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物件探し ② <二階のテナント> - 2011年01月20日(木)

先日の続きであるが、これまで新規開業に於いて手掛けて来たお店の殆どは1階のテナント。新規ではないケースに於いても南青山のお店1軒のみで、ここはリニューアルだったので条件的にはちょっと違ってくる。

実際に2階でも、地下でも流行っている店は結構ある訳で、一概にそれらがダメということではない。大切なのはその物件自体の立地であったり、どういう経路で導入出来るのかをしっかりと見極めた上での決定が望ましい。

かなり前から物件探しをしている方から2階だけど紹介を受けたとの連絡が入った。都内某所だけど、以前同じエリアで探していた方がいて、何度かリサーチをした経験があるので大凡の見当はついた。確かに飲食街ではあるが、どちらかというとスナックやカラオケ屋さんとかが多い場所で、純然たる日本蕎麦屋が出店するようなところではないという印象。

しかも、2階だし、更には雑居ビルで2階に上がるには外階段ではなく、一旦建物の中に入ってから奥にあるエレベーターか階段を使うことになる。集客力のある建物には違いないが、やろうとしている業種と建物自体のイメージのギャップが多過ぎるような気がするということを伝えた。

これが単独の外階段で、且つ商店街からこの歓楽街に入る手前辺りだったら面白そうかなと思ったが、家賃も決して安くはないし、避けた方が良いのではと思っている。

例えば非常に集客力のある商業施設があったとする。土日は駐車場に入り切れない車が行列を作っているくらいの人気施設。そこに物件が出て来たのだが、どん詰まりの一番奥に位置し、客が回遊する可能性の低い場所。確かに人気の商業施設には違いないけど、こんな奥のどん詰まりの場所に果たして客が来るのか?

まあ、店に魅力があれば決して無理ではないのだが、こういう施設は家賃や管理費も高く、おまけに営業時間や定休日は勝手に決められないというのが決まり。施設自体は素晴らしくても、もっと突っ込んで考えた場合には避けた方がいいという結論になることもあるということ。

これも同じようなケースが実際にあったのだが、やめさせて正解だったと思っている。

話しを二階のテナントに戻すと、先日の日記にも綴ったように、立地が良ければ誰でもやれるかというと決してそうではない。経営者のセンスや力量がものを言う。物件探しに於いていつも気に掛けていることは、こういう立地条件だけではなく、やはり経営者そのもののレベルなのである。


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予約に関して・・・ - 2011年01月19日(水)

手掛けたお店の中では席のみの予約を受け付けていないところもある。

その理由はいろいろとあるのだが、大箱ならいざ知らず、15席前後の小さなお店では予約の時間前から一卓を空けておくというのは非常に厳しい。例えば8時からの予約があったとしたら1時間前くらいからそこを空けておかなければならないし、口開けからの予約と違って結構非効率になる。

こういったケースの時は、お食事だけの場合は8時からの予約の旨を伝え、それを了承してもらってからご案内するようにしているが、実際のところは混み具合やメニューの入り具合で咄嗟に判断することが出来ない場合もある。そうなると他が埋まっている場合は7時過ぎてご来店したお客様にはお断りするしかない。

しかも、8時からの予約なのにその時間に来ない・・・というケースもこれまでに多々あった。客側からすれば席を押さえているのでいつ行っても大丈夫という気持ちがあるし、中には1時間近くも遅れて来る場合もあった。予約の際には携帯電話等の連絡先を聞くようにはしているが、それでも連絡が付かなかったりすると7時過ぎから一卓だけが死に席となってしまう。

酷い時には8人での予約があり、今から行くというので席を空けていたが一向にやって来ないということもあった。こういう例は稀ではあるが、小さなお店でこういうことが起こると本当に困ってしまう。

そんな理由等で席のみの予約を受けていないところも多いのだが、客側からしたらそこまで深くは考えていないだろうし、ある意味我侭な部分が働いてしまうということになるんだろうな。

予約に関して驚いたことがある。

偶々見ていたブログに立飲み酒場に予約を入れた客がいたと書かれていたが、どうしても入りたかったんだろうけど、それはちょっと非常識かなとも思った。更にはマナーも守らず、周囲に迷惑をかける立ち振る舞いをしまくったらしい。


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軸がブレ過ぎ!!! - 2011年01月18日(火)

素人さんがまともな勉強も修業もせずに開業するとこうなるということか・・・?

勿論、うちが手掛けたお店のことではないのだが、偶々見つけたブログを見ていて大丈夫なのかな・・・と心配になった。このブログを知ったのはまだ開業前の準備段階で、そこから試行錯誤しながら開店を迎え、そして現在に至っているものなのだが、軸がブレ過ぎていることが気になってしょうがない。

定休日、営業時間、メニュー、コンセプト・・・と、ありとあらゆることを弄り捲っている。

まあ確かに素人が商売を始めたのだから不安で仕方がないのは分かるが、一日ダメなら直ぐに何かを変えたり、変えようかと悩んでいる状況がブログに書かれている。実際にこれまで手掛けて来たお店の方の中でも、ここまでではないものの何かあると直ぐに変えたがる人がいた。

変えなければどうしようもないことは仕方がないが、基本的にはそうじゃないものに関しては変えないようにアドバイスをする。時には変えようとしていることを無理矢理やめさせることもある。

では、何故そうするのか・・・?

変えることは簡単である。そう、何かあればその都度変えることによって瞬間的に自分自身の不安は払拭されることになる。しかし、それが癖になり、何でもかんでも変えたくなってしまう。つまり、変えなければ自分自身を維持出来なくなってしまうのである。

変えることによって現状を打破出来る。

そう思い込んでいるので簡単にそうしてしまうのだが、その愚かさに気付いた時にはスタート時のコンセプトから全く掛け離れた店になっているということ。誰しも開業前にはしっかりと時間を掛けていろいろなことを煮詰め、それを具現化しようと努力をするだろう。

しかし、商売は山あり谷ありの厳しい世界。それと大なり小なりと毎日いろいろなことが起こるのも商売。それらを適格にジャッジし、本当に変えるべきことなのか、様子を見て検討すべきことなのか、将又変える必要はないものなのををきちんと見極めなければならない。

前記ブログの主も迷いに迷いながら日々商売をしていることだろうと思う。

遡って見ても何処かで修業をしたわけではなさそうだし、これから先も何かある度にいろいろ弄りまくるのだろうなと、他人事ながら心配にもなったのである。


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