『人生、一度きりよ』
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真保裕一「夢の工房」などよみつつ。 家人が買ってきたから読んだのだが、やはりこのひととはテイストが合わない。
ちなみにテイストが合わない作家は「宮部みゆき」「東野圭吾」などなど。 たぶんもっといるのだけど、とっさには思い出せない。
理由は「いい人そうだから」。
偽善っぽくてイヤなのではない。本当にいい人そうだからイヤなのだ。 真面目で実直な姿勢が行間から匂い立ってくる。 「道徳」という言葉を思い出してしまう。「常識」とか。 や、それは自体は悪くはないのだけど。
たぶん「切り取りかた」なのだろうね。 そのひとの本質的な部分が、私の求める「小説」像とは一致しないのであろうよ。 けっきょくは「なんとなく」としか言いようがないのだけど。
とかいいつつ、それぞれ5〜10冊ずつくらい読んだことがあるので、 じつはファンなのかもしれない(ウソ)。 イヤなのに読ませてしまうその力量はたいしたもんだ。天晴。
んで、じゃあ、テイストが合う作家って誰なのさ、と問われても思いつかない。 好きな作品は多々あれど、その作家を手放しでスキスキ言えるほどの情熱はない。
あ、でもクレイグ・ライスとか好きかも。 いや、ほかにもいるだろうけど。
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