読書日記

2002年05月17日(金) 日垣隆『ご就職(大倒産時代を生きる知恵)』(郷土出版社1998/05/26)をだいたい読む。

日垣隆『ご就職(大倒産時代を生きる知恵)』(郷土出版社1998/05/26)をだいたい読む。
就職をするための情報書・指南書であると同時に就職を考えるための哲学書であると言ったら言い過ぎでウソになるだろうか。
「能天気なハウツー本に踊らされず、歴史を見据える視点を培いたい。そのためには、偏差値やら規模やら人気度やらといった現在の指標に惑わされず、まず自分は何をやりたいのかを、しかと見極めることから始めたい。窮すれば通ずるはずだ。」(30ページ)



2002年05月16日(木) 日垣隆『偽善系やつらはヘンだ!』(文藝春秋2000/09/10)をほぼ読む。

日垣隆『偽善系やつらはヘンだ!』(文藝春秋2000/09/10)をほぼ読む。
第一章 怒れ!日本人
第二章 教育偽善者の正体
第三章 少年にも死刑を
第四章 裁判がヘンだ!
第五章 さらば二十世紀の迷著たち
どれも今までの常識を打ち破る過激な文章である。
読み終わった後、自分が常識・当たり前と考えていたことが人から与えられたものであり、自ら考えたことでないことを思い知った。
こんなに行動力と思考力が備わった作家がいたとは全く知らなかった、と再び思った。
「文は人なり」はこの作家のためにあった。



2002年05月15日(水) 日垣隆『信州教育解体新書』(信濃毎日新聞社1991/12/02)を読み始める。

日垣隆『信州教育解体新書』(信濃毎日新聞社1991/12/02)を読み始める。
信州の教育へもの申すふりをしながら述べる意見は普遍性を持っているのでどこの場においても有効な意見である。
いちいち言っていることが正しいと素直に思える。
教師が一番恐れているのは母親よりもわが子を守るために必死な父親であるという意見には賛成する。普段子どもに愛情を注いでいない分、この時とばかりに奮起するのだはないか。
教師はそういう父親とは一生眼を合わせたくないにちがいない。



2002年05月14日(火) 東野圭吾『片思い』を少しずつ読む。

東野圭吾『片思い』(文藝春秋)を少しずつ読み進む。
一日数ページだけ読む。それ以上は読まない。
冒頭のラグビー部の懐古談義は退屈で苦もなく中断できた。
次にマネージャーだった女性の出現でムードが変化し、ちょっと無理して本を置く。
やがてその女性が今は・・・であることを告白するにいたって、中断は相当きついことになった。
さらに、その人が実は・・・で、謎が謎を呼ぶムードが高まり、ここで中断するのはちょっと、で強引に本を後ろにバックドロップ。
気がついたら何十ページも読み進んでいた!といつかなりそうなミステリーである。


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