を見せているそうだ。

7月に正式に撮影を開始した「太平輪」だが、撮影の舞台は北京、上海、
そして台湾が3番目の主要な舞台となる。
三実ジョン・ウー率いる出演者達が台湾に到着、ロケを行っている。
陽明山に立てられた日本式の古い家屋は作中の重要な舞台の1つだ。
台湾で歴史的なことが起きるだけでなく、
現実にもジョン・ウーは昔、台湾で仕事をしていた時期があるのだ。
当時「男たちの挽歌」は西門町で撮影されている。
その場所はこれほど時間が経っても決して忘れることはないと語っている。
南部での撮影では墾丁の住民たちの熱烈な支持を受け、
家に帰ってきたようだと思わせたほどだったという。

以前台湾で撮影をしたことのある監督は、
台湾の風物に対し好感と深い印象を抱いている。
その上、妻は台湾人。たとえ長年ハリウッドと中国で映画を撮っていても、
いつか機会があったら、台湾に戻って撮影をしたいと強く願い続けていた。
そして「太平輪」という、この戦争パニック大作で監督の長年の夢を実現し、
監督は大きな喜びと感動を語った。
現在撮影隊は既に2週間の撮影を台湾で行ったが、山の天気が変わりやすく、
強い寒気にもぶつかった。
しかしマスコミが強い関心を持っている撮影の進行状況については、
最初のスケジュール通り進めており、かなり順調だという。
今のところ、年内に台湾での撮影部分を終わらせることができるだろうという。

金城武と長澤まさみのスチール公開される
陽明山のススキの原がラブストーリー誕生の地に


今日の記者会見の席上、はじめてスチールと撮影現場の写真が公に公開された。
いずれも陽明山での写真で、山上のススキはこの映画の大変重要な要素の1つである。
果てしなくうねるススキの中こそ、多くのラブストーリーが誕生する舞台なのだ。
金城武と長澤まさみの劇中の姿も一緒に初めて公開された。
写真の中の学生服姿の金城武は若く、愁いに満ちて見える。長澤まさみは穏やかで清純だ。
空もススキは果てしなく広が留中を、台湾の男である厳澤坤(金城武)が
日本の娘志村雅子(長澤まさみ)の手を引いて歩いている。
あたかも世界には彼ら2人しか残っていないかのようだ。

雅子は厳澤坤を見つめ、その目はどこへ連れていかれようとしているのか、
ある疑問が見えるが、それよりもこの男への信頼のほうが強い。
厳澤坤の眉間にはひとすじの愁いが見えるが、表情は落ち着いている。
日本統治時代の台湾であっても、台湾の青年と日本の娘の恋には
やはり多くの障害と先の見えなさがあった。
果てしない秋草の中、2人の愛の将来はいったいどこにあるのだろうか?

別の1枚のスチールで、長澤まさみは白いワンピースを着て
長髪が肩にかかり、清純さが心を打つ。
彼女は自分のピアノ部屋で、部屋にある何枚かの〝ススキ〟の絵を見ている。

ジョン・ウー監督はわざわざ台湾の陽明山をロケ地に選んだ。
めざすところは、白い花をつけたススキであり、遥か向こうには大海が広がる。
ここにいると、まるで時が流れ、歴史、愛、1人1人の物語が
目の前をかすめていくような感覚にとらわれる。
監督はこのとき、そこに立って何を考えているのだろう?
長い間に撮ってきた映画のことだろうか?
それともこれから語ろうと思っている物語だろうか?
あるいはまた作中の主人公達の境遇に心打たれているのだろうか?
孤独にそこにたたずむウー監督は、病魔との闘いの後、
命についてもいろいろと考えるようになった。
彼が向き直って私たちの中にやってきたとき、
きっと素晴らしい感動的な物語を携えてくるに違いない!

