2005年04月30日(土) 会えなかった……。
昨日朝から友人の自動車に乗せて貰って愛知県まで行ってきましたよ。目的地は勿論、「愛・地球博」会場。午前七時に当市を出発、午後一時三〇分頃会場到着。当日の宿の都合で会場にいられるのは二時間弱くらい。なかなか強行スケジュールですよ。
企業パビリオンは何処も平気で「一時間待ち」だったりするので、空いていると評判のグローバルコモンへ行きました。アジア地域の国々が集まっているところへ。一番混んでいた様子のフィリピン館でも列はあまり長くなくするすると入れました。
フィリピン館ではスコール(通り雨)を体験できます。傘を貸し出してくれますが、晴れた日ならずぶ濡れになってみるのもいいかもしれません。私たちが行ったこの日は日本各地で真夏日を記録していて、現地の気温は29.5度でした。暑かったよ。直ぐに乾いただろうし濡れてみてもよかったかと。
その他、ベトナム館やタイ館の展示を見て、アジアの食べものが集まったフードコートへ行き、フォー(ベトナムの麺料理)を食べたいと料金表を見たら手掌に乗るくらいの小鉢一杯が一〇〇〇円とかで眼ン球飛び出しそうになったりして、取り敢えずインドカレーの店で「伝説のインドカレーパン」一個250円也を購入して食しつつインドネシアの伝統舞踊を観賞したりしていたら撤収時間がやってきたという、嵐のような滞在でした。
最大の人気パビリオンはトイレかと思いきや、設置数が充分だったのかそうでもなくて、死にそうに混んでいたのは公式グッズ販売店でした。まるでラッシュアワーの満員電車。思った方向へ進めない。だからじっくり品定めをしての買いものなんてとてもできません。人混みが駄目な私はパニック発作を起こしそうになりましたよ。
しかし、御心配召さるな。
御土産その他の万博関係の買いものは、会場の外でもできます。会場周辺の鉄道駅とか、ドライブインとか、百貨店とか、コンビニエンスストアでまで購入可能。私はモリゾーさんぬいぐるみを名古屋駅前ロー○ンで買いましたよ。
ですから、これから「愛・地球博」に行こうという方には、会場滞在時間はすべてパビリオン見学に費やすのがよいとお伝えしておきますよ。
会場周辺地域のコンビニエンスストアでは万博期間限定食品なども販売されています。私はモリゾーさん人形が付いたペットボトルジュースを、友人はモリコロ絵入り寿がきやラーメン(カップ)を購入しました。
また、名古屋駅ビルに立ち寄る予定があるなら、ビル内の百貨店でもモリゾー&キッコログッズが販売されています。名古屋駅ビルは地上51階の高さに展望台があったり(有料)、なかなか愉しいパビリオンでした。
自動車で会場まで御出掛けの方も、駐車場の都合を付けてリニモに乗ることをお勧めしますよ。振動がない乗りものの不思議な動きをぜひ体感して頂きたいです。
ヌルヌル~って感じに動くのですよ。CGで描かれた乗りものってすべるように移動するでしょう? あれに乗ると丁度こんな感じじゃないかな、と思いました。レールも車輪もないので左右には幾らか揺れますが上下の振動は一切ないのです。
私たちは藤ヶ丘駅から万博公園駅までの約一五分間を三四〇円出して乗りましたが、御値段に見合った経験だと思いました。
さて、「愛・地球博」に行ったならぜひとも会いたいモリゾー&キッコロ。会場内に「この時間帯にはここに行けば会えます」というインフォメーション看板が立っています。私たちが会場入りした時間帯はフリータイムで「会場内をおさんぽしているよ」とのことで居場所を確定できず、かねてより計画していた「モリゾーさんにハグして頂く」または「モリゾーさんにフライングボディラヴアタック」は叶いませんでした。
一番の心残りといえばこれですね……ああ残念。これこそ万博会場でしかできないことなのに……。
【今日のこれだけは】
奈良県のパーキングエリアでもモリコログッズが買えましたよ。会場で土産を買った意味がどんどん薄れていきます……。
2005年04月29日(金) 第九作。
という訳で(CM明けのように)、昨夜は劇場用名探偵コナン第九作「水平線上の陰謀(ストラテジー)」をレイトショーで観てきました。
「名探偵コナン」という作品は私にとってとても大切なもので、原作単行本はすべて揃えていますし、劇場用アニメーションは第四作(瞳の中の暗殺者)以降は毎年劇場で観ています。勿論劇場用第一作(時計じかけの摩天楼)~第三作(世紀末の魔術師)はきちんとレンタルビデオ等で確認しています。
さて、原作連載開始十周年、劇場用制作開始から九年と長い付き合いになる「名探偵コナン」には強い思い入れがあるので、アニメーション制作スタッフのみなさまには半端なものをつくられては困ります。
ということくらいは制作側も重々承知なのでしょう、劇場用作品は毎作工夫が凝らされていて愉しめるものになっています。今作は、私は例年にない事前情報の少なさで観賞に臨みました。また、例年は公開初日か第一週の間に観に行くのですが今回は公開から約三週間と時間も経っていましたのでそれなりの期待感はありました。
