酸性
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先日フト、アメリカに来てから映画館で映画を見た数を数えたんですけど、18回位?
全然納得行かない数字でやんす。
で、試写会っていうか、こっちで何っていうか分からないんですけどそれには4回行きました。 18回に対して結構多い数字かも。ということで今日は試写会の話。
試写会はカレッジ時代の友達が申し込み、試写会の案内がある度に私を誘ってくれたのでした。この辺では私の行っていたカレッジとか、サンタモニカサードストリートとかで「ムービー!」と叫んでる人に頼むと登録してくれるようです。一度登録すると次々に案内がくるみたいです。
映画館主催の試写会?なのか、会場はいつも決まってLaemmle's MonicaというSanta Monica Blvd × 2nd Streetの映画館でした。ここは昔「もののけ姫」をやっていたし、私が観た18回の映画のうち一番良かった「ショコラ」もやっていたし、結構好きな映画館で、試写会で見た4つも私好みの映画でした。
日本と違うのは、登録者のチェックが厳しいところ。案内状が来たら名前を書いて返送するんですけど、映画館で本人かどうか、IDを提示しなければならないんです。向うはリストを持っていて来た来ないを入念にチェック。
映画を見終わった後もクレジットが出る時点でアンケート用紙がサッと配られ、観た映画の感想を事細かに書かなければ帰らせてもらえません。確か日本でも書かせられた気がしますが、こっちは2〜3枚の紙にぎっしり質問。それこそ登場人物全員の名前が書いてあって、彼はどうだったか、彼女はどうだったか。音楽、ストーリーとにかく全てについて質問されるのです。
日本と一番違うなーと思うのはまさに「試写会」で、4つ見た映画全て製作途中だった事。シーンとシーンの間の編集がきちんとされてなくて黒い間が入ったりブツブツと音が入る事が多いし、上映前に「この映画のストーリーは仮りです。俳優も仮りです。音楽も仮りです」と言われて映画そのものが仮りみたいな事を言われたりします。
4つ観た中で私が好きな作品2つは…
・アメリカで花火工場を営むイタリア人家族の話。息子が事故で死に工場経営を救ってもらう為、ナポリに住む親戚の男性に渡米をお願いする。彼は失恋の傷が癒えず、半ば自棄状態だったのであっさり渡米をする。その男性と家族のほのぼのドラマ。
・エレベーターに乗るだけで船酔いしてしまう女性。彼女はセックスで下にいるだけでも酔ってしまう。ので上位が好きなのだが、やはり上位が好きな彼が浮気。傷ついた彼女は清水の舞台から飛び降りる覚悟で(日本人じゃないけど)、ブラジルからサンフランシスコ行きの飛行機に乗り…。
最初のイタリア人移民の映画はとっても暖かくて良い映画でした(タイトル分からないんです。すみません…)全く見たこともない俳優さんばかり出ていてイタリア訛りもすごかったし、全体的にダークな感じではありますが、笑いあり涙ありの秀作。ナポリが本当に美しくて、死ぬ前にナポリに行かなければと実感しました。イタリアンレストラン(アメリカのね)で男性が女性にプロポーズをしたくてでも出来なくて…みたいなシーンがあって、レストランの主人がさりげなくシャンパンを用意してイライラと待ってるんです。プロポーズが成功したら空けて祝おうって魂胆なのね。なんかいいなーって思いました。
この映画も思いっきり製作途中でラストの大花火シーンが思いっきり合成バレバレでした…。
2つ目の映画は今をときめくペネロペの映画で、日本でも公開されましたね。この映画、試写会会場ではラストと同時に拍手喝采の大うけ映画だったのに、実際公開されてからあんまりパッとしませんでしたね。アメリカで公開されたのが、私が試写会で観てから1年以上経ってたので、大分編集されてしまったのかも…。私が観た時はドタバタコメディだったのですけどね。
試写会に誘ってくれた友人も今はサンディエゴに引越し、それから試写会にはぱったり縁がなくなってしまいましたが、映画館ので見た18の映画より試写会の4つのが濃かった。私好みだったのね。んーまた行きたいなー。
昨日か一昨日か十五夜でしたね。夫が中華系スーパーで月餅を買ってきました。
4つ入って$17って高っ。
日系のケーキ屋でケーキ4つ買った方が良かったんじゃーん、なんて思いましたが、こっちには中村屋がないので、月餅は十五夜シーズンしか売ってないんです。大きさも1個が中村屋の月餅2〜3個分はあるのでまぁいっか。中国のって餡子の中に燻製の黄身が入ってるんですよね、たぶん月なんですね、黄身が。
月は昨日は見れませんでしたが、一昨日は綺麗でした。
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「スリーピーホロウ」を観ました。一度ビデオを見ると勢いがつきますね。
この映画、救いようがないくらい暗い映画かと思ったらそうでもないんですね。ジョニーデップが滅茶苦茶キュートでしたわ。首もあそこまで思いっきり吹っ飛ぶと怖さも吹っ飛ぶというか。
またジョニーデップの話になりますが、「デッドマン」の時も「ギルバートグレイプ」の時も思ったんですけど、彼って寝てても凄く格好いいですよね。普通寝ると顔の肉が左右にデロンと垂れてだらしない顔になりますけど、彼の場合寝てても顔が崩れない。美しい。あんな顔の病人だったら喜んで看病するわ、私。
しかし、あんな村には住みたくないわー。魔女狩りさかんな頃に生きてたら…もし私が白人でさ…間違いなく殺されてるタイプだ私。なんでも魔女の疑いがある女はオモリを付けて川に沈めたらしい。で沈んだままだったら、あぁ彼女は人間だったんだね、って言ってアーメンって感じで、浮き上がったら魔女だーひっとらえい!だったらしいじゃない。無茶苦茶だよなー。
もいっこ、ジョニーデップの出る映画…切り裂きジャックのあったね、あっちも見たくなってしまった。

私を悩ませる大問題は、すこしずつ解決の形を見せ始めてきたようなかんじです。
どちらかというと無理矢理解決に持っていくよう、自分自身に四の字固めかけてるんですけどね。じゃあそれ解けた時どーするっちゅーねんっていう話なんすよね。その時はブレンバスターで決めようかなと。全然プロレス分からないんで、知ってる技並べただけです。
そんな訳でまだ頭がヨロヨロしてる私なので、お口直しに写真でもご賞味ください。
これも旅行の写真です。荒野を愛する私としてはこんなmiddle of nowhereで暮らしたい。最近までやっぱ住むのは都会に限ると思ってたけど、どうも変わってきたな、最近。
歳かな。
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