右腕のブレス
DiaryINDEX|past|will
2週連続グミと会った話は後日します。
今日は同期と飲みに行った。 寮にいる週末はほとんど同期とのみに行っている。
気の許せる相手。 過去の僕を直接知らない相手。 思ったことや本音を言ってしまう。
まだ・・・ リンゴのことが頭の中で大きく存在していることを痛感するとき。
どんなにグミが大事な人でも。 どんなに大切にしていても。
忘れられない感情がある。
普段は押し殺している。 普段は思い出してもすぐにかき消すようにしている。
それでも,お酒で誇張された気持ちを抑えることは出来なくて。
どうしてあの時。 どうしてあんなことを。 どうして,どうして・・・
そんなネガティブなことばかりかんがえてしまう。 どうにもならないなんて。 誰よりもわかっていて。 どうにかしたいと。 誰よりも思っていて。
もう一度会いたいと。 どうにもならない。 どうにも出来ないとわかっていても思ってしまう。
きっと。僕の思い出す過去,想い出は。 すごく美化されているのかもしれない。
それでも,捨てようと思った写真やプリクラの存在を確認するたびに, 胸が締め付けられるようにつらくなる。
間違いなく,リンゴが特別過ぎたのだと思う。 うまく伝えられない感情。
リンゴが離れていくとは思っていなかった。 リンゴが変わっていくのが楽しかった。 リンゴのために。僕のために。
重苦しい表現をしたけれど。
書きながら思う。 リンゴのことを思い出すのはやめよう。
押し殺さなきゃいけない感情があって。 思い出しちゃいけない感情がある。
自動再生し続けられる想い出は今の僕には必要ない。
今僕にはグミがいる。
たった2回返したメールだけで, いつもと違う僕を気遣ってくれる。
僕の話す言葉伝える文字。 たったそれだけで変化を感じ取ってくれる。
僕がどんなにいつもどおりの返事を返しても, ばれている。
いつもは「こいつ本当にバカだな」って思えるのに, 重要なことだけには敏感に気づいてくれる。
今僕は彼女に助けられていると本当に実感する。
グミは離れていても必死に僕を守ろうとしてくれている。 僕のことをすごく思ってくれている。 僕はそれに甘えすぎている。
そろそろゲィムじゃなく彼女のことを想わなきゃいけない。
そして,自然とグミのことを想う時間が増えてきた。
それは負担であり,幸せな時間。
不思議と不安はない。
バレンタインの直前。 世の中は3連休。 俺とグミは普通の2連休。 それでも,特別な2連休。
1ヶ月ぶりにあう。 何ヶ月ぶりかの名○屋デート
二人の距離から考えたら, 名○屋か東京がちょうどよい。
それでも,お金が掛かるから基本は会いに行っていた。
約束通り土曜のお昼に待ち合わせ。 そのまま,水族館へ。
たぶん小学校以来の水族館は思った以上に面白かった。 子供がかなり邪魔だったけど。 それでも,子供最優先は仕方ないこと。カメラの前に突然割り込んでこられても,叩いちゃいけないガラスを叩いていても仕方がないのかもしれない。
むしろ,親!! お前がガラスを叩くなよ。 大人だろ!! 日本語理解できるだろ。 あんな親にはなりたくない。
歩き疲れて展望台のソファーで昼寝した。 夜はデパチカで美味しそうなゴハンを買って, ケーキとワインを買ってバレンタイン。
ちゃんと普通のチョコも用意してくれていた。 去年と同じウィスキーボンボン
「あれ?チョコもあるんだ」 「当たり前でしょ!」 「じゃぁ,おれチョコレートケーキにしなくてもよかったなぁ」 「いいんじゃない。去年と同じアレだから。 まったく変わったの注文してくれるよね」 「安くついていいだろ」
スパークリングワインで乾杯。
なんだかんだで1ヶ月に1回は会ってる。 それでも,「遠い」ってことだけで, その時間は近くにいたときよりも何倍も大切な時間にしたい。
会う前は・・・ リンゴのことや仕事のことで精神的にもしんどくなってた。 八つ当たりしないように心配させないように。 楽しんでもらえるように。
そんなことばかり考えていた。 別れる前からあんなにリンゴのことで悩んで苦しんで, 結局今の今まで忘れることが出来なくて。 もっとがんばれた。 もっと違う未来が見れた。 もっと一緒にいれた。 そんなどうにかなりそうでならなかった後悔を初めて味わった。 大好きだったのに別れた。 大好きだったのに別れようと言った。
そして,初めて失恋した。
今まで多くはないけれど恋をして, 恋人が出来て別れてきた。
それなのに毎回毎回。 苦しくもなく切なくもなく寂しくもなく。
初めてわかった。 こんなに辛いものだったと。
初めてわかった。 こんなに人を悲しませていたんだと。
|