で、初感。
コナン映画を御覧になったことがない方で「一度観てみようかな」とお思いの方は、今作はおやめください。観るかどうか迷っている方は、特段今作は観なくてもよいと思います。
一八〇〇円払ってまで観なくてはならないものではないでしょう。一年後くらいに讀賣テレビ放送網でノーカット放送されるでしょうから、それで御覧になってもよいと思います。
一ト言で言うなら「何もかもが中途半端」。
今作のタタキ(キャッチコピー)は「シリーズ初の二重(デュアル)サスペンス」なのですが、二重の一重ずつがあまりサスペンスフルでない上に二重になっていることで相乗効果があるかと言えば決してそうではなく、不完全燃焼気味。
全編通して観た印象は、第六作「ベイカー街(ストリート)の亡霊」(推理部分は凝ったつくりで愉しめるが「名探偵コナン」としてのできはよいとは言えない)、第七作「迷宮の十字路(クロスロード)」(推理部分はいまひとつだけど「名探偵コナン」として、ラヴストーリイとしてのできはすこぶるよい)、第九作「銀翼の魔術師(マジシャン)」(推理ものとしてのできはもう少しがんばってほしいところだが「名探偵コナン」のキャラクタがそれぞれに活きていて、またパニック・アクションものとしての劇場用作品の新たな可能性を生み出した)のそれぞれの「いいとこ取り」をしようとして失敗してしまいました、という感じです。
それから、絵が下手。いまどきのアニメーションに成り下がってしまったと言いますか。
ここ十年の間にアニメーションの「絵」は、きれいにはなってきているけれど同時に下手になってきていると思うのですよ。一見きれいなのだけれどデッサン間違ってるよ、とか、パース取れてないよ、とか、そういう感じです。しかし、そういう傾向にはまらないようにこれまで「コナン」スタッフはがんばっていたのですよ。なのに今作は原画から駄目。素人目に見ても下手さが判ってしまう。
人物の立体感がおかしい(みんな薄っぺらい身体をしていた)。パートによってキャラ崩れがひどい(白鳥警部が横溝警部に見えてしまう場面が頻繁にあった)。背景のパースがうまく取れていなくてせっかくの豪華客船の豪華さが半減。アニメーションの原点に還ろうとするかのようなコミカルな表現方法を多用していたけれど、この絵の不味さでそれが逆効果になってしまっていました。
舞台となる豪華客船「アフロディーテ号」の全景CGはとてもきれいに仕上がっていて迫力があっただけに残念ですね。
さて、以下はネタバレ含む重箱の隅つつきをあぶり出しにしています。これから御覧になる予定の方はあぶり出さないように御気を付けください。
OP部分は恒例の人物とその背景紹介なのですが、第九作になってはじめて少年探偵団の面々の紹介が入ったので、前作「銀翼の魔術師」のように元太、光彦くん、歩美ちゃんそれぞれが個性強く大きな役割を果たしてくれるのか、と期待していたのですが、何だそーでもねーじゃん。平次も名前は出ないのに姿が見えたし、この部分の構成の意図は何処にあったのか充分に探り出してみたいところ。
都大会優勝の実力を持つ空手少女の蘭ちゃん、今作では何と関東大会優勝を果たしています。それが今作の結末へのちょっとしたキイになるのですが、これをもっと活かせなかっただろうかと残念に思うことこの上ありません。
というのも、後半のクライマックスシーン(……なのだと思う。「クライマックス」と言うにはあまりに盛り上がりに欠けたけれど)で美波子さんが何の伏線もなく徒手空拳術を見せたので、これは関東大会優勝の実力を持つ蘭ちゃんの腕が冴え渡るに違いないと期待したのに、とうとう蘭ちゃんは毎作恒例の足技を見せることすらなくそのシーンは終わってしまってがっかり。
「関東大会優勝」の前振りの後に徒手空拳お姉さんが現れて小五郎のおっちゃんを窮地に陥れていてその場にコナンくんがいない、となったら期待して当然と思いませんか。物語冒頭の前振りはこのための伏線だったのかと思って当たり前だと思いませんか。
すごい肩透かしを喰らった気分でした。
それから、小五郎のおっちゃんが柔術使いだということは第二作「14番目の標的(ターゲット)」を見ていて、かつ憶えている人でなければ納得しなかったでしょう。忘れている人、見ていない人もいることを前提に伏線を張っておいてあげるべきでしたね。
また、美波子さんが徒手空拳術を使うことにしても、貴江社長殺害の現場にしても……と細々と挙げるのが面倒なくらいに今作は伏線の張り方が雑でした。絵の粗と脚本の粗が目立って純粋に「名探偵コナン」を愉しむことができなかった、と言ってもよいくらいだと思います。第六作以外すべての劇場用作品の脚本を手掛けている古内一成氏の脚本だったのに、どうしたのかと。シナリオ文芸部門が手薄だったのか、古内氏が御多忙だったのか。
伏線が足りないばかりに「ええ~?(語尾下がり)」と口に出してしまう場面に頻繁に遭遇することになりました。「御約束」までハズしてしまっていたしなあ。コナンくんがボートや水上バイクを操縦する場面では「ハワイで親父に教わった」をすっ飛ばしちゃ駄目でしょう。
