お散歩電柱日記
電信柱いっぱい|一本前の電柱|一本後の電柱
兄がやって来る。
用事を済ませた後、 「エピソード2」を見ていった。
ヨーダが出てくる寸前まで見たところで、 仕事をする私に遠慮して帰宅。
つあ〜!?
なんでそこで切り上げて帰れるのか!? その気遣い、かえってスッキリせん!!!
前回、兄がやって来た時、 外は雨。私はポテチが食いたかった。
そこでこちらに向かっている兄の携帯のメールに、 「やい、のび太。ポテチ買ってこい。ジャイアン」と出した。
現れた兄は、 ウーロン茶(2リットル)をぶら下げニコニコしていた。
どういうコトだ!?おい。
マジボケか、こちらには計り知れない兄なりのジョークか、 一瞬戸惑うも「……メール見た?」と聞いてみる。
返事がない。
再度聞くと、 「妹だからこそ、兄のために死ぬのは当然!!」と返る。
え!?私が?アナタの為に???ホワイ?
振り向くと、人の「北斗の拳」を勝手に読んでいる。 のび太からカイオウとは大胆な昇格である。
「許しは請わぬ!感謝もせぬ! この世に生きるものすべて このカイオウのためにあるのだ!!」 ……いいけど、メール……
ほどなくして静かになったので、 見ると「三丁目の夕日」を読んでいた。 そして帰っていった。……あの。
で、その日の夜、兄から一言。 「携帯を家に忘れて出かけてしまったのだ。 (未だ持ち慣れていない。) それでもウーロン茶2リットルを持って行ったので、 犬の目にも涙。キミはポの字も言わなかったね。」
……確かにポの字は言ってない。が。
いろいろスッキリしません。
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