『人生、一度きりよ』

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七倉 薫 /MAIL


2001年12月03日(月) スキキライスキ

真保裕一「夢の工房」などよみつつ。
家人が買ってきたから読んだのだが、やはりこのひととはテイストが合わない。

ちなみにテイストが合わない作家は「宮部みゆき」「東野圭吾」などなど。
たぶんもっといるのだけど、とっさには思い出せない。

理由は「いい人そうだから」。

偽善っぽくてイヤなのではない。本当にいい人そうだからイヤなのだ。
真面目で実直な姿勢が行間から匂い立ってくる。
「道徳」という言葉を思い出してしまう。「常識」とか。
や、それは自体は悪くはないのだけど。

たぶん「切り取りかた」なのだろうね。
そのひとの本質的な部分が、私の求める「小説」像とは一致しないのであろうよ。
けっきょくは「なんとなく」としか言いようがないのだけど。

とかいいつつ、それぞれ5〜10冊ずつくらい読んだことがあるので、
じつはファンなのかもしれない(ウソ)。
イヤなのに読ませてしまうその力量はたいしたもんだ。天晴。

んで、じゃあ、テイストが合う作家って誰なのさ、と問われても思いつかない。
好きな作品は多々あれど、その作家を手放しでスキスキ言えるほどの情熱はない。

あ、でもクレイグ・ライスとか好きかも。
いや、ほかにもいるだろうけど。


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