もう一度 ミラージュ

ここんとこほとんどマンガを読んでいないのである。
読みたくないわけじゃないけど、そこまで思い入れをもった作品に出逢ってないんだわさ。
純クレは読みたいけど実家だし、ムサシの新刊は慎吾きゅんの出番が少なくて面白くない感じだしぃ。

だから同人誌を読む事にした。
ミラージュの同人とガウリナ。

ガウリナは先日のオンリーでやっちーが身体をはって購入してくれたものが、まだ私の所にまで届いてないのでお楽しみ。
めっちゃお楽しみだ。

そうするとミラージュを読む事になるが、こいつがまた、エロだから。
でも直江が子犬すぎて狂犬じゃないし!
高耶さんが攻めすぎだし!
それはそれで萌えかもしれないんだけど、基本、直江が攻めで高耶さんが受けなのよ。私は。
直江の鬼畜さ加減がたまらないんだよ!
ちょっと今の蔵書では物足りないってことですよ。

先日の直×高オンリーは事情があって行けず、新たなるお宝は入手できなかった。
夏のコミケでどれだけ鬼畜直江の活躍する本が手に入るかが問題だ。
よーく下調べして行かなければいけない。
かなりマジモード。

金に物を言わせて高耶さんと戯れる直江が見たい!!
そんな邪な望みを胸に、今日もがんばります。
2005年06月22日(水)

純クレ

『純情クレイジーフルーツ』というマンガを知っているか?
学生時代にはまったマンガだ。
分類はスクールコメディとでも言えばいいのかな。
私は「純クレ」と呼んでいた。
作者は松苗あけみさんで、今もバリバリで現役の漫画家さんです。
先日も「恋愛内科25時」という彼女の作品がドラマ化されておりました。
(キャスティングに難ありで、吉川ひなのがやっぱりバカヘタだったので見るのやめた。)

<ココより先、読み手の既知を前提に進めます。>

このマンガで私が一番印象に残っておるのは、何より
花椿君
であります。
ストーリーより何より、記憶の中に焼き付いて離れない花椿君の「変態」さ。
今でいうと、ぷちストーカー

男子校に在学。
通常形態では、エリートで誰からも尊敬され、倒錯的で硬派な男も、
実子(女)の匂いを嗅ぐと変態になる
性衝動が抑えられなくなり、イノシシのごとく獣になって暴れまくる。

そして誰も彼を止められない。

止められるのは実子だけ。
しかし、決して生産的な解決でなく一時しのぎにすぎないのがまた良かった。
だから同じ事が何度も繰り返されるってわけね。

修学旅行編が最も彼の変態度がクローズアップされており、是非万人に読んで貰いたいところだ。

熊本・阿蘇の草千里で馬にまたがり、実子を追いかけて疾走する様は、まさしく最高と称するに値する変態さ加減であった。
(「埴輪になりすまして待ち伏せ」というパターンもあった。これも怖いくらい変態。)



このマンガを最後に読んでからもうどれくらい時がたってしまったのか見当も付かないが、これだけのことを思い出せるんだから、当時の私にとっていかにショッキングなマンガだったかが伺えるってもんよ。
主人公は決して「花椿君」ではなく、女子4人で、彼女たちはそれぞれの個性があり、それがまた実に現実っぽい設定だった。
根性曲がった友情劇を演じるときもままあったが、またソレが妙にリアルで、自分を見せられるみたいなイヤ~な気分も味わった。

今思うと、なんで大人があんなに女子高生の気持ちや行動をリアルに描けるのか、不思議で仕方ない。
つくづく、小説にしろマンガにしろ、創作活動をする人ってーのは、特別な目をもっているんだと深く感心してしまったのであった。
2005年06月13日(月)

ブレーメンⅡ その3

恋愛色が薄い。
このごろ頓にそう思う。
この作品は特にヒューマニズムに溢れているので、それでもいいのかもしれない。
しかし。
色恋沙汰大好きな私としては、ちょっと物足りないのね。

昔(大昔)の川原作品には、盛大にではないが心和ます恋愛現象が描かれていたんだけどなあ。
残念だな。
ナッシュ社長とキラ船長のハートフル・ラブコメディとか。
・・・・・・・。
想像できない。できないぞーーーー!
わっはっは!!
いいカップルだよ、そう思うよ。
でも、お笑いにしか見えないーー。

「まわりを癒し系乗組員とリトルグレイが取り囲むラブラブな社長と船長。」

どうよ!字面がすでにトリップぎみですよ!
こうやって書くと性別や種族すら不明なのでよけいおかしい。
社長と船長って、なにげにBL気味な匂いすらするぞ。
さらにリトルグレイも意味不明だし。

リトルグレイ。
あれって、当事者にはなりたくないけど、見るだけなら一見の価値有りですよ。
想像を絶する人数のリトルグレイがくっついてスイミーな様は地獄絵図?
はたまた楽園?
ドリアードと戯れるリトルグレイ。
ステルススーツにつくつく虫のリトルグレイ。
嫌がらせで船体に顔拓を残すリトルグレイ。
愛すべきリトルグレイに万歳!

