仔猫と箱庭の収容所



*悪戯実行* *帰宅* *伝書鳩* *目次頁江* 


少年


誰にも逢いたくない。


そぅ思ってから何日過ぎたんだろう??


いつも部屋に敷いた布団から出ないで
サイドの硝子テーブルにアロマキャンドルを燈した。


床に転がる悪戯書き帳に
赤いペンで絶望と希望だけ吐き出した。


朝に成ると窓の隙間から灰色の光が入ってくるから
如何仕様もなく悲しくて
魂が抜けちゃったみたいに成って
ただ声を出さずに泣き続けた。


本当はそんな日々1日で終わりにしたくて
最初の日にカミソリを使った。


戒める為に。


3ヶ月振りに切ったけんだど
切れ味はまだまだ良くて太い血管まで切れて
だらんと垂らした手の平に血が溜まった。


こんなに血が出たのっていつ振りだっけな??とか
馬鹿らしい事しか考えられなかった。


結局現実からの逃避行は今でも続いてて
だからと言って毎日カミソリに頼っても面白くなくて
薬を沢山飲んでみたりしたけど
頭がぼーっとするのは直らないに決まってた。


「明日は行こう。」
何で思っても体が言う事きかないんだろう??
これじゃただの登校拒否の小学生だよ。


訳も無く流れる涙を見せられる人がほしいだけなんです。


意味を求める事は駄目な事でしょうか??


居場所と言う名の人間を求めるんです。



2003年10月09日(木)


禁欲望者


いつ何したのかも分からないんです。


毎日が繋がってて
日にちとか曜日とかの感覚が無い。


夜は眠くなったから寝て
朝はフと物音で目が覚めて
そして全てが輪廻の様に繋がり続ける。


あたしは一体何時休む事が出来るのだろう??


何も望んでいないから
あたしの話を否定も肯定もせずに聞いていて。


好きな人にも逢う事も出来ない。
誰にも話せない。


全てあたしの体内に留めていれば良いんでしょ??



2003年10月08日(水)


Six Ugly


6つ以上あたしは醜い。
きっと数になんて収まりきらない。


神様は心の障害者を作った。


身体の障害者だけじゃ可哀想だったから??
それとも気まぐれでしょうか。


早死にするのも
長生きするのもあなた次第だけど
苦しいとか苦しくないとかはあたし次第なのかしら。


誰にも逢いたくない。



2003年10月06日(月)


屍。


だって・・・
そーゆー話は無しにしようって決めたのに。


あたしは直ぐ約束破るから嫌い。
嘘ばっかり吐くから嫌い。
バカだから嫌い。


色んな自分が現れて怖い。


その事に皆は気付いてるんだろうか??



2003年10月05日(日)

*仔猫と箱庭* 弥甫

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