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2006年07月16日(日) 日本沈没

● 日本沈没
監督: 樋口真嗣
出演: 草彅剛/柴咲コウ/豊川悦司/大地真央/及川光博


日本列島絶対絶命!日本人は滅びるしかないのか
日本各地で大規模な地震が頻発する中、潜水艇“わだつみ6500”のパイロットの小野寺は、同僚の結城と共に地球科学博士・田所の指揮の下、深海調査に参加。その結果、大地震と噴火活動によって日本が1年以内に沈没するという驚愕の事実を知る。総理大臣・山本は諸外国に日本国民の受け入れを要請し、危機管理担当大臣の鷹森は日本を救う方法を求めて田所を訪ねる。そんな中、小野寺は被災現場でハイパーレスキュー隊員の玲子と出会い、お互いに心引かれるのだった…。

日本人が難民になる。国家という後ろ盾を失って、見知らぬ土地をただの厄介者として漂流する日が来るかもしれない。それはまさに日本人としてのアイデンティティーの喪失を意味する。73年にメガ・ヒットを記録した旧作から33年、『ローレライ』の樋口真嗣監督お得意の特撮技術によって新生『日本沈没』の沈みゆく日本の地獄絵は当然ながら迫力を増した。しかし、見どころはそれだけではない。非常事態においては選択の余地はないようでいて、実は個々人の生き方が問われ、生きるか死ぬかの瀬戸際ゆえに選び取る人生もあることを、草なぎ剛と柴咲コウが演じる小野寺と玲子をはじめとする登場人物たちが見せてくれる。その人間ドラマにこそ力点が置かれているのだ



2006年07月02日(日) DEATH NOTEデスノート 前編

● DEATH NOTEデスノート 前編
監督: 金子修介
出演: 藤原竜也/松山ケンイチ/瀬戸朝香/細川茂樹


死神の落としたノートから、2人の天才の頭脳戦が始まる名門大学に通い、将来の警視総監を嘱望される天才・夜神月(やがみライト)。彼は偶然手に入れた、名前を書かれた人は死んでしまうノート“デスノート”を使い、法で裁かれない犯罪者を次々と殺していく。その目的は犯罪のない理想社会の実現だ。一方ICPO(インターポール)は犯罪者の大量死を殺人事件と考え捜査を開始。世界中の迷宮入り事件を解決してきた謎の探偵・Lを捜査に送り込んできた。そして月とL、2人の天才による壮絶な戦いが始まるのだった。

1,400万部以上を売り上げているモンスター・コミックを、前・後編の2作構成で映画化。その最大の魅力は、何といっても2人の天才による頭脳戦だ。デスノートのルールを最大限に生かし、Lの正体へと迫る夜神月。徹底した論理分析で謎の殺人犯を追うL。彼らの権謀術数に、観る者は手に汗を握らずにはいられないだろう。物語は、基本的には原作と同様の展開。しかし、月の恋人・詩織の存在など映画オリジナルな部分もあるので、原作ファンでも楽しめるはず。同時に設定説明も丁寧に行われているので、原作未読者が「??」となることもない。誰もが楽しめる知的なエンターテイメントに仕上がった。


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