今回でブレーメンⅡのお話を終わるのに、最後がリトルグレイでいいのか?
と、思うんですが、結構みんな彼らのことが好きだと思うので、良しとする。
それじゃあ、また。
2005年06月07日(火)

ブレーメンⅡ その2

ブレーメンズの面々は、皆素晴らしく優秀で、すなおで性格も非常に感じがいい。
そして何より、プリティー!(この時、同様に動物が擬人化された作品である『猿の惑星』を決して思い浮かべてはいけない。キモイから・・・。)
うおおおおお猛烈に一緒に働きたいぞ!!
彼らと共にお仕事・・・。
想像するだけで癒されるじゃないか。
現実では大バカ課長に泣かされる、最下級中間管理職(?)の私には、出来る部下と出来る上司が欲しいのだ。
そこに見た目のプリティーさが加わってごらん!?
たまらんだろ?ろ??

しかしこの「見た目」が結構問題であって、マンガの中ではブレーメンズの社会的地位は非常に低い。
過去の白人による有色人種に対する迫害のように、彼らは人間から使役されるだけだったり、存在を全く受け入れられなかったり、しているのだ。
それでも世界はあるべく姿になるために動いて行く。
キラ船長をはじめとするブレーメンズに関わった人々の働きかけが、世論に大波を起こし、ついに彼らは権利や義務を獲得していく。

やっぱりこうして見てみると、かつて我らイエローモンキーズが欧米に進出し始めた頃に似ていない?
「黄色い猿に何ができる」的扱いがあったって話しは良く聞くしさ。
彼らに古き良き日本人の姿を重ねて見てしまうとね、先人達が身を挺して獲得してきてくれた今の権利や世界を、私たちはよーく噛みしめて生きて行かねばなるまいな、とか思ってしまうわけですよ。
自戒の意味も含めて、ウサギさんやコアラさんと一緒に働ける日を楽しみに待ちたいと思う次第。

深い。
深いよ『ブレーメンⅡ』。
それとも勝手に深読みしすぎ?
次回はもう少しライトな部分で書いてみよう。

そんなわけで、やっぱり第3回へ「続く」。
2005年06月03日(金)

ブレーメンⅡ (川原泉)

『笑う大天使(ミカエル)』映画化記念で、川原泉作品にスポットライトを当ててみる。

で、

何故か新しいシリーズの『ブレーメンⅡ』(全5巻)から始まるあたりがニクイね。
船長の名前が「キラ」だから、とかそういう堕落した理由からではない。
例えば、「フラガ」という名前だったら?
・・・自信はないが、川原作品なら理性を保てそうな気が、する。

物語は随分昔の作品『アンドロイドはミスティ・ブルーの夢を見るか?』の続編にあたる。
主人公は宇宙貨物船ブレーメンⅡの船長の「キラ・ナルセ」。と、その部下のブレーメンズ。
(そうか!軍隊じゃないから「艦長」とは呼ばないのか。「船長」と「艦長」をを一緒くたにしてた無知な自分。)
キラ船長は「イレブン・ナイン(99.999999999%)」と呼ばれる程スーパーな宇宙飛行士らしいが、外面はちっとも全く全然そう見えない。
スウェットの上下が似合う姉ちゃん、って感じか?
自分の川原作品大多数(いや、全て)の女子キャラのイメージが「スウェットの上下」ってーのは、絵柄のせいか?それともキャラの性格の問題?
どっちにしても、ヤボいのだ。
男子キャラにしても、頑張って描いて貰えれば、それなりに素敵な容姿なのだが、一度崩れるとやっぱりスウェット上下の兄ちゃんに墜ちてしまう。
そしてヤボい。
今回で言えば、社長のナッシュ・オリジナルだな。
が、川原キャラはそのヤボッタさがまたイイのだ!
あのヤボさが最終的にストーリーの救いになるからスゴイのだ!

と、またも主な内容を書く前に一度終わる。
さわりって感じ?

次回へ続く・・・。
2005年06月01日(水)

Solfeggio~レッスンで感じたことを。 / ちるるん。

My追加