TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT 

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サヨナラのあとに

くるりと背を向けた
あなたの腕をつかんだ

抱き寄せて 
くちづけた

沈丁花の香り漂う
路地裏で


そっと
ためいきをひとつ

このまま
離したくないなんて

きっと
陳腐に聞こえるだろう


抱いた腕に
力をこめて

もう一度
くちづける

枝垂桜の
淡い明かりの下で



author:蒼井冬星 HOME  
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