AM5時にトイレに目が覚めた。妊娠後期になると尿意が 近くなるんで朝まで寝られることはないから、いつものこと。 で、トイレを済ませて布団に入った。 しばらくウトウト・・・ゴロン、と寝返りを1度打ったとき 「ジョロ」という感覚が。
「ん?・・・なんじゃ?」と目が覚めたけど「オリモノ」だろう。 と思ってまたウトウト。 もう一度ゴロンと寝返りを打つと、「ジョロロ」という感覚が 再び・・・・いやーーーな予感がして起きた。
「もう1回トイレ行ってみよ」と思ってトイレへ。 そして確認してみた。パンチュが結構ぬれていた。 ちょっとだけの出血。「これはもしや・・・」と匂いをかいでみた。
なんとなく生臭い気がする。 「うーーん」としばし寝ぼけた頭で考えた。 これはやっぱり・・・・「破水」ってやつかねぇ。どう考えても。
あたしはパンチュを取替え、産後用パットを敷いた。 「あーーあ」と思いつつ、隣の部屋で寝ている両親を起こした。 「・・・破水したかもしれん」って言うと両親は飛び起きた(^^; 「まずは病院に電話しなきゃ」とバッグから診察券を取り出して 電話をかけた。現時刻AM6時前。
「すみません、そちらでお世話になっている●●ですが・・・ どうも破水したみたいなんです」と伝えた。 「いつからですか?」とか「胎動はありますか?」とか聞かれ、 「破水したら入院になりますので、入院準備をしてきてください。 パジャマにお着替えしておいてください」と支持され、準備。
「飲み物を準備」ってのがまず頭にあったから、家の冷たい水を ペットボトルに入れた。 実家の水は井戸水なのよ。なにより実家の水が好きなあたしは それを持っていきたかったのよねー。
そして両親に連れられて、病院に向かったさ。
「陣痛がなくても破水したら入院、病院では退屈するかも」と 聞かされていたから、「あーーあ」って感じ。 あたし的には「陣痛→実家でギリギリまで我慢→入院」って計画 だったのに〜〜〜(−−;
病院に行く前にあたしはコンビニに寄ってもらって、オニギリと 飲み物を買ってもらった。 だって〜、お腹すいてたんだもん(^^;
病院に着き、まずは胎児の心音の確認、血圧測定、血液検査 内診をした。内診の時に「破水反応」とやらをみた。 反応確認用綿棒に液体をつけて、青くなったら「破水している」と いうことらしかった。
あたしの場合、「チョロ・・チョロ・・」と水が出ている感じ だったから、イマイチはっきりしてなかったんだけど、綿棒には しっかり青い反応が出てた。 それを見せられて「破水してますね」と言われたさ。
「子宮口の開き具合は2cmで、胎児を包んでいる大きな膜はまだ しっかりしている」とのこと。
次に「便は出ていますか?」と聞かれて「最近便秘気味です」と言うと 「じゃ、浣腸しますね〜」って(TT) うぅ・・・・浣腸・・・・実は初体験・・ドキドキ。 「ちょっと気持ち悪いですよー」と浣腸されてしまった(><)
「そちらのトイレで5分くらい我慢してから排泄してください。 早く出したくなると思うけど、そうすると浣腸した液だけ先に 出ちゃうから。どうしても我慢出来なかったら仕方ないけど・・ また浣腸しなきゃいけなくなるし」だって。なんてこったい。
トイレに入って、すぐにウンチしたくなったよー(当然) あたしはグッと我慢して「イチ、ニ、サン、シッ・・」と太ももを たたきながら数を数えたよー。←必死。 しっかし、5分も我慢できず・・・たぶん2分くらいで出しちゃった。
はぁ・・・・
その後、「陣痛室」で待っていた両親と合流し状況の説明を聞いた。 「破水したら陣痛がきていなくても入院になります。陣痛を待つと いう形になります。感染予防のために抗生物質を飲んでください」