「カフス型盗聴器」の伏線はあと二~三箇所に、時間にして三〇分置きくらいに入れておくべきだったかな。「何でコナンくんがそんなこと知ってるんだ?」と思う場面が幾つかあったから。
全体的に「練り」が足りなかったかと。
必要な伏線がなかったり判りづらかったり、要らない伏線が沢山あったりと雑だった御陰で「二重」の「陰謀」の全貌が判りづらかったですね。「陰謀」を「plot」でなく「strategy」とした意味がかなり薄まってしまっていました。ストラテジックではなかったように思えた時点で表題の意味がなくなってしまいます。
物語の構造自体が何処かしらいびつな印象で、上映時間一一五分の映画が冗長に感じられました。五〇分経過したくらいに既に「まだ終わらんのか」と時計を見てしまったくらい。
劇場用作品は年に一度のお祭りであり、また新一×蘭の愛情や絆の深さ、また次第にそれ等が深くなっていっていることを十全に伝えなければならない、原作にさえ影響を与えるものなのですから、その点は重々気を付けねばならないはずなのですよ。なのに今作の蘭ちゃんの存在感の薄さと言ったら……。「ヒロインとして如何か」というところまで問いたくなるような扱いで。
小学生時代のエピソード自体はよく練られていたのにそれが活かされていなくてラヴ要素が薄かったな、と些か興ざめであります。劇場用作品では何処か一箇所でせつなーくさせて頂かないことには映画を観た気がしませんな。
というのは、サスペンス&アクションを優先させてしまって、蘭ちゃんが残っている船からコナンくんを離れさせてしまったのがよくなかったんだとぼくは思うのだけど、どうだろう。今回の背後霊さまの出方もいまひとつぴんとこなかったな。
ED実写パートは、「迷宮の十字路」路線を取りたかったのか女優(子役)さんを使っていましたが、誰にどう重ねて(投影して)見ればよいのかが判らなくて却って違和感がありましたね。
「迷宮の十字路」は勿論和葉ちゃんに重ねればよかったのでしょうが、今作は、よく考えてみれば蘭ちゃんなのだとは思うのですが、蘭ちゃんが幼い頃(実写パートの女優さんと同年齢くらいの頃)は、舞台であるアフロディーテ号を想定した客船には乗ったことがないだろうし、重ねるべきなのかそうでないのか、正直戸惑いました。
制作側の狙いが外れてしまったんだな、と少し哀しくなりました。
と、粗ばかりが見えて素直に愉しめなかったのが今作でした。笑った部分もありましたけどね。かくれんぼの鬼が「園子・灰原ペア」になってしまったところとか。TVシリーズでは見られない展開でしょうし、思わず吹き出しました。
少年探偵団のフォーマルな装いも新鮮でしたね。探偵団の面々はフォーマルもカジュアルも新衣装だったのに、コナンくんのカジュアルは原作に登場の東京スピリッツシャツだったのは何故なんだろう。
あ、今年のうそ予告は予告編最終カット、浸水した船倉で気を失った蘭ちゃんを抱えたコナンくんが叫ぶシーンでした。これは判りやすかったのだけど、青山原画の位置が判りづらかったな……小五郎のおっちゃんのアップを描いてらっしゃいましたよね?
愉しめた点よりも不満の方が沢山出てきた今作は、見終わった後に憤りさえ感じた第六作(ベイカー街)よりも作品としてつらかったけれど、よろこべる部分もありました。ぼく個人としては千葉刑事&トメさん劇場用作品初登場おめでとうを言いたいですね。
……来年は劇場用十周年。期待させてくださいよ。
【今日の罪悪感】
今作を観に行くのにコナン映画初体験の友人に一緒に行って貰ったこと……友人に対しても「名探偵コナン」という作品に対しても。
2005年04月28日(木) 取り敢えずと急遽。
好天が続いています。当地方は4月末にして夏日でした。南風が強く心地よかったです。
陽光を浴びるというのは倖せなことですね。昨年は出歩くのが夜間ばかりであまり陽光を浴びなかったので、今年は可能な限り陽の下に出て学童のように陽灼けしたいと思います。
さて、一昨日のことに29日つまり明日、他県に出掛けることが急遽決定しました。そして今日はレイトショーで映画を観る予定が入っています。
映画の感想とお出掛け道中記&報告は追ってこの頁に書くと思います。取り敢えず今日は、明日と明後日の当日記はおそらくお休みですということを予めお報せしておきます。
あ、今日はバーベルスクワットで50kgが挙がりましたよ。挙げるだけなら60~70kgでもできそう。
【今日のオレ様万歳】
来月納稿分の初稿があっとゆー間にできてしまったよ。おれって天才だな(ナルシズムはどうしても必要なのです)。
2005年04月27日(水) はじめて知ること。
ジムでバーベルスクワットをやっていました。バーベルを肩に担いで立ったりしゃがんだりする運動です(大雑把な説明)。まだはじめたばかりのぼくは20kg×2+シャフトという負荷で10回×3セットをやっています。正直、1セット10回が限界でした。
2セットめの途中で顔馴染みのおじさんが「兄ちゃん、これ使えや」とベルトを差し出してくれました。リフティングベルトです。腰に巻く太いベルトです。
