酸性
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木曜日付けの朝日新聞の三谷幸喜氏のエッセイでビリーワイルダーのコトが書かれておりました。そこにおぉっと思う事が書いてありました。
三谷氏は幼少の頃、気に入ったテレビ番組(あるいはテレビで放映された映画)をテープレコーダーで録音してたそうです。きゃ〜私もやってたやってた!
生まれた時からミニコンポとかビデオデッキがある世代の人はビックリするかも知れませんが、我が家にテープレコーダーがやって来たのは私が5歳の時。ダブルデッキではなくて、テープに外部の音を直接録音するやつ。講義なんかを録音するタイプと同じね。
あの頃録音してたものといえば、志村けんのモノマネしてる自分の声とか、アニメの主題歌とか。アニメの主題歌はテレビの前にレコーダーを置いて直接録音するのよ。三谷氏もおっしゃっていたけど、そういうときに限って家族がしゃべるのね。私も母に怒られた後、何故か泣きながら魔法使いサリーの主題歌を録音してたら「もうっあんたはねぇ〜!」みたいな、まだ怒り心頭の母の声が入っちゃったり。
あとよくやるのは、ディスクジョッキーごっこでしょうね。うんうん。これは兄もやっていたよ。(たまごもやってたよね)
あの頃のテープってまだあるのかな?持っているとすれば兄が持ってる筈。んーーーー気になるぞ。
兄はビートたけしのオールナイトニッポンを録音したテープを今だ持っていて、聞かせてもらったんだけど、話題がなんとロス五輪。私が中二の時のだよ。16年前。ぎゃ〜。驚いたのは今聞いても超面白かったこと。
あの頃…まぁあれはあれで楽しかったな。
う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜生牡蠣が食べたいです。
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昨日の続きですが、髪を切った次の週、またヴィダルサスーンへ髪を染めに行ったんですわ。
毛染め(イマドキこんな風に言わないか。カラーリング?)の先生とカットの先生というのは別なのです。カットの先生は「3種類くらいの茶色でところどころ染めたい」なんて言っていたから良いかなって思っていたのにどうやらカラーリングの先生にはその意向は伝わっていなかったようで、メッシュを入れられるハメになってしまいました。カラーサンプルを差し出されてどれにする?と聞かれたのですが…
赤・青・緑・紫…
ケープをしたまま逃げたかったです。どれも嫌でもう悩みに悩みまくってしまったので、「青が一番目立たない」という先生のアドバイスを鵜呑みにするコトにしました。
先生は普通のいいオバサンだったのですが、アシスタントの女がクイーンオブザビッチって感じの最低な女で、全然やる気なし。先生が液をつけた後15分置いてって言ってるのに5分で髪を洗いやがった(結果青色は途中緑色になりながら見事1週間で取れた。取れたといってもブリーチしてるんでその後は金髪という残骸を留めておりました)。そしてそのアシスタントにメークもさせられたのですが、たぶん彼女のテーマはデビルだったに違いない。黒いアイシャドウ、黒い口紅。腐った桃色のチーク。
ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜!誰じゃ誰じゃ?????鏡に映ってるアダムスファミリーみたいな女は誰じゃ!
黒い服に着替えまでさせられて、再び生徒の前へ。先週のメグライアンな私はかけらも無い姿。あぁ恥ずかしいぃ。かたやもう一人のモデルはブルーとかピンクのパステル調メイクで超可愛いぃぃ…… … …ぃぃ… …ぃ…
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…こんな事件があったのでした。それにしても私が行ったのは天下のヴィダルサスーンだったのか?もしかしてペダルサソーンとかいう類似店だったか???
現在は私の乙女な心を分かってくれる素敵な美容師さんに出会えたので安心してショートに出来るのですが、問題は上記の事件から自分自身5歳老け、3キロ肥えていること。もう他人のせいには出来ないギリギリの所まで追い詰められている私。
抜け出せない ショートトラウマ アリ地獄
こんな時に俳句調になる悲しさ
今お風呂に浸かりながら雑誌なんか眺めていたら急に髪を切りたくなってしまいました。ショートにしたい!もうしばらくショートにしてないなー、というのもこっちに来て半年たったくらいにショートにしたのですが、髪と一緒に女性ホルモンもどっかにいっちゃった感じがしたくらい女っけというものを失った感覚に見舞われ、以来ショートにするのがコワイのです。それまでほとんどずっとショートだったのに。一体あの感じは何だったんだろう?
そのショートにした美容院…ここに原因があるかも。
今より輪をかけて貧乏人だった私は、ヴィダルサスーンの美容学校で切ってもらうと15ドルだと聞きつけ、早速出向いたのでした。その時私は先日こっちに遊びに来た悩ましい友達Aちゃんからもらったアンアンのヘア特集の写真を大胆にも切り取って持っていったのですな。
受け付けをして、かっこいいお兄ちゃんが「どんな風にしますか?」と聞いてきたのですかさず写真を見せました。お兄ちゃんは写真を持って奥に行きしばらくして戻って来て私に「今カットの講習会をやってるからモデルになって欲しい」と言ってきました。なんだかよく分からないけどオッケーと言い、奥へ。
奥に行くまでの間、ものすごい数…40人くらいの生徒が髪を切ってました。そんな巨大な美容院は見たことないので驚いていましたが、もっと驚いたのはたどりついた奥の部屋。
生徒が20人程座っていたでしょうか。立っている人も10人くらいいます。前は少し高くなっていて、椅子がふたつ。私はこの生徒達の前で先生に髪を切られるんだー!と気付いた時にはもう椅子に座らされていました。
ここをこうすると良い、とか言いながら(たぶん)私の髪を切る先生。ノートを取り、写真を撮る生徒。もう顔から火が出るくらい恥ずかしかったっすわ。しかも説明しながら切るから遅いのなんのって。
出来上がり、立たされ、しばらく生徒にお披露目。フラッシュの嵐(ゲーノージンか?)「キュート」「プリチー」の声声(ホントーかよ?)
持っていった写真はといば、かなり無造作なショートヘア。いや自分で言うのもなんだけど出来上がりは確かに可愛かった。髪型だけはメグライアンだった♪
でも次の日から、自分で髪切って失敗した人の髪型になっていた。ボサボサとしか言いようのないヘアスタイル。先生がセットしてくれた髪型にはただの一度も戻らない。無造作というのはスタイリングが全てだと悟ったあの日。
実は髪を切ってくれた先生から、髪も染めたいから来週来てくれない?と頼まれ、タダだったらオッケーと交渉を成立させてしまいました。それこそが悲劇の始まりとも知らずに。つづく。
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