メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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2年後の6月 誰も来るはずのない 教会の前で 君とばったり会った
特別な日、予定の時間 君も憶えていたのに 同じ気持ちでいたのに 何も言えなかった
ずっと1人でいる 理由は告げず 思い出に頼らず 君は真っ直ぐ想いを見せた
直前のキャンセルで 気持ち確かめた君の 遅すぎる告白は あの日のまま 何一つ変わらないまま、、、
なす術もなく見送って 当たり前の結末 再び会うことも許されず 圧力で幕が降りた
別れたくない涙 ただ流すだけの君を 遠ざける力に負けて 僕は1人になった
電話も手紙もとぎれても 想いの中だけで 生き続けた小さな命 君の中で希望に変わり
哀しみをとかせるのが 僕だというのならば いくじなしの心 捨てて歩きだすよ
今、もう一度 扉をたたくなら どんな無茶なことでも 輝きにできる気がする 頷く君の手を取り ふたり 同じ未来を目指そう
もう迷わない もう離さない
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