そういうものはリフティングやボディビルを専門にやっている人でもなければ必要ないものと思って、ぼくはこれまで使ったことがありませんでした。
で。今日は勧められるままにベルトを締めてバーベルスクワットをやってみたのですが、やってみて吃驚であります。
40kg×10回が1セットのぎりぎり限界だったのに、ベルトを締めたら楽に40kg×12回を3セットできてしまったのですよ。「たかだか2回の差」と思いましたか? ウエイトの上げ下げをすることがない人には判りづらいかと思いますが、この差は大きいのですよ。40kg×12回ができたということは、ぼくは50kgを担いで10回近くスクワットできるだけの筋力がついている可能性があるのです。
ベルトひとつで挙上できる重さがこんなに変わるものかなと、まだまだ自分の知らないことは沢山あるのだなと、驚くと同時にうれしくなったのでした。
ベルトはジムの備品かとぼくが訊ねると、おじさんはこう答えてくれました。
「これは個人のもの。でも使うといい。他人のものは自分のもの、自分のものも自分のもの」
ジャイアニズム炸裂であります。「あんたジャイアンだろ」と突っ込みたくて仕方がありませんでしたが、♪おーれはジャイアーン♪と返ってくる可能性が低そうだったので我慢しました。
さて、それから時間を隔てて、裁判所に出掛けました。当県の地方・家庭・簡易裁判所はひとまとまりになって城の濠端にあります。建物が「ロ」の字型に建っていて、「ロ」の真ん中は何故かテニスコートです。
それはさておき。
戸籍の訂正申立のための書類を貰いに行ったのです。必要書類を貰うだけと思っていたのですが、裁判所って丁寧ですね。面談室に通してくれて、申立をするための要件のひとつひとつ、必要書類のひとつひとつを説明してくれて、ぼくがほんとうに申立できるのかどうかを確かめてくれるのです。
裁判所ってこんなに親切な役所だったのですね。普段あまり御世話にならない場所なので知りませんでしたよ。
できない申立の書類を受け付けてしまって余計な事務をふやさないため、というのもあるでしょうが、申立をする側としても無駄足を踏まなくて済む訳で。
記入例やその他の書類の揃え方のほか、「性同一性障害者の性別の取扱の変更の審判を申し立てる方へ」という解説(A4版×5枚)も予め用意されていました。この申立をする人の数はそんなに多くはないはずなのにね。
説明をしてくれた職員さんにちょっと訊いてみたら、当県でも既に戸籍訂正した人が数人いるらしいです。残念ながらぼくはその人たちのうちの誰とも知り合いではないけれど。
【今日の思案】
今日の内容はテーマをどちらかに絞って書き込んだ方がよかったかなと思いつつ「せっかく書いたし」と書きっ放しにすることにしました。こういう「勿体ない」は、よくない……よね?
2005年04月26日(火) 流通してない……のか?
携帯電話という機械を持ち歩くようになって二年になる。持っているだけでほとんど使わない。だから機体はまだきれいなものだし、通話とメール通信ができればそれでいいから機能にも特段不満はない。
しかし、そろそろ機種変更しようかという気になった。
きっかけは、いままで使用していたデジタルカメラが昨年末あたりから動かなくなってしまったこと。新しくデジタルカメラを購入しようかと物色していたがどれもこれも高価過ぎて手が出ない。普通に撮影できて数十枚保存できればそれでいいのに、どれもみな高機能過ぎる。
それに、電話だカメラだと幾つも機械をごてごてと持ち歩くのもうるさいので、携帯電話とデジタルカメラとが一体になったものを手に入れようと思った次第だ。その方が安価で済む。デジタルカメラの最安価機種の半額くらいの出資で済んでしまうのだ。
ソニーひいきで現在使用している携帯電話もソニー製。次に使うものもソニー製品にしようと最新機種を調べてみたら
premini-Ⅱという機体が見つかった。スペックもデザインも申し分ない。気に入ったのでこれを購入しようと店舗に出掛けてみた。黒色の機体がほしいと思っていた。
最初に行った店舗では、シルバーとブラウンの在庫はあるが黒はないと言われた。シルバーでもよいかとも思ったが、何も慌てて入手する必要もないと思い直し、別の店舗を覗いてみることにした。しかし、何店巡ってみても同じ状況だった。次第に「黒でなければ厭だ」という気になってくる。「意地になる」とはこういうことか。
自転車で市内一周する勢いで走りまわったが何処も同じだった。仕方がないので、自宅から直近の店舗で購入予約してきた。
どの店舗も同じ機種の同じ色の機体のみが在庫なしでいつ入荷するかも判らないなんて、ほんとうに流通しているのかが疑わしくなる。
……ま、機体の色なんて通信にも撮影にも機能として関わる訳ではないのだからそんなにこだわらなくてもいいんだけどさ。
【今日のものぐさ】
牛すじ肉を喰いたいが煮こぼすのが面倒。でも何度か煮こぼさないと脂がきつくて喰えたものではない。だから喰わない。
