「君はお金に細かいね」 「そうだね。お金に拘りたくないないからね」 「え、反対じゃない?」 「違うよ。拘りたくないし、お金に縛られたくないからこそ、日々の出資には気を使うんだよ。気を使ってってそれは減るものではないしね」 「うーん」 「そうすれば、いざという時にもそれに拘る必要も大幅に軽減されると予測される。だから、あまり使わないし、値段を見るんだよ」