2002年05月29日(水) |
佐伯泰英『百鬼狩り(夏目影二郎始末旅)』(光文社2002/05/20)を読んでしまう。 |
佐伯泰英『百鬼狩り(夏目影二郎始末旅)』(光文社2002/05/20)を読んでしまう。 江戸を遠く離れた唐津と長崎での影二郎の活躍を描く最新作。冒険時代活劇と呼ぶべき規模壮大な物語になっている。 読んでいて飯嶋和一の『始祖鳥記』を思い出した。 過剰なくらいの回数の決闘・対決が繰り広げられる。さらに今回は海上での迫力ある戦闘場面もあり、前回以上に面白い。
2002年05月28日(火) |
坪井隆『眼精疲労が治る本』(ダイソー文庫) |
坪井隆『眼精疲労が治る本』(ダイソー文庫) 100円均一のダイソーから出ている100円の文庫本だが、204ページもあり、一応体裁は立派である。 内容も無難で役に立つ部分もある。 眼がよく見えるのは午前中。睡眠の効果が残っているので酸素量もたっぷりあり、いわゆる疲れ眼状態が出にくい時間帯だそうである。 書類を読んだりの細かい作業は午前中に、思考活動は午後にするのが眼のためには上手な仕事の進め方がよいようである。(172ページ)
2002年05月27日(月) |
日垣隆『ウソの科学騙しの技術(サイエンス・サイトーク)』(新潮OH!文庫2000/12/10)を少し。 |
日垣隆『ウソの科学騙しの技術(サイエンス・サイトーク)』(新潮OH!文庫2000/12/10)を少し。 4番目の「信ずる者は足すくわれる?」(対談相手は、信州大学教授の守一雄氏)のみ題名に惹かれて読んでみた。 疑ってかかるのもいいが、気楽に信じてみるのもいいのではないか。
2002年05月26日(日) |
日垣隆『情報系 これがニュースだ』(文春文庫2001/03/10)を第21章まで読む。 |
日垣隆『情報系 これがニュースだ』(文春文庫2001/03/10)を第21章まで読む。 目次に第3章「電脳図書館」と第4章「電脳書斎」とあるのを見て買った本である。分かりきったことしか書いていないと予想できてもコンピュータやインターネット関係と本を結びつけた本を読むのは楽しいので買ってしまうのだ。失望することの方が多くても惹かれる。今度こそは何か画期的な事例が紹介されているのではないか、と。 本書の282ページに登場する『データベースを使いこなす』(著者=高田正純、講談社現代新書)は思えば12,3年前の愛読書で、パソコン通信へのあこがれを強めた一冊だった。この本は一種の指南書として内容的にも抜群に面白かった印象が今でも残っている。 この面白さを引きずっているのかもしれない。 しかし、全部で25の章からなるこの本を21章まで読んで興味深くかつ面白かったのはそういう「電脳」ものよりも他の章だった。その章の題名を次にあげてみる。 第9章「難病を越えて」第10章「盲目の読書人」第17章「保健婦が行く」第18章「病原遺伝子を追え」第19章「DNA捜査の落とし穴」第20章「記憶が消えた講談師」そして前に真っ先に読んでいた第23章「たかが部活のために」 初めて買った日垣氏の本は著者の活力と問題意識がまっすぐに発揮された、率直ないい本だった。
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