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木犀の夜 - 2004年10月03日(日) 霧雨はまこと静かに闇の根を潤わせたり木犀の夜 霧雨はまこと静かに闇の根を潤わせたり木犀の星 *************** *** * *** * 闇と夜を同時に使うのはちょっと煩い、誰か改作してくれないかなと思って画面からちょっと肩をひいた後、他力本願はよくないと反省して一文字だけ自分で直す。夜を、星に。やる気があるのかないのかよくわからないくらい安易な気もするけど、雨の中見上げた木犀の大木が、私が足をつけたこの星を覆っているように思えるくらい頼もしくていい香りだったので。けれどちょっと考えてみれば木犀の花はもともと小さな星の形をしている、じゃあやっぱり煩いことには変わりない。まあ、もう仕方ない…。 雨で冷えた地上に、薫る無数の星の花。晴れても降っても、本当に好い。 ………… ひんやりと木犀に薫り立つ夜はどこまでも遠く霧雨のふる -
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