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夢のなかで。金髪に緑の目の白人女性になっていた。そして広くどっしりした家に住んでいた。夫は奥で、仕事の話をしているらしい。退屈なので外に出る。路地裏には、眼鏡をかけ、銀色の服を着た少年がいた。「ちいさいこが、夜にこのあたりは危ないんじゃないの」とけだるく呟くと、その子は利発そうな顔で「そんなことないよ。なれてるもん」と言う。
ふらりとマーケットに行き、色とりどりの商品をぼんやり眺めながら歩く。ベーカリーで働いている、皺は深いが水色の目がきれいな老婆が、笑顔でちいさなロールケーキを手渡してくれる。「今日は買わないんだけど」と言うが、「お得意様だからね。また明日待ってるよ」と言われる。
口のなかで淡く溶ける感じを楽しみながら帰宅。夫は大きなベッドに寝転がっており、わたしを見ると起き上がり、手招きする。わたしはコートを着たまま隣に座り、「休憩?」と尋ねる。夫は首をふり、「いや、今日はもう終わり。遅くなって悪かったが、ステーキを食べに行こう」という。わたしは(こんな時間にステーキ……?)と唖然とするが、「悪いけど、駄目」と断る。「ショドー(書道)のクラスがはじまってしまうから。道具を準備しないと」わたしは立ち上がり、クロゼットに向かう。
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たまにこういうストーリーのありそうな場面を見る。それだけでもけっこう楽しいが、今回登場人物がほとんど外人だったのに、夫は夫のままだったのが(しかも浮いていなかったのが)面白かった。
2010年04月27日(火)
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