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題名に、「日記と言うよりメモ」の言葉が含まれた場合は、 母の様子や入院等についての内容が書かれています。 ここに、ガンのコトが少し書いてあります。


2002年01月13日(日) 日記と言うよりメモ(食事中はNG。母が痛みですごく苦しむ)

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私達は遅い昼食を取ることにした
ファミレスに3人で歩いていき
色々注文をしてシェアすることにした
それがいけなかったのかな・・・


同日
20時30分(父在宅中)
母が猛烈に痛みを訴え出した
右の腸のあたりがものすごく痛い

ボルタレンの存在すら思い出せなかったほど
私と妹は動揺した

母は痛いといったまま、ベッドに倒れこんだ
すぐ仰向けに寝かせ、妹が右手をマッサージする
私はその妹の手元を見ているしか出来なかった
妹が左手のマッサージに移ったので
私が右手をマッサージする
さっきまで床に寝っ転がってた楓が
妹の横に座り、妹の顔と母の顔を見る

妹はそのまま足のマッサージに移り
私に右手のあるツボを刺激するように言った
力加減が強いのか、何度か母が痛いと言う
その度に力を緩める


21時
腸だか胃だかが、動いている音は順調にしている
でも痛みはあまり小さくならないようだ
母の顔色がどんどん青白く、悪くなる
妹が母の下まぶたをめくると白っぽくなっている
息をちゃんと吐いてと妹が母に言った
私も続けて、吐けなきゃビニールかぶせるよと言った
このまま21時30分まで痛みが治まらなければ
救急車を呼ぶことを決めた

母が突然父に向かって
気にしないで食事して下さいと言った
カチャカチャ父が自分の食事の仕度をしだした
あきれたが、お腹はすくのだ
そしてそれは自然なことだと自分に言い聞かせた

21時15分
母にもう1度聞く
どこが痛い?
右の腸のあたり、
便かガスがたまってる感じなのかなぁ、痛い。食べすぎかなぁ

少し痛みが弱くなったかもしれない、と母が言ったので
左を下にして寝てもらうことにした
背中の肩甲骨の下あたりから、お尻のあたりまでを
身体の中にあるであろう何かを叩き降ろすようにした
トントントン、トントントン
何度も何度も上から下に落ちるように叩く
妹は母の手足をマッサージするのを止めない

やがて楓が妹の傍からいつものソファーに上がっていった
そこから母の顔が見えるのだ

21時30分
あ?!
突然母が小さく言った

私達の手が一瞬止まった
楓がソファーから降り、床に寝っ転がった

痛みがすーっと引いた、ウソみたいに引いたよ?!
手をマッサージする手も、背中を叩く手もまだ止められなかった
ありがとうもう大丈夫
そう言われて、手が止まった。涙が出た
母に白湯を飲ませた

母がトイレへ立った
父が
これからこういうことが増えるだろうから
とか、なんとかごちゃごちゃ言ったので
頭にきて
それは先生が言ったの?
そうじゃないけど・・・

事実は知りたい
専門家の推測は参考に聞きたい
でも素人の推測、しかも望みのない推測は無視する


私は台所へ移動した
母が戻ってきたが、痛みで疲れたのだろう
ぐったりしていた

父は翌日、妹にまた同じコトを言い
妹は私と同じコトを父に言ったらしい

何もできず、また母が苦しむ姿を直視もできない父を
私達はどう思えばいいのだろう


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