:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
そう この景色が見えたら 帰ってきたんだという気持ちになるよ 端から端まで歩きながら 澱んだ世界に身を沈めて 川の中岩を巻き込んでどこにも行けなくなった 格子柄のシャツがまとわりついている 雨上がりの晴れすぎた空に似合わない わたしの気持ちが揺らいで揺らいで 研ぎ澄まされていく ねえ あの小路が見えたら となりに君がまだいるような気がするんだ 世界をゆらゆら破壊しながら楽しげに笑いあって 雨上がりの曇り空の下 吐く息はまだ白くて 会わなくてよかったと思ったんだ いつか 時が来たらきっと君を探すから わたしの中の眠っているアレをまだ どこにやることもできずにいる
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