やっぱりそのまま入院ってことになってしまった。 「陣痛室」に監禁状態に(TT) おとーちゃんには一度家に帰ってもらい、陣痛室には、あたしと おかーちゃんの二人になった。
陣痛室ではあたしのお腹にベルトを巻かれた。 2種類の探知する機械がベルトにはついていて、電波が管理する 場所に飛ぶらしかった。 1つは胎児の心音を感知する機械。もう1つはお腹の張りを 感知するらしい。うーん、すごいぞ〜。
陣痛室で落ち着いた後、彼にメールを入れた。
04/12/27 7:06 S:うーん
今朝方、破水した模様。入院を余儀なくされている あたしであります(−−; まぁ、まだ陣痛はきてないから、出産はまだと思うんやけど・・ 一応お知らせまで。。
今日、彼は大阪へ日帰り出張の予定だった。そして夜は 「忘年会がある」って言ってたんだよねー。 でも知らせないわけにいかないし(^^; そんなわけで、かーるくメールしてみたんだけど。
AM8時前に電話がかかってきた。 「入院してんのか?どうなんや?俺はどうしたらええ?」 ・・・動揺してた(笑) 「どうしたらええっていうても、大阪に行くんやろう? まだ産まれんとは思うしー、陣痛きてみんとわからんけど 陣痛もいつくるかわからんしー・・・」って答えた。
「なんかあったらすぐに連絡してこいよ!」って(^^; 結局、大阪には行かなきゃいけないみたいだし、例え、陣痛がきても すぐに産まれるわけじゃないから、「しゃーないな」みたいな。
AM8時に朝ごはんが出た。 お腹がすいてたあたしはそれを食べ、おかーちゃんは行きしに 買ったオニギリと、あたしが食べきれなかった朝ごはんを食べた。 食事を終えてから、おかーちゃんは叔母に電話をかけた。 (あたしの叔母=おかーちゃんの妹←ね)
昨日からじーちゃんちに叔母一家が来ているのだ。 おかーちゃんは一度家に帰るために、叔母を呼び出すことにした。 「別にあたし一人でもええけん、帰ったら?」と言ったけど 「気になって一人にはできん」だってさ(^^;
しばらくして、叔母がやってきた。 入れ替わりにおかーちゃんはちょっと家に帰り、叔母と二人で おしゃべりしてたさ。
陣痛は・・・いつまで経ってもやってこない。 先生は「午後からバルーンで刺激して陣痛を起こしてみましょう」 と言っていた。 つまり、風船状の物を使って子宮口を刺激(広げ)して 陣痛を起こしてみよう、というもの。 それで陣痛が起きなかったら「促進剤を使う」とのことだった。
・・・が、午後になってもそういうことをする気配もなく 気づけばもう暗くなってきていた。
分娩室の方で赤ちゃんが産まれた声が聞こえてきた。 どうも出産が立て込んでいて、後回しにされたわね(^^; しばらく後に看護師さんがやってきて、「陣痛を起こすのは 明日にしますから、今晩はゆっくり寝てください」と言いにきた。
「なーんだ〜」って感じ。 叔母には帰ってもらい、陣痛室にはあたしとおかーちゃんの二人。 あたしは「どうせ明日やから、帰っていいよ」とおかーちゃんに 言ったけど、「帰っても落ち着かんけんいいわ」だって。
PM7時半とPM10時過ぎに彼から電話が。 「どうなんや?おれはどうしたらええねん?」ってそればっか(笑) あたしは「明日、促進させるって。まだまだよー」と答えた。 彼は今にもこっちにやってきそうだったけど、大阪から 帰ったばかり。忘年会も顔を出しただけで済ませてしまった らしいから、無理はさせられないわ(^^;
「明日でいいよ」と伝えた。 「なんかあったら夜中でもええから、連絡してこいよ!」と彼。 そして「おやすみ」を言って電話を切った。
あたしもおかーちゃんもあんまり寝てないから眠くてねぇ。 PM10時過ぎに室内の電気を消して寝ることにしたのさ。
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