シオの日記

2004年11月14日(日) 悔いのない日々を

お久しぶりのシオでございます
一応生存しております
11月も半ばとなり、
だんだん寒くなるにつれて
病院に行くのがイヤなだけでなく、
寒さによってもふとんから出られない日々が続いております。

久々に実家に帰ったら
「白くなった?」とのこと。
確かに日が昇るころに家を出て
5分以内に病院の建物の中に入り、
日が沈んでから病院を出る。
外にいる時間、一日15分以内。
多少白くなってもいいんじゃないっすか?(苦笑)

よく、もう仕事慣れた?と聞かれる。
ぶっちゃけ、ぜんぜん慣れません。
日々やめたい病です。
でも、今やめたって何にも自分に残らないのも悔しい。
仕事が楽しくなるようになるって言われるけど、
そんな日が来るのだろうか。。。


先日久々に美容院に行った。
髪、切りすぎた。
まだナースキャップがある我が病院。
髪の毛まとめるのどうしようかな~;
ちょっと困ったわ^^;

患者さんと一緒に話をしたりするのは好きだ。
ほかの新人はそうでもないらしい。
ちなみに、定期の治療のための
短期入院で来られてた患者さんと少しだけ話したいから、
と、自分の勤務時間外に遊びに行ったら、
同期の子から、余裕あるね~とかいわれた。
別にそうじゃない。
余裕なんてないし、
駄目駄目なのはいつも。

それでも美容院のおにいさん(一応)と話したとき
つい、口に出た話。

次いつ逢えるかわからないから。
次があるか、怖くなるから。
その人に対して、一日一日悔いがないように接しているつもり
例えば自分の受け持ちじゃなくても、
例えば明日退院する人でも、
今日の、その日、その時間。
自分の体力と時間の許す限り、
患者さんと一緒にいることは
患者さんがイヤだといわない限り、大切なことだと思う。

患者さんはあなたがやることをよく見てる。
先輩Nsに言われる。
患者さんからあの子はもう来させないで、って
言われたらイヤでしょう?
ミスを起こしたときそう言われたこともある。

朝、今日の担当シオです~、って言いにいった時、
自分ではうまくしゃべれない患者さんの家族に
「ほら、あんたの好きなシオさんが来たよ~」
と、言われたとき、感激だった。
受け持ちになる人は私だけじゃないし、
私だけが好きだってわけじゃない。
言葉が出ない、その人が私のことを
本当に好きだと思っているかも、実際のところはわからない。
でも、少なくとも家族の人にはその人に対して
きちんと対応できている、と見えること。
私のやり方は、時間がかかるし、
ずいぶん遠回りなのかもしれないけれど、
けして、間違ったことをしているわけじゃない。
間違った想いでやっているわけじゃない。
私自身は、いつも、誠心誠意やってるつもりなんだ。

患者さんの家族って、本人以上におしゃべりだったり、
本人の希望を無視してしまう傾向がある人もある。
だから“本人”の希望を大切に。
そして、できるだけ本人の希望に沿うように。

一日一日、例え変わりないとしても
一日一日、一緒にすごす時間は確かなもの。
きっと、悪夢の入院になるなかで、
少しでもほっとできる時間ができるように。
そうやって思うことも、
自己満足だとしても、自分にとって
相手に対して、悔いのないようにしていくためのこと


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