2001年08月19日(日) |
変わってゆくもの・変わらないもの |
今日はちょっと遅いお盆として、お墓参りにいってまいりました。
前の日記でも書いたように、 近い親族は死んでません! みんな元気です。(多少ボケていたり、耳が遠かったりはしますが)
けれどやはり毎年行くことは行くし、 行事の一つとしてこなしていくのですね。 何故なのか? 半ば惰性もあるのでしょうね。
それで、お墓参りは昔から変わらない行事であり、 私はいつも本当に存在しているのかよくわからない 「ご先祖様」に供養、というか、お願いをします(笑) それは、決まって
「今年も無事ここに来ました。 来年もまた健康に、元気にここに来れますように」
まず最初のお願い。 これはまぁ、許せる範囲でしょう。
「それから、学校の単位を落とさないようにしてください」 (昔はテストでいい点が取れますようにだった)(笑)
おい・・・。 と、まぁ、この辺からおかしくなっていくんですね(笑)
「それでもって、ちゃんと進級できますように」
・・・・ここは神社か? いや、墓の前だ!! これって、初詣とかでするお願いだよな〜。 と、自分でもわかってます!(笑) でも、なんとなく元身内なわけだし、 叶えてくれるかな〜とv (ちなみに、今のところ順調に叶ってますv)(笑) 果たして先祖の霊のおかげなのか・・? わからないけどね(笑) ちなみに、テストの点がよく取れたことはあまりない(爆) やはり当てにならないな(苦笑)
ま、それは置いておいて。 今日のお墓参りはちょっとごたごたしていて 久しぶりだったのですね。 すると、景色が違った。 水を汲む場所が増えていた。 ごみ(枯れた花など)を捨てる場所が消えていた。 新しい墓があった。 ・・・etc
なにより驚いたのは、 大きな新しい建築中の寺が建っていたこと。 全然景色が違って見えました。
ご先祖様(苦笑)がいる墓地は少し古い感じで、 「墓で転ぶと死んだ人に死後の世界に連れて行かれる」 というのを小さい頃信じてしまうほど (墓だから当然かもしれないが)ちょっと薄気味悪い でもって、少し田舎で、う〜ん。 道はガタガタ。 墓石ボロボロ。 そんなところだったんですね。
しかし、綺麗な白い壁。 上等な白木(?)(親談)(笑) コンクリートを利用した場違いな建物。 暗いイメージは一掃されたと言ってもいいほど。 変わってしまった。
ご存知のとおり怖いのが嫌いな私はむしろ 良いかなと思ってました。最初は。 でも、あまりのギャップになんだか 切なさみたいなものを感じてしまった。
いつまでも古い考えや古いものが通用しない世の中になってきている。 だから余計に新しい考え・新しいものへの変化が著しい。 それは進歩としてとらえると理想であり、 実際にその方向に向かっていると言える。
けれど、何かが引っかかる。 寺に対してのイメージの執着だろうか? 寺は古くて由緒あるもの、という先入観。
そして思う。 あ、頭が固い もともと頭が固くて、頑固で。 そんな感じだけれど、だけど。 確かにお寺が由緒あるものの方が貫禄もあって、いいかな。 でも、そうしたら新しい寺は力がなくてたいしたことが無い。 そうとはけして言えない。 それは先入観だけによる判断だから。 古くからいる先生=教え方が上手。とは繋がらないように。 若いけど、昔からいる先生よりずっと教え方が上手な人がいるように。
考え方を、自分の視点を、イメージを。 変えていかなければ、その新しい建物は受け入れられない。 違和感を感じてしまう。
そして気付く。 おかしい。自分は適応能力に長けている方であるはず。 なるほど、寂しいのだ。 今まで慣れ親しんできた景色が失われることを。 小さい頃の思い出や記憶があまりにも少ないから。 小さい頃の思い出や記憶とそのままぴったりと 思い出せる数少ない場所。 お墓で、悪い印象ばかり強いが、 それでも、引っ越してばかりいた小さな時の思い出の中で しっかりいつになっても変わらなかった。 そして今になって変わることが悲しいと思った。
こうして日記にその時はわからなかったことが ふとわかる瞬間があって、それが楽しい。 うん。このことは多分いまようやくわかった。 寂しいな。 しかし、受け入れることが大切だ。 簡単に言うことができるが、 これは大変な作業だ。 自分が変わらなければならないから。 変わらない自分は置いていかれてしまうから。 生きていくのに必要な変化だから。 でも、たまには思い出したらいい。 「転んだら死後の世界に連れて行かれるよ」 そうやって脅されて、そろりそろりと足元をよくみて歩いた 小さな頃を。
変わらなければならない。 けれど、変わらない気持ちを捨てる必要はないから。 「こんなことがあったね。」 そうやって言える変わらない自分を消してしまう必要はないから。 姿が成長して、心も身体も姿も変わったとしても 思い出を振り返って、その頃の自分を否定できない。 そのくらい変わらないそのままの自分も 自分のなかでしっかり捕まえておきたい。
世界は変わっていく。 変わらないものも多くあるけれど、変わってゆくものに目を奪われる。 それを受けて自分も変わっていく。 成長するためにも変わる必要がある。 けれど、変わらない自分を持っていられる強さが変わるために必要だ。
よくわかんなくなってきた。 変わる必要に迫られた自分も、 変わらないでいたい、変わらないでいて欲しい自分も 共存できるだろうか? 共存させることができるほどの器になりたいな。
なんか、終われないな〜(苦) オチがないな〜(爆)ダメだ。しめができない(汗) ううう、まいっか(^^;) よくわかんないけど、今日おしまい!(滝汗)
読んだよ〜とか、面白かったよ〜とか、がんばれよ〜とか(笑)
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