こうしてぼくの食の範囲はどんどん狭くなっていくのな。
2005年04月25日(月) 謝り慣れて。
生まれてはじめて旅券の申請をしました。パスポートをつくった訳です。謎の組織に追われているので国外逃亡を企てているのです。というのは判りやすいうそ。秋頃に渡航の予定があるのでさっさと申請しておこうと思い行ってきたのです。
旅券の申請には戸籍謄本もしくは抄本が必要ということで、御役所に行って抄本を発行して貰いました。近頃の当市の窓口お姉さんやちょっと旧い窓口お姉さんは割りと愛想がよいです。ぼくが行ったのが御役所の出張所だったので客が少なくて暇だったから細々と世話を焼いてくれたのかもしれませんが、丁寧に応対してくれました。
でもね、窓口お姉さんたちはちょっと手間取ってました。
「御本人ですよね?」
「この抄本でほんとうに間違いありませんか?」
何度も確認される。戸籍だの住民票だの貰うときはいつもこうだからぼく自身はてんで慣れっこなんだけど、窓口の人は毎回違うから困るよね。「続柄」の欄が「参女」になっているから正しい抄本なのかどうかの確認に戸惑っていたみたい。
スポーツ刈りのおじさんが「参女」だとは思いづらいよな、そりゃ。お察しします。
「すみません、いまのところは戸籍はこうなっているんですよ。訂正のために渡航しないといけないのでパスポートをつくろうと思いまして……今年中に訂正申し立てしますから」
と、あまり要領のよくない説明をして、重ねて「ややっこしくてすみません」とぼくは言った。窓口お姉さんも続柄について訊ねたことに「すみません」を言ってくれた上に「お待たせしてすみませんでした」と頭を下げてくれたので、何だか申し訳ない気持ちになってぼくはもう一度「すみません」と頭を下げた。
窓口お姉さんはちっともいけないことはしていなくて、ぼくも間違ったことはしていなくて、でも互いに「すみません」を交わし合って、あとから考えてみたら何だか奇態だった。
でも、御役所とか病院とか、性別欄の確認が必要な場で担当者の手を煩わせることが申し訳なくて「すみません」と口にすることは、既にぼくのくせになってしまっているんだな。何度も確認されてしまうことよりも、窓口担当の人がスムースに業務をこなすことを妨げてしまうことが、ぼくはいつも心苦しいんだ。
もう直ぐ、もう少しで、他人さまの手を煩わせることもなくなるかと思うと、ほんとうにほっとできそうな気がする。今日申請した旅券はおそらく一回きりしか使わなくて済むだろう。そうであってほしい。
【今日の一度でいいから】
思わず「ぎゃふん」と発音してしまうような経験をしたい。誰か言わせてください。
2005年04月24日(日) 飯が喰える手。
縁があって今日はじめてお会いした人は、指圧師さんだった。手に職がついているっていいなあと、うらやましく思った。うらやましくなったということは、自分の手には職がないということが自分で判っているということで。
休日の電車に小一時間×二回乗って四時間ほど外出しただけでくたくたになるのも困りものだ。どうもこれは体力よりも精神面の問題のよう。
ああそうだ。
順調にことが運べば今年中に戸籍を訂正できるかもしれません。あと数年は先のことかと思っていましたが、ぼくはあとひとつ条件を満たせば訂正申立が可能なのだと今日お会いした人に教えて貰いました。
昼食に喰ったモダン焼き、はげしく旨かった…。二年振りくらいに喰ったしな。お好み焼きはやっぱりモダンや~(声:ケロちゃん)。
【今日の気分は矢口さん】
ときどき、セクシービームを放ってみたいと思う。びびび。
2005年04月23日(土) そのスジの人に訊け。
自分で調査して入手した理論をもとに作成したメニューでトレーニングして約三箇月半、そこそこ各所の筋肉が発達してきましたが、この頃何となく停滞気味。やはり独学では限界があるかと思ってジム専属のトレーナー氏にメニューをつくってくれと御願いしてみました。
トレーナー氏によるメニュー自体はぼくが自分でつくったものとたいして変わらなくて、設定された負荷はぼくが自分で決めていたものよりも軽かった。しかし、筋肉への効き具合いがまったく全然まるっと違う!
同じ箇所の同じ負荷の同じトレーニングでも、正しいフォームと正しい器具の使い方をきちんと教えて貰うだけで効果が歴然と違うことが体感できました。いままでは今日教えて貰った以上の体力労力を費やしながら六割程度の効果しか得られていなかったことを思うと口惜しくてたまりません。
「餅は餅屋」とはよく言ったものです。どんなに豊かな情報の中にいて手当たり次第に智識を仕入れたとしても、やっぱりプロフェッショナルには敵わないんですな。
行き詰まったらそのスジの人に訊く。自分で調べもしないで「何もかも教えて」は困りものですが、これは心得ておくとよいと思います。
しかしまあ何ですね(声:桂小枝)。教えて貰ったトレーニングが効き過ぎて身体の各所が痛みに似た疲労感で一杯で大変ですよあなた。
【今日のフェティシズム】
り、李くん(「ツバサ」ヴァージョン)の襟足……!
