:::排出系列:::




俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。





2009年03月03日(火)  砂のように

そこはあまり明るくないから
たぶん読書には適さない
山積みの本に腰掛けて
だらだら一日読書に耽りたい
 
あまりうまく笑えない少女の逸話と
解放を求め走り出した男の伝説が錯綜している
暗くなって文字が追えなくなったら
灯りをともせばいい
 
知識を身に付けた気になって
偉そうに弁舌を奮うのも良いだろう
君に聞きたいことがあるから
明日には電話を掛けようか
 
いつもあまりうまくいかなくて
苦笑いしていたけれど
願いは儚くて 砂や水のように
さらさらしたものになりたいんだ
 
猫を殴り殺した少年の心境と
吐き気がするほどに勘違いを繰り返す
サラリーマンの声が聞こえる気がする
頭が痛くて起き上がれなくなるまで
悩んでいる必要なんて多分ない
 
痴れた気になって
やたら難しい語彙でやり込めるなら
それはそれでいいだろう
目をさましたら朝があるなら
救いはまだ消えてはいない
 
水や砂のようにさらさらと
指をすり抜けていきたいんだ
そんな生き方は どうして悲しいのだろう


kei ☆メール ☆少女カタルシス



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