*妖精の詩(うた)〜fairypoem〜*
fairy.k
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【あじさゐ傘】
あの月に照らされてみたいと
心の灯りをそっと燈したら
水面に波打つ心抑えて
漣のように寄せては返す
飛沫が私の足元浚う
いっそこのまま
あの月の輝きの中に
飲み込まれたなら
私の心の雫雨がこのあじさゐ傘に
しとしとと海のアメフラシが
今藍色の泪を放出する
雨上がりのわずかな雲の切れ間を
また何処かをみつめながら
白鳥は風に舞い上がり
何処までも
空の彼方に垂直に飛ぶ
2003年07月08日(火)
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