仔猫と箱庭の収容所



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終わりは何時も


終わりはいつも同じ。


恐怖 恐怖 恐怖 恐怖 恐怖


離れられない。
外に出れない。


何も考えれられない。




2004年04月05日(月)


屍を数える


数えましょう。


今日も今日のあたしに火をつけて
あたしを燃やしました。


残ってゆく残骸を。


屍を。


丁寧に
1つずつ
数えましょう。




2004年04月04日(日)


嘘吐き兎


ほら,眼の前を横切ったら
秘密の庭が有るよ。


綺麗な花の迷路の中で
美味しいクッキーを
たっぷり注いだアールグレイで食べよう。


ほら,また口が無い兎が
僕の眼の前を通り過ぎてゆくよ。


お茶会なんて出来っこないのに。




2004年04月03日(土)


おいかけっこ


時代と時代。
瞬間と瞬間を
追い駆けてゆく。


まだ子供の様に純粋であれば良かった。


あたしはもう
そんな歳では無いと気付かされる。


それでもまだあたしは,


時代と時代。
瞬間と瞬間を
追い駆けてゆく。






2004年04月02日(金)

*仔猫と箱庭* 弥甫

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