読書日記

2002年06月06日(木) 『IN★POCKET(2002年5月号)』(講談社2002/05/15)の巻頭対談を読んだ。

『IN★POCKET(2002年5月号)』(講談社2002/05/15)の巻頭対談を読んだ。
大崎善生と先崎学の対談を読んだ。『聖の青春』が講談社文庫に入庫(?)したのを寿ぐための企画らしいが、雰囲気・態度が軽過ぎて逆効果。『聖の青春』の重厚な感涙・感動がどこにも見当たらない。
同じく講談社文庫に入っている先崎学のエッセイ集『フフフの歩』の方の宣伝にはなっている。
タイトル「“聖の青春”をボクたちも生きた」は羊頭狗肉。
ここのところいろいろなものをつまみ食いして一日が終わる。



2002年06月05日(水) 白川道『終着駅』(新潮社「波」2002年6月号所収)を読む。

白川道『終着駅』(新潮社「波」2002年6月号所収)を読む。
何か違う気がして『天国への階段』は避けた。あの傑作『流星たちの宴』に狂喜して以来数作読んで今一つ乗り切れいまま大長編の新作と聞いて実はひそかに期待していた『天国への階段』だったが、待っているものとは違う気がした。
単なる直感に従って「次」を待った。
一人の男が三十年ぶりに故郷の駅に降り立った。幼なじみの男に逢うためにやって来た。その男は自分のことを思い出すか。その男の店に
「三日通う。それで十分だろう。だめだったときには、すべてを心の奥底に封印してこの町を去るつもりだった。」(八ページ)
『流星たちの宴』と共通する、醒めた風貌の中に気高いものを秘めた男たちが蘇える。現実逃避だとしてもそういう男たちの物語はスリリングで面白い。



2002年06月04日(火) 晴山陽一『英単語速習術』(ちくま新書1998/12/20)を38ページまで。

 晴山陽一『英単語速習術』(ちくま新書1998/12/20)を38ページまで。
秘訣は「覚える練習」はなるべく短くし、「思い出す練習」を徹底して繰り返すことだった。(15ページ)
「忘れるヒマを与えなければ忘れない!」という単純原理を実体験していただこうと思う。(16ページ)
要するに完璧に思い出すまで繰り返すという作戦である。最後の方になると思い出せない単語は一つか二つになる。そうなると一瞬前の記憶だから思い出せるのである。
一日一章で九日で一回通したことになる。
次にさらに短期間で繰り返す。
だらだらと少しずつ覚えるのではなく短時間で一気に覚える。ちょっと魅力的な提案に思えて少し読んでみた。
全く語彙力がないことがわかってがっかりもした。
この種の本はなかなか読み終えることができないことも再確認した



2002年06月03日(月) 行方昭夫『英文快読術』(岩波書店同時代ライブラリー1994/03/15)を62ページまで。

 行方昭夫『英文快読術』(岩波書店同時代ライブラリー1994/03/15)を62ページまで。
この手の本を何冊買ったことか。英文を読めるようになる前にその一冊を読みきれずに何度挫折したか。数えきれない。
今では条件反射としてつい手にとってしまうが、全然読まなくなっている。
此度も62ページまで読んでこの後どうかというところ。しかし、此度は文章が良いし、手順も納得できるので読み通せような期待がある。
読んだ部分までの目次は次の通り。
はじめに
第1章 日本人と英語−現状を分析する−
1.英語への熱いまなざし
2.大学での学習
3.日本人の平均的英語力−読解力を中心にして
4.アバウトな理解の危険性
第2章 対応策を考える−基礎的な英語力をアップするために−
1.大人のための学習法
2.慣れを育てるー多読のすすめ
3.参考書の再利用など
第3章 正しい読解のための12のヒント

ここまで。


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