また別の写真では、カメラマンの趙非(右)と元気いっぱい論を闘わせている。
趙非は台湾で最も有名な映画撮影技師の1人で、
第五世代の監督、チャン・イーモウ、チャン・ウェン、フォン・シャオガン、
チェン・カイコー、田壮壮らと仕事をしたこともある。
今回はジョン・ウーとの初めての仕事でもある。
新華娯楽 2013.12.24


ETtodayの記事   22:50

以後、前の記事とほとんど同じ記述の部分は略します。


(前略)
ョン・ウーは23日、台湾のマスコミとの会見を持ち、撮影のエピソードを語った。
そして、少なからぬ出演者が今までにない演技を見せたが、
中でも金城武は初めての台湾語での演技で、
香港出身のジョン・ウーは、
「彼がたとえ現場で私を罵っていても、私は全然わからないんだよ」と冗談を言う。

記者会の席で初めて金城武と長澤まさみの劇中写真が公開された。
日本の学生服姿の金城武は、若く憂いを持っているように見える。
長澤まさみについては、監督は「さわやかで清純」と形容した。
金城武は日本統治時代の台湾の学生を演じるので、
作中のせりふは全て台湾語を話す。
ジョン・ウーは「彼は台湾語を話すのが好きなので、とてものびのびやっているし、
私もとても助けられている」と笑った。

また、韓国の女優ソン・ヘギョが富豪の令嬢役であることも明らかにした。
「セリフは『一代宗師』よりは絶対多いよ!」
が、ソン・ヘギョの中国語はどうかという質問に、ジョン・ウーは3秒考えた後答えた。
「うん……とても進歩したよ!」
チャン・ツーイーついては、この作品の脚本を読み、
自ら積極的にやりたいと、出演のチャンスを希望してきたという。
映画では下層の女性を演じるが、過去によく演じてきたいい家の女性とは非常に違っている。

「太平輪」は、ジョン・ウーにとって初めての戦争パニック映画である。
「戦争」と「災害」はこの映画の一番のセールスポイントであり、見どころであるが、
この映画の本質はやはりロマンティックな恋愛映画であり、
「政治とは無関係、人間とその心にのみ関わりがある」と、ジョン・ウーは言う。(後略)
ETtoday 2013.12.24



   BBS   ネタバレDiary   0:50


2013年12月21日(土) 金馬奨50周年展

先日ちょっと触れた金馬奨50周年記念の展覧会が11月に開かれました。
そこを訪れたファンが撮ってくれた写真を、以下に収めました。

ぜひ日本のファンの人にも観てほしいとのことです。
近かったら、行ってみたかったです。

下の写真からどうぞ!


   



   BBS   ネタバレDiary  18:00



2013年12月18日(水) 台湾語の台詞も●追記

台湾のりんご日報の記事です。
正面からの学生姿。登場♪(りんごへのリンクからどうぞ)
雨が続いて撮影が進まないようですね。



ョン・ウーの新作「太平輪」は、このところ台北の陽明山でロケをしている。
本紙は現場で「總舖師――メインシェフへの道」で「水脚A」を演じた陳竹昇を見かけた。
俳優として出演しているのだと思い、尋ねてみると、
彼は台湾語の指導に当たっており、金城武、トニー・ヤン、林美秀らが
より流ちょうに話せるよう、助ける役なのだという。

「太平輪」は雨で撮影中断

この映画は日本統治時代である1949年の台湾が出てくる。
金城武、トニー・ヤン、林美秀、高捷、楊貴媚らはみな、
作中台湾人の役なので、台詞にも台湾語が混じる。
陳竹昇は本紙の質問に答え、役者たちは実は台湾語は上手なのだが、
脚本が中国語で書かれているので、その翻訳と文法の修正、
それにそばで俳優達が話すとき、正確であるよう助けるのが主な役目なのだと話した。
金城武は台湾語はどう? と聞くと、彼は、
「彼はもともと喋れるんだ。あれこれしゃべらない契約だから、話せないよ」
とのみ答えた。

現場のスタッフは金城武が台湾語をとても流ちょうに喋るのを不思議がっていたが、
実は彼は台北萬華の生まれで、母親が台湾人、
学校に行っていた頃はずっと台湾にいたのである。
一緒に仕事をしたことのある人が、彼は普段は台湾語で話していると言っている。
昨日は小雨がやまなかったため、
監督はこの機会を利用して他の場所の風景の撮影を行った。
りんご日報 2013.12.18


