‖ ひびひより日記 ‖
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2011年03月29日(火) 大阪公演「11人いる!」

無事に大盛況のうちに終了いたしました。
あんなにロビーが混雑するとは、思わず…後方まで、客席もうまっておりました。
(1公演ずつのせいか…)

あのセット、あうると同じサイズだと思うんだけど、劇場が大きくなっても違和感なし。
むしろ、まわりの余白の空間が広くなって、しっくり見えました。
若干、役者さんたちが、はけるのは大変そうだったけどね。

東京でみたときよりもしっくりとピースがはまったようにみえました。
どことなく、力強いっていうのか…
特にラストの合格したあとの円陣。

でっかいチームのミザールチームもでかさが気にならないくらいだったし、
三上フロルが、元気に男っぽいフロルに変化していて、良かったです。
ただ、タダ(だじゃれみたい…)になにかと比べるようとする間合いは、もう一息だったけど(笑)

及ちゃんフロルは、さすがの間合い。
だから、自然に笑える。

まあ、大阪は、なんにしても素直に笑い飛ばしますよね(笑)
あの人数で笑うもんだから、どっとわきます。
それが新鮮でした(よう笑うなあと思うくらい)

私的には、ミザールの舞台挨拶でのせっきーの「ふつう」発言が一番笑えたけどね。
濃いキャラクターの山崎さん、林さん、船戸さんを見てから、鏡に映る自分を見ると
「なんて、普通なんだろう…って、貴族だから、それらしく見せようと思っていたのに」
確かに、何も言わずにたたずんでいると普通の人にしかみえない存在なんで、貴族にも見えにくいよなって、
思うと、笑いが止まらなかったです。(ある意味、普通っていうことも貴重だと思うけどね)

舞台挨拶は、皆さん、震災後ってこともあって、皮肉にも「未来へ」と言うテーマが、
リンクすることになりましたが、
ただ、ただ、自分に出来る事をするしか、ないんですよね。

ブログの締めにもありましたが、このセットが壊れていたら、
トラックの手配、ガソリンのこと。
それが、うまくまわらなければ、名古屋、大阪公演も実現できなかったのかも…と、
改めて思いました。

舞台が見れて幸せでした。

最後に光る星☆彡のように未来に輝けるように生きて行きたいと思います。
それにしても天井に光る星が舞台と一緒になって、とても美しい演出でした。
あうるでは、前方の天井でしたが、大阪では、真ん中よりやや前方の天井に星が光っておりました。
あんな高さの天井に良く取り付けられたものだなと感心するほど、
これがこだわりの一つだったのかも。
聞けば、名古屋でも煌めいていたようでした。

「11人いる!」
個人的には、アクサルの初演は、がっかり。
こだわりのフロルの金髪のふぁっさがなかった事。
王様がまるでピエロの衣装だったこと。フォースがまるで、腰ぎんちゃくだったこと。
再演は、衣装は、そろいの銀色。デザインは、キャラによって、違っており初演よりは、洗練されておりました。
まあ、アクサルらしく、元気に若々しかったし、ちょっと主役の持っていきかたは、基本的に間違っていたけど。
フロルも王様も初演時よりは、可愛い子ちゃんに変更されていたので、その点は、よかったんですが、
今度は、象徴の女神像が床で、足蹴にされていた…。

やはり、男と女の視点の違いが演出にもあるのかと思うほどでした。

倉田版は、原作のポイントは、きっちりと押さえてくれていたことが、わかりすぎるほどだったけど(笑)
ヘルメットからのフロルの金髪ふぁっさは、はずせないから。
それと王様のおかっぱロングへアもね(笑)←曽世さん、青木くんのふたりとも案外似合っていたと思うわ。
まっ、原作どおりといったら、それまでなんですが、
ただ、11人めを誰だか、かく乱させるために登場シーンは、白の宇宙服を着せてほしかったと思う。
あと、宇宙に遊泳するのをブランコじゃなければ、良かったかな…
そこは、難しいところなんだろうか。

濃いキャラの3人がシングルでしたが、若手が多く出演したこの作品は、
案外、若手公演としても成り立つんじゃないかと思う。
続編の「東の地平、西の永遠」のほうが、ライフのこれまでのカラーに合う話ですからね。
でも続編にするとこっちは、若手には、任されないところだったりするからなあ。

萩尾作品で、泣いたのは、「訪問者」「東の地平、西の永遠」とあとひとつは、バレエマンガです(タイトルは、シリーズになっているもののひとつなんだけど、思い出せない〜)

これで、ライフは、一息つきました。
この作品には、はまる役柄がなかった大ちゃんですが(王様かなとか思うけど、すっごい威圧感ありそう…)
3ヶ月連続で舞台を見たと言うのに、若干、いないことに寂しさが…
なので、行き帰りの電車では、「URASUJI」で、声だけ補給しておきました(笑)

公演中に「ガブリエルシャネル」のチケットが届きました。
チラシも折り目つきだけど、同封されてました。
東京では、ポスターが貼られていて、この大ちゃんがなかなか男前に写っていたので、
この目で、早くみたいです〜!!



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