 |
 |
■■■
■■
■ 女医の判断/わたしのストールはどこ?
夢の中で、病院にいた。眼鏡をかけた、ショートカットの女医さん(40代~50代?)が、黒い写真のようなものを掲げて説明してくれる。「腎臓の機能は確かに低下しているけれど、病気とかじゃないわね。不摂生が原因よ」と言われる(これはたぶん、最近現実で気になっているから夢に出てきたのだろう)。
べつな夢で、わたしは電車に乗っていた。深い紺色のコートに身を包み、うつらうつらしていた。電車はベージュと紺色の、快速列車だ。ボックス席のシートも紺色。外は寒そうだけれど、暖房はすこしあつい。窓にうつっているわたしは、頬が赤くなり、ぼーっとしている。
しばらくして電車がとまったので、わたしはホームにおりた。温度差に、ひゃあっ、と身を縮める。首がとくに寒い。朝は防寒してきたはずだが..あ! ストールを忘れた!! 寒いはずだ、まだ座席に残ってるだろうか。わたしはまだとまっていた列車にとびこみ、先程自分が座っていたあたりを眺めるが、ない。? 記憶を探るが、思いつかない。
電車を降りる。と、窓枠にひっかかっているベージュの長い布が目に入った。あれだ! とひったくる。が、手にとると、微妙に手触りが違う気がする。落胆したが、そばのベンチにおく。体を回転させた時、視界にもうひとつベージュの布があることにきづく。よく見るとはじが車輪にからんでいる。わたしはなんとかそれをとろうと身を乗り出す。サラリーマン風のひとや、フリーター風のひとが、ばっとわたしに近づき、危ないからやめろというようなことを言っている。わたしはかまわず手を伸ばし、そのストールをとる。
その瞬間、電車が発車した。手元にストールが残り、わたしはしりもちをついた。周囲のひとたちが、口々に大丈夫か、とか無茶をするもんじゃない、とか言っている。が、わたしはそのストールも、微妙に自分のものとデザインが違うことにきづいてしまう。わたしのストールはどこだー? と思うが、とりあえずふたつのストールをもって、改札のほうに向かった。
2002年02月28日(木)
|
|
 |