追記  23:10

記事の中に、1949年の日本統治時代、という言葉があるのに気が付きましたか?
この記事のコメント欄にも、「初歩的なミスをして」というのがありましたが、
その後で、「日本が台湾を放棄したのはサンフランシスコ条約発効の1952年だから、
これでいいのだ」と別の人がコメントしていました。

1945年には国民党が上陸を開始し、日本軍は撤退していますが、
国民党が政府を樹立したのは1949年12月、
長澤まさみは夏服だから、その年の夏ということでしょうか。
講和条約は1951年締結で、台湾の領有権を放棄することが決められ、
翌年発効したので、おそらく立場によって、いろいろ解釈もあるのだと思いますが、
少なくともケアレスミスレベルの間違いではないわけですね。

そういう時代、ウー監督が一体どのように描こうとしているのかは興味津々です。

ちなみに、金城武が台湾語が上手なのは前から知られていることで、
ニュースになるのか、この記者は知らな過ぎ、というコメントも複数ありました。



   BBS   ネタバレDiary   12:50


2013年12月15日(日) 黒木瞳も台湾に(太平輪)

黒木瞳が撮影参加のため、台湾を訪れたそうで、
それに関する記事も出ました。
当然、「ゴールデンボウル」の話が入ります。



際的大監督ジョン・ウーが台湾で新作「太平輪」を撮影中だ。
昨日は、53歳の日本のベテラン女優黒木瞳が撮影に加わった。
黒木瞳はかつて11年前に、主演の金城武とドラマ「ゴールデンボウル」で、
年上の恋人を演じたが、なんと今回彼女が演じるのは金城武の目上の人間、
ヒロイン長澤まさみの母親役で、歳月の厳しさを感じずにはいられない。

11年前、大帥哥、金城武と黒木瞳は、日本のドラマ「ゴールデンボウル」で
妙技を見せ、また年上女性と年下男性の恋を演じた。
このとき、金城武は28歳、だが黒木瞳は既に41歳で、
13歳の年齢差があったが、この組み合わせは自然だった。
それが今、ジョン・ウーの「太平輪」で再び共演することになるとは。

金城武の恋愛の相手は若い長澤まさみであり、かつての恋人黒木瞳は長澤の母親役、
つまり金城武の姑で、あまりの違いにため息が出る。
黒木瞳は10何前、ホラー映画の宣伝で台湾に来たことがあり、
ファンは熱狂した。
気品とセクシーさを兼ね備えた黒木は、
日本のネット投票で美魔女の1位に選ばれている。

今回の台湾での新作撮影では、13日早朝、陽明山冷水坑に姿を見せたが、
天気に恵まれず、山頂は霧のため撮影ができなかった。
黒木瞳はその日ほとんど休憩用のテントの中で過ごし、姿を見せなかった。
それでもこの日本の最も美しいおばさんが、10年の時を経て、
金城武と作中どのような火花を散らすのか、大変興味あるところである。
東森新聞 2013.12.14


私も楽しみです。



   BBS   ネタバレDiary 1:30


2013年12月14日(土) 陽明山での撮影(太平輪)●東森新聞、りんご日報

11、12日のニュース続き


、陽明山に行けば、大帥哥の金城武とばったり出あうチャンスがある。
彼は国際的大監督ジョン・ウーの新作「太平輪」に出演中なのだ。
その舞台の一つが陽明山の冷水坑である。
昨日から、金城武と日本の女優長澤まさみは、
9度という寒さのススキの草原で愛を語っている。
午前に東森新聞も2人の撮影中の姿をキャッチ、
金城武は日本統治時代の軍服、長澤まさみは白い半そでのワンピースを着ていた。
2人の他、大陸の二枚目ホアン・シャオミン、金馬奨最優秀女優チャン・ツーイー、
それに韓国の女優ソン・ヘギョも、次々撮影に加わる。
超強力キャストと言っていいだろう。

