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久しぶりの更新です。 最近なにかと忙しくって、パソコンを開く時間がありませんでした。 久しぶりの更新ですが最後までみてやってください。 今回のテーマ 「勘違いの結果 パート4」 今年の新入社員として牧場にやってきたアメリカ帰りのAさん。 乗馬馬でものすごい暴走後ミラクルな言葉を言い残し、その場をしのいだAさん その後、Aさんは厩舎の主任と共に食堂にいました。 Aさんは乗馬馬にうまく乗れなかったのがショックだったらしく、主任にその心の内を話しているところでした。 ていうか・・・ 自分がうまく乗れてないと解ってたんだ・・・ いや、Aさんは乗馬馬で突っ走られた後、俺は別に失敗してないから。 みたいな行動をとっていたので、自分で気がついていたのが驚きです。 まぁ、そのあたりは置いておいて、Aさんと厩舎主任との会話を再現・・・ Aさん 「今日乗馬に乗ったのですが、うまく乗れませんでした」 と、少し打ちのめされたような表情で話を始めました。 厩舎主任 「そうか~ まぁ、それならしかたないよな~」 「自分がうまく乗れないとは思ってませんでした」 カロ心の声(あんたどこまで自身過剰なんだよ) 「でもな~ 今の状況じゃきびしいよな~ 今からがんばればいいじゃない」 「いや、でもそれは・・・ 俺のプライドが許しません え~~ どんなプライドだよ!! 「ま、まぁ そうは言ってもな~ 今のままじゃどうしようもないしな~」 「俺はアメリカに修行にも行ってたんですよ 今更こんな牧場で勉強なんてできません」 (おいおい こんな牧場なんていっちゃったよ) 「ん~ そうは言ってもな~ ところで、アメリカでは何年勉強していたの?」 一ヶ月です え~~~~ それは修行ではないくて・・・ 観光でしょ!! 「い、一ヶ月ね・・・ なんでそんなに早く帰ってきたの?」 (ほら、ちょっと主任さんあきれてるじゃん) 「なんか、アメリカって・・・ 英語通じないのですよね え~~~~~~~ それは英語が通じないのではなくて・・・ お前が喋れてないだけだろ!! 「ハハハハ そ、そうなんだ・・・」 「それに日本に帰ってきてからも(有名牧場)で勉強していたんですよ」 「その牧場ではどのくらい馬に乗っていたの?」 「そうですね~ 一日一頭乗るか乗らないかくらいです」 え~~~~~ それ、完全にほされてたよね 「ハハハハ まぁ、よく考えてみなよ」 と、なかば厩舎主任も完全にあきれてしまって、その場は終わりました。 その後、Aさんは・・・ 俺には日本は狭すぎる と、言い残し・・・ 牧場を一週間もしないでやめていきました ミラクル ま~さ~に!! ミラクル!!
いや~ GWですね~ まぁ、私達の仕事にはまったく関係ない話です。 皆さんが連休で遊んでいるときに働くのはとってもつらいものです。 あまりにもつらくて、買い物などちょっと外出したときにあまりの人の多さに殺意を覚えるほどです。 まぁ、ひがんでも仕方ないので、あと数日がんばって仕事します。 今回のテーマ 「勘違いの結果・・・ パート3」 うちの牧場にやってきた、アメリカ帰りのAさん その騎乗技術にいささかの未知の部分があるために練習用の馬に騎乗してもらうことになりました。 その練習馬は競走馬を引退した馬にも関わらずなかなかやる気満々で、よく入りたての新人がものすごいスピードで走られているという馬です。 その日の仕事が終わり、ついに乗馬練習の時間。 いつもは仕事終了と同時に乗馬練習をしていない人たちはすぐに帰ってしまうのですが、今回はAさんが乗るというので、なんと数十人の見学者がいました。 みんな何か期待しているのです。 ミラクルに! と、みんながワイワイと乗馬練習を見ているなか乗馬練習スタート。 私 「どうなんでしょうね? Aさんは」 牧場夫C 「だからあれはアメリカのリズムだから俺達にはわからないだけだよ」 牧場夫B 「そうかな~ 俺はただ下手なだけだと思うけどね~」 「まぁ、それは乗馬馬に乗ってもらえばわかりますよ」 「まぁ、確かにそうだな おっ始まったみたいだぞ」 と、いまだ様々な憶測が飛ぶなか乗馬練習スタートしました。 「で、今回はどういった調教内容なの?」 乗馬教官 「今回は1000メータの走路を一周速足をしてから、一周駈足することになっています」 「ほ~ 早く駈足にいかんかね~」 「アメリカのビートを見せつけてやれAさん」 と、話が盛り上がるなか、速足中のAさんに軽く異変がみられました。 「あの~ 俺だけでしょうか・・・ Aさん厳しそうじゃないですか? そうなんです、乗馬の馬がAさんの抑えを振り切り今にも走りだそうとしているのです。 「なんかやばいよね 完全にいってしまいそうじゃない?」 「ばかやろ~ これからアメリカのビートが・・・ あっ! そんな会話をしている中Aさんの乗っていた馬が爆走を開始。 「あ~ 完全に馬にいかれてるな~」 「ひっかかってますね 完全に・・・」 この日記でも何回か説明していますが、ひっかかるとは馬が乗り手の抑えをきかずに、ものすごいスピードで走ってしまうことを言います。 たとえるなら・・・ ブレーキのきかない暴走車 「お~ 元気に走っているね~ 何周いくかね~」 「のんきなこといっていていいのですかCさん アメリカンビートがあるから大丈夫じゃなかったんですか?」 そんなわけないじゃん と、あっさり切り捨てるCさん あと2,3周もすれば馬がつかれて勝手に止まるだろ と、当然のことのように言うBさん。 そんな中必死な形相で馬を止めようと手綱を引っ張るAさん はやくとめろ~ と、なかばキレ気味にAさんに叫んでいる乗馬の教官。 そんな周りのことを気にすることなく爆走を続ける乗馬馬・・・ 「しかし、なかなか馬とまらんな~」 と、Cさんが言い出したのは馬が走路を4周した時です。 「こんなに走るなら乗馬馬なんてやってないで競走馬としても十分いけるんじゃない?」 「たしかにな ハハハハ~」 「ハハハハ~ じゃないでしょCさん なんか強制的にみんなで止めるみたいですよ」 そんな話をしているうちに数十人ほどいた観客と乗馬練習をしているみんなで、走路に一列の壁となり馬を強制的に止めました。 「まったく何周行かれてんだよ 無理やりにでもいいから止めろよ」 と、完全にキレている教官がAさんに詰め寄るとAさんから驚きの一言が・・・ 「いや別にいかれたわけじゃなくて、ハミ掛けて走っていただけで・・・ いつでも止めれましたけどね ミラクル! ミラクルを起こしやがった あんなに必死に馬を止めようとしていたAさんが・・・ あんなに止めろと叫ばれていたAさんが・・・ 1周でいいからと、調教前に言われていたAさんが・・・ ミラクル ま~~さ~~に! ミラクル そんな言葉を聞いてなかばあきれてしまった一同。 パート4に続く
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