良いわけがない
過ぎ行く10を通しながら携えて候
眠り薬は小箱の中
最悪と再開を張り合わせるようにして禍
どうか届いてください
君を思うこの気持ちを風にのせるから
どうか気づいてください
私のすべてを映す光に
まださよならを伝えられない悪に
相まって相まって相まって暮らす日々に
年ばかり重ね流れていくだけのわたしに
今日も朝が来るだろう
どうか覚えていて
君の願う答えを
どうかふれてください
わたしにふれてください
冷たいその手が体温を奪えば本望
過ぎ足る8は何を残した?
薫りすらもない危険すぎる夜に硬直
靴底減らして歩み寄る朝に
繋がってむすぼれて有名無実の本質
どうか気づいてください
溢れそうなこの想いに
どうか許してください
ゆらり揺れる不断さを
君のために咲いて君がために枯れたなら
それが本望 もう 泣かないで
2008年07月21日(月) |
命はすきま風に消える |
ああ!愚かな偶然、苦笑いの日々
甘い言葉に惑わされまいと立てた誓いに拐かされ
憂鬱が沸々と沸き起こっているのよ、果てしなく果てしない夜
ああ!それはもう愚問、爪弾きの恋
眠り言葉に追随されながら逃した獲物に夢うつつ
攻撃の理性はもうめまいを引き起こす
薬漬けの朝昼晩に繋がれし鎖
愛してる愛してる殺したい生かせない
誘ってる?誘ってる?街が溶けて汗になる
艶やかな黒髪を眼に焼き付けている
甘い声甘い夜稲光感応死
否 もう終わってそこにはいない
激しさを増す責めの言葉の数に
寂しさを増す生きる術の無さに
小さく灯る命はすきま風に消える
ああ!明日の命が突き動かすのか
やまいだれの漢字を端から並べ立てても
病気にはならない夏の空を憎もう