門口で行ったり来たり走っているのを良く見れば、大帥哥の金城武ではないか?
東森のカメラは、ジョン・ウーの新作出演中の彼をキャッチした。
軍帽をかぶり、黒い上着を着て、白の洋服を身につけている。
40を超えたといえど、かっこよさは変わらず、身辺には当然美女が欠かせない。
草原の別のシーンで、金城武は長澤まさみの手を引いて、走り、戯れており、
恋愛のシーンのようである。
長澤まさみは半袖のワンピース姿で、寒風の中、輝くような笑顔を見せているが、
口元はやや震えているようである。
というのも撮影現場は陽明山冷水坑の頂上で、風が非常に強く、気温はわずか9度、
かたわらのスタッフを見ると、ダウンかウインドブレーカーの出で立ち、
ジョン・ウー監督さえ厚い綿入れを着こんでいるのだから。

木造家屋に竹の垣根のこの2階建ての屋敷は、日本統治時代の台湾を再現したもので、
長澤まさみは日本軍と共に台湾にやってきた財閥の令嬢役、
ここで台湾の医学生、金城武と出あい、物語はまさにそこから語り起こされる。
金城武、長澤まさみのほか、ホアン・シャオミン、チャン・ツーイー、韓国のソン・ヘギョも
次々と撮影に入る。超強力キャストと言っていい。

もちろん撮影現場も世界レベルで、撮影現場から200メートルのところには見張りが1人、
時折無線で状況を報告している。
撮影場所から100メートルのところには10数人の保安要員が人垣を作り、
指揮棒を掲げて交通整理に当たっている。
見知らぬ人間が近づくや、保安要員は飛んでいって追い払う。
検問は厳重で、映画の中身が外に漏れないようにしているのだ。
しかし、現場には遮蔽物がないので、少なからぬ登山客がそこを通りかかって立ち止まり、
金城武ら大スターと目を合わせるチャンスもある。
東森新聞 2103.12.11)


ョン・ウーの新作「太平輪」は14.5億台湾元をかけた大作である。
撮影隊は昨日、陽明山で、金城武と日本の長澤まさみのシーンの続きを撮った。
気温は6度しかなく、金城武は寒さのあまり、カットがかかると、
すぐに手を猛烈に擦り合わせて温め、鼻をこする。
長澤まさみはもっと大変で、ワンピースが薄いものだから、
ひとたび寒風が吹くと、お尻の形が丸見えだ。
幸い2人は手をつないだりふざけあったりで、ヒートアップ。
100名を超える全スタッフの中でも長澤が一番薄着であったが、笑顔も一番であった。

「太平輪」はここ10年、台湾で撮影された映画の中でも、
最強のスターの顔触れで、注目を集めている。
しかし撮影班も、俳優の演技中の姿が面に出されないよう気をつけており、
金城武、長澤まさみ、そして監督のジョン・ウーがテントを出るときには、
撮影隊の車が出口に横付けし、かつ2、3人が傘をさしかけて、見えないように遮るのだ。

昨日の朝6時、金城武と長澤まさみらは次々と身支度を終え、
ホテルを出て陽明山へ出発した。
昼前には、既に数社のマスコミが現場に入り込み、
さらに台湾、香港、中国、日本、韓国など各国のスタッフが行ったり来たりしている。

長澤まさみはリハーサルで、金城武と談笑していた。
本番では、ロマンチックに彼に手を惹かれ、ススキの原をゆっくり歩きながら、
春風のような満面の笑顔はさらに甘やかだ。
この笑顔は演技の中のことと思っていたら、なんとカットがかかるたび、
金城武は普段のまじめな顔に戻るのに、長澤はずっと楽しそうに笑っているのだ。
休憩用のテントから出て、山道をロケ現場に歩く途中も、ほとんど笑顔を絶やさない。

気温はひどく低く、カットの声がかかって、フィルムチェックや
カメラ位置の移動などのちょっとした合間、
長澤はいつもスタッフにコートを着せかけてもらっていたが、
金城武は薄いコートの衣装のせいか、全部撮り終わってから
やっとアシスタントがコートをかけていた。
彼がカメラに映らないときはしょっちゅう手を猛烈にこすりあわせ、
頬をふくらませて息を吹きかけているのも無理はない。
一度などは体が冷え過ぎてかがみこんでしまったのが、可愛かった。
(ちょっとちょっと、私の武は寒がりなんだ!)
記者は合間をつかまえて彼に、長いこと台湾での撮影がなかったが、
今回の感想はどうかと聞いてみたが、彼は寒さのため車に急いで乗ろうとしたようで、
答える暇がなかった。

