F1.4 50mm
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降り続いた雨も止んで、すっかり晴れた。 空気が澄んで、いい蒼が出ている空でした。
友人が一生懸命洗ってる車の、 ボンネットに写り込んだ空を何枚か撮った。
そのままの物にレンズを向けるのも良いけれど、 何かに写った物を撮るのも面白い。 と。 思った。
水曜日に決死フィッシングに行って来ました。 半年以上ぶりの干潟は、相も変わらず心が静まります。 延々と広がる干潟は、自分のちっぽけさを教えてくれます。 雨に濡れながら、波の音を聞いていました。
久しぶりの川は少し様子が変わっていて、 矢板が少し伸び、新しい番屋が建設中でした。
河口で釣り始めてしばらく経った頃に、御豆さんが掛かる。 またしばらくしてから、竿にコツコッと当たりが来た。 ワンテンポ置いて、竿に重みが掛かってからしっかり合わせる。 竿が根元からブチ曲がり、リールから物凄い勢いで糸が出て行く。
んふふ♪良いサイズが来たワネ♪なんて思っていると、 すぐに糸の出が止まって、動かなくなった。 首を振っている様子も無い。
スプールを抑えてゆっくりと竿を立てると、 本当にゆっくりだけど寄って来る。 でも、しばらくするとまた走り出す。 「ヤツだ。ヤツだわよ」 エイですね。ルアーに赤エイが引っ掛かったのです。 尻尾に毒針があって、踏むと散々な目に会います。 刺されると、しばらく動けなくなるそうです。 干潟でそんなのに刺されたら命に関わります。
んでも、ルアーだけは回収したい。と思いながら格闘30分。 あと、5メートルの距離まで寄って来たのですが、 ずり上げる場所が無い。仕方ないので糸を切った。 折角の殿堂入りまであと7匹 (あたしは50匹釣ったルアーを後生大事に取って置くのです) のルアーだったのですが、 刺されるよりはまし。と。泣く泣く糸を切った。
気を取り直して再開。 川の中腹で潮目とブレイクを絡めてルアーを流すと、 コッコッと来た。20メートルくらい先で掛かったので、 中々楽しめた。サイズは60チョい。
大型が出るのはまだ先でしょうか? ご予約が入っていたので、ナイフで血を抜き持ち帰った。 雨に濡れながらの釣行でしたが、久しぶりの干潟は良かった。 何が良いのかは、行って見なければ解らない。
何かを始めるときに、不安は付きまとう物だと思います。 でも、始めないことによって生ずる後悔はしたくないですね。 『あの時やってれば。俺はイケてた筈だ』ってヤツです。
始めても、始めなくても不安が付きまとうなら、 始めてからする不安のほうが、何倍もイケてます。 ほとんどの人が、自分の限界を試さずに人生を終えてますよね。 せめて自分の好きなこと位は、何処までいけるのか? 限界を知りたいですね。
だから、今は押しつぶされそうになっているでしょうけど、 あたしは尊敬しているのです。
何かを目指している人や、何かに一歩踏み出した人は孤独だ。 絶対の孤独にあえて立ち向かわなくてはいけない。
傍にいる人達も、 具体的にその人には何もしてあげる事は出来ない。 その人は責任を誰かのせいに出来ない所に立っているからだ。 その勇気がないと、何かを目指す事は出来ない。
頑張っている人に「頑張れ」って言葉は必要ないと思う。 どうか上手く行きますように。切に願っています。 そういう事なんだと思う。
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