2005年04月22日(金) これも持病か。
停滞続きもいいところだった末日締切の原稿初稿が昨夜やっと上がったので万歳して床に就きました。
安らかな眠りを期待しつつも胃の調子が芳しくないな、と思っていたら、数時間眠ったものの案の定胃痛で眼が覚めました。
例によって例の如く近隣のコンビニエンスストアに走って液○ャベを購入。一緒にカップ粥と飲むヨーグルトも購入。レジを打ってくれた店長さんが「また調子悪いんですか?」と訊いてくれました。
すっかり馴染みの胃痛客になってしまっています。Lッテリアでカウンタの前に立った途端に「いつも有難うございます!」と言われてしまうよりもナニがアレです(´△`)。
魔法の薬液○ャベ。唸るほど痛かったのに飲んで一〇分もしたらけろり。ブラボーマジックポーション液○ャベ。
あんまりあっさり治ってしまったから午後からきちんとジムへ行きました。
しかし、わし毎月一回胃痛起こしてるよな。学習能力ナッシング。
【今日の幾つになっても】
いつまでも味覚がコドモです。胚芽ビ○コおいしいよー。
2005年04月21日(木) また駄目だったよ。
コーヒーを断とうと思いました。
三週間で挫折。
畏るべしカフェイン。導眠剤や精神安定剤はやめても離脱作用が出ない限り何とかなるけれど、コーヒーはどうにもならないときがあるのな。今日なんかそうだった。飲まないと落ち着いて書きものができないから、またインスタントコーヒーを一ト瓶買ってしまった。
もう月末でおカネ厳しいのに……。
某社「ミルクでつくろう」のコーヒーをきちんとミルクでつくるとスター○ックスラテになるよ、と友人から聞いていたので牛乳も一緒に買ってきてそうしてみました。
ほんとうだ、スター○ックスラテだ!(驚)
これならわしでも砂糖なしで飲める。お安いしな。でも。
買ってきた牛乳のパッケージをよーく見ると「牛乳」じゃなくて「乳飲料」だったよ(がっかり)。
「コーヒー」よりも「コーヒー飲料」、「チョコレート」よりも「準チョコレート」の方が好きなわしだけど、牛乳は「牛乳」がいいよう。
【今日のカミングアウト】
ゴールデンタイムに昇格してから知っているネタばかりでつまらなくなったので見なくなっていた「トリビアの泉」を、「うそつき」目当てに再び見るようになりました。
2005年04月20日(水) 堕落と墜落は似ているが違うので気を付けろ。
近頃、筋肉ヲタクです。仕事よりも自分の身体に筋肥大をもたらすことに興味を持って行かれてしまっていて仕事が疎かです。
トレーニングメニューの組立やローテーションの仕方を考えたり、プロテインのほかにクレアチンも摂ってみようとか、BCAAはどうしようかとかいろいろと調べてみたり、俄かヲタクそのものですよ。傍目に見てアイタタって感じでしょうな。
どなたか仕事への関心を取り戻す方法を教えてください。このままではダメダメです orz
【今日のこまったちゃん】
甘いものが食べたくて仕方がないのです。おやつは罪でせうか。
2005年04月19日(火) やるならやらねば。
おひがしさまトライアスロン完走。すげいなあ。ハワイみたいな暑いところで52kmほども走ったり泳いだりし続けた訳でしょう。三時間もみっちりと。
「この瞬間のために生きてきたみたいです」って、それだけの距離を走破したらそう思って然りだろうなと想像は難くありません。さぞや清々しい達成感があったことでしょう。体力の限界にはカミが視えるものな。
比べちゃいかんのだろうが、わしなんか「歩く」以上の速度で移動すると呼吸は乱れにくいものの、脚の筋肉がひきつってくるものな。自重+40kgの荷重には耐えられるようにはなったんだけどなあ。
わしも体力面でも精神面でも人生これからなので、おひがしさまくらいがんばって、ちょっとした偉業をなしたいとは構想しています。
そうだな、五年後くらいを目途に西国八十八箇所巡り(勿論徒歩)でも寝袋とザックを背負ってしてみたいな、うん。
全然関係ない話ですが、またT出版さんは納稿から時間差攻撃的に原稿を掲載してくれました。没か否かが即時に判らないから危うく他所とネタが被ってしまうところだったよ(焦)。
【今日の大胸筋への刺激】
スミスマシンって、一回使うとやめられませんね……。
2005年04月18日(月) 調理も乗りものも電気で。
昨日付の当日記は「大丈夫かよこいつ」って感じのもので、そんなものを読まされてしまったみなさまには御愁傷さまとしか申し上げようがないのですが(無責任)、取り敢えず生きていますので案じなさいますな。
死にそうにはなるけれど死なないのが私の持病ですので。
で、今日の話題。ほしいんですよね、
電動スクーター。
ちょっとお高い感じもしますが、補助金制度を活用すればガソリン車と同じくらいの出資で済むし、街乗りにしか使わないなら充分なスペックなんですよ。でもちょっと燃費がよくないか。
あと二回くらいバージョンアップされたくらいに買おうかな、などと買う金もないのに考えています。何しろ交通網が未発達の街に住んでいるのでエンジンが付いた乗りものがないととても不便なのですよ。
【今日の不透明】