昼食後、2人は再び撮影、金城武が日本家屋から出てきて傍らに身を隠したので、
長澤まさみはすぐ見つけられず、大声で彼の名を呼ぶ感動的なシーンだ。
このほか、香港の林保怡も昨日同じ場所に現れた。
彼はにこにこしながら、「寒いねえ、でも台湾で撮影ができるのはとても嬉しい。
今回は1日だけで、明日は帰る。月末にまた来るよ」と言った。

撮影班は公園管理所から広いススキの野原を1カ月も借り上げており、
近くの駐車場にコンテナと、出演者とスタッフの休憩用にテントを設置した。
さらに発電機を使ってテント内を暖房している。
テントは撮影する野原と日本家屋からは300メートル足らずなのだが、
ジョン・ウー、金城武、長澤まさみは専属のキャンピングカーで送り迎えをしている。
そしてまずそれぞれのスタンドインを使ってライティングを済ませてから、
役者の登場となるのである。

リュック・ベッソンが台湾でロケした際の混乱に比べ、
「太平輪」の撮影隊はマスコミの来訪に対し、
節度と撮影への過度な接近をしないよう求め、
決して荒々しく追い払うことはなく、友好的な関係を維持している。
情義に厚いジョン・ウーの撮影隊は、お湯としょうが湯を提供してくれているが、
いかんせん、何にもないところでどうにもしようがなく、ある記者などは凍えて空腹のあまり、
家族の熱い麺を山まで持ってきてもらうという面白い風景まで出現していた。
台湾りんご日報 2013.12.12


   BBS   ネタバレDiary  23:50


2013年12月12日(木) 陽明山での撮影(太平輪)●中国時報

昨日から今日にかけて、どーっと記事が出ましたね。
写真もけっこうたくさん。

金馬奨50周年展に行った方から素敵な写真もいただいたし、
今日、早く帰れたら、久しぶりにがんばってみようと思います。

とにかく印象に残るのは、ひたすら寒がっている金城さん。
まあ、6度で薄着ではわかりますが。


(更新)
まず一番短いのから……


ョン・ウー監督率いる「太平輪」撮影隊が台湾にやってきた。11日、2日目の撮影を行なった。
フランスのリュック・米孫監督が先日来台し、パパラッチに悩まされたが、
ジョン・ウーとチームはまず充分に手を打って、昨日21日に記者会見を開くと発表。
ジョン・ウーもマスコミに対し、こう談話を出した。
「台湾のマスコミのみなさん、大変申し訳ありませんが、
私たちにより多くのスペースを与えて下さい、
そして撮影が順調に行くようにご協力ください」

ところが、チームの人間が明かしたところによると、それでもマスコミは封鎖ラインを突破して、
近くで写真を撮ろうとしたという。
「不愉快なことは何も起こりませんでしたが」
とはいえ、マスコミが十分自制してくれ、互いを尊重しながら、
それぞれの仕事をやりとげたいと願っている。

撮影隊は昨日陽明山で、撮影を急いだ。
金城武と長澤まさみは6℃の寒風の中を、ヒ―トテックに薄い衣装を着ただけで、
草むらでの撮影を行なった。
しかし長澤まさみは大変機嫌よく、たびたび中国語で冗談を言っていた。
体は冷えて震えているのに、口では「暑い~!」と叫び、
周りの者たちはその明るい気分が移ってしまう。
金城武はといえば、その無口ぶりは変わらず、良い演技をすることに専念して、
決して言葉数は多くない。

10日、陽明山では雨が降り、撮影はやや遅れたが、昨日は寒いけれども雨はなく、順調だった。
金城武、長澤まさみのほか、ホアン・シャオミンも(台湾で)別の映画を撮影中であり、
チャン・ズーイー、トン・ダーウェイ、ソン・ヘギョらもまもなく台湾にやってくる。
「太平輪」は台湾で1カ月余り撮影後、北京に戻り、最終段階の撮影に入る予定。
中国時報 2013.12.12


   BBS   ネタバレDiary  23:30


前の記事あさかぜ |MAIL

My追加