勤め人になるかもしれないし、ならないかもしれない。なったらどうしよう(ヲイ)。
2005年04月17日(日) 立ちすくむ。
「お前が書くものはひとりよがりに過ぎない」
そんなことは創作に当たって当然じゃないかという開き直りを持ちつつも、いつか誰かに或るいは誰かたちにそう言われることを私はいつもいつも怖れていて、その怖れが自分という器から溢れ出てしまうと今度は自分に突きつけられた或るいは突きつけられる可能性がある中傷とも真実とも判断しかねる言葉をその気もないのに気にし続けることになってしまい、ほんとうにやりたかったはずのこと―――書くことが怖ろしくなってしまって自ら遠ざけてしまう。
「自分で書く」ということを碌々しない輩が批評家ぶって得意げに言うことなんかそんなもの批判にはなり得ても批評ですらないのだし、実際に書く立場にあって「もし自分がこの立場なら」と考えられる人の意見でもなければまっとうな批評として真に受ける必要もないことは、頭の表面辺りでは判ってはいるつもりなのだけれど。
昨年なら多少のことは跳ね返す気力も体力もあったのだけれど、いまは精神の平衡を保とうとするのに精一杯の状態。そんなときにほんの些細な微かなものでも悪意に触れてしまうと精神的損失は大きい。
その結果、ほんとうにやりたいことをやること自体が怖ろしくてできずに自分というものを期せずして閉ざしてしまうことになる。
一ト言で済ませるとするなら「悪循環」。よくない巡りのときは自分自身も周囲のことも何もかもが巧く咬み合わず、その何もかもを「自分のせい」にしてしまう。
この状況から無理に這い出そうとすると自分に無理が掛かってしまって自分に降り掛かるさまざまなことに対応できないばかりか、そのさまざまなことがすべて何もかも自分に対する劇薬となってしまう。
こういうときはすべて「リセット」してしまうのが最も得策だと経験上知ってはいるけれど、それが身の周りに適切な人がいないがために不可能だとすると一体どうすればよいのだろう。
このままでは鬱症状がどんどん進行してしまう。二年ほど前と同じように、「死んでもいないが生きてもいない」という状態に、指一本動かすことすら自分の意志でも儘ならなくなってしまう。己れの知らずのうちに無理とも思わずに無理をしてしまう前に何とかしたいが、その「何とか」が具体的に見出せない。視野狭窄に陥ろうとしている。
この頁には基本的にどんな気分の悪いことが起きてもへこむことに見舞われても、できるだけ「どーでもよさげ」なことを書くように気を付けてきたけれど、それにも少しずつ少しずつ無理が掛かってきている。それも木の芽どき、季節柄持病柄のせいばかりではなさそうだ。
自分で自分がどうすればよいのかの判断が付かなくて頭の中で思考が堂々巡り。これはいわゆる錯乱状態。「錯乱している」ことが自分で判っているうちに何とかしたいのだが、いったいどうすればよいのだろう。
とにかく不安で、心細くて、自信の欠片も何処かへ失せてしまって怯えきってしまっている。
これまで心掛けてきたおバカ話を期待してこの頁にお越しくだすった方には大変申し訳ないのですが、ただいまこのような状況でどーでもよさげなことを書くことが難しくなっております。
誰かに相談したいけれど、同じく創作について一家言持っている人で且つ気持ちの余裕がありそうな人が相談相手に望ましいのだけれど、相談される相手の方にとって甚だ迷惑なのではないかと後込みしている有様。
こういうのって、心療内科医の仕事の範疇なのでしょうか?
ゴールデンウィークに入る前にもう一度受診という名の相談をしておいた方がよいのかな……。
とにかく今日は休診日なので対処方法としては「寝る」しかないと思い、いつもの通りに眠剤と精神安定剤を服んでみたが一向に眠れる様子がないので、いつもの3倍の眠剤と頓服の精神安定剤もやはり3倍ほど服んでいる。
そろそろ連続不眠三〇時間ほどになるのだが、眠くなる薬を重ねて服んでも眠くなる気配がない。新しい朝を迎えることを、眠ってしまうことを、精神面が頑なに拒んでいるのだろうか。少しも眠れないままに夜が明けてしまった。
「苦しい」
その一ト言を口に出すことすら億劫で気後れしてしまって息切れがする。
ぼくが書くものはそのときそのときで可能な限り最上のものに仕上げてきたのだけれど、ほんとうに水準に満たないのだろうか。素人以下のできに過ぎないのだろうか。
客観的・中庸の書き手の立場で批評、と行かなくとも御感想を建設的に頂けるととても有難く思います。たとえ酷評であったとしても、それが真摯な意見なら素直に受け容れることは、まだ、できそうだから。
【今日のへたれ】
こんなことを深夜から夜が明けきる早朝までうじうじ考えていた私がへたれそのものです……。
2005年04月16日(土) ひつじ。
季節に一回くらいでしょうか、周期的に羊の肉が食べたくなります。ラムでなくてマトンを。それこそ思い出したように。
私が幼い頃はスーパーマーケットで牛肉や豚肉や鶏肉と同じように発泡スチロールのトレイに入ってマトンが売られていたものですが、近頃はどのスーパーに行っても置いていないのですね。食肉専門店に行かないとないみたいです。
羊肉にはL-カルニチンが多量に含まれているということで、ここ一年くらいの間にダイエット食材として注目されはじめて、関西方面にもジンギスカン専門店がちらほら開店しているようです。
「正しいジンギスカン」を食べたことがない私は地元の街にもその手の店ができていたらこの機会を逃がすまいと決意したのですが、情報・文化過疎地帯の私の街にはまだ流行は届いていないようです。
「ない」となると余計に食べたくなるのが人の常。近日中に近隣の老舗食肉専門店に足を運ぶかもしれません。
マトンは獣肉臭がきついから厭だ、などと言う人もいますが、獣肉は多少獣肉臭がした方が獣肉らしくてよいのではないか、と私などは思います。
【今日のナルシズム】
ジムでマシンやフリーウエイトを使ってトレーニングすると日常生活ではほとんど使わない筋肉に刺激がきてたまりません。ショルダープレスが三角筋に効いている状態にうっとり(危)。
2005年04月15日(金) アホは地球を救う。
浪花のスーパーアホドル登場。♪生まれも育ちも北堀江~♪……ベタベタやな。
よろしいね。アホは世界の矜りであり宝ですよ。関西では「アホ」は誉め言葉やしな。アホがなくなったら世の中かなーり荒みますよ。
バカドルが一時話題になりましたが、それとはまったく違うものと見ました。アホとバカとは似ているようでまったく違うものですからね。アホの文化を舐めたらいかん。関西にはアホの坂田師匠もいるしな。今日の表題はアホの坂田師匠の御言葉ですよ。
……ま、あんまりメジャーにならないで
大西ユカリと新世界くらいの知名度でがんばって頂きたい。
少なくとも私は「何もしないかわいい女の子」よりは「努力するアホの子」の方が絶対好きですよ。うん。
さて、今日からキャスト一新の「ドラえもん」ですが。
ドララの声がかわいいとかジャイアンの声が違和感なしとか、巷でいろいろ言われていますが、私は松本保典さんと三石琴乃さんがとうとう父母の役を演るようになったのかということの方を衝撃として感じていたりします……「ボーグマン」も「セーラームーン」も遠くなりにけり、といったところなのでせうか。
【今日の二者択一】
ド○ールよりはスター○ックスの方が好きです。
2005年04月14日(木) だめだめムード。
締切のない原稿というのが、もの書きにとって一番きつい仕事だったりします。……いや、これはその人によるのかな。兼業作家さんの中には勤め先の休日のみを執筆に当てて仕上がり次第編集に提出、という人もいるようだし。
しかし確か、渡辺淳一さんも同じことを仰っていたかと記憶しています。
ぼくは締切があった方がいいな。気が引き締まる。自分だけで設定した締切はずるずると伸ばしがちで駄目です。
そして締切云々よりももっと大事なのは、それがほんとうに書きたい原稿か否かというところなのかもしれない。高額の原稿料が出ても締切は目安程度で幾らか猶予を貰えたりしても枚数は自由ですよと言われても、書きたくもないものはなかなか仕上がらないのです。職業人が口にするまじきことなのだろうけれど、これが正直なところ。
その仕事、原稿、物語に対して「愛」を感じられるかどうかは、どうしても要になるでしょう。
で。いま抱えている別名義の読切原稿は割りとよい条件で毎月依頼を貰っていてとても有難いのだけれど、愛を感じられなくて困っています。昨年も結構うんうん唸りながら書いていましたが、書けないときもそれなりにもやもや~っと書きたい場面が頭の中に浮かんでいたのですよ。
いまは、それさえなし。三日待てば停滞も過ぎ去っていたものだけれど、今回の停滞は長くて早くも×日め(あんまり長過ぎて数字を明らかにできない)。
一昨年のことに一年間の連載を依頼されたときは「連載なんてできるかな」と思っていたけれど、いまとなっては「連載の方がやりやすかったな」なんて思っています。初回締切までの期間も充分に貰えたしなあ。
と、こんな風にぐちぐち言っている間にも締切はどんどん近付いてくるのです。「反対向きの電車に乗って逃げようかと思う」ときって、こういうときをいうのでしょうかイナバサン(経験者に訊いてみる)。
【今日の本気で知りたい】
TAK親方のギタリストにあるまじき上腕の太さ。逞し過ぎ。
2005年04月13日(水) ほんまやったんか。
満員の電車に乗って、人混みの駅を通って、大勢集まった待合室で診察の順番を待って……病院で診て貰うだけのことだと言っても、自分自身が思うよりもぼくは疲れてしまっていたようです。昨日は仕事のために一時間ほど出掛けただけであとは寝込んでしまいました。
何とか今日は起き上がってジムへ。ぼくが通っているトレーニングジムには、中学校で英語教師をしている外国人さんが複数やってきます。その外国人さん同志が初顔合わせだったらしく、英語で挨拶を交わしていました。
「My name is ○○○.」
「My name is □□□. Nice to meet you.」
ダンベルスクワットをしながら聞いていて吃驚。あまりにも教科書通りの英語だったから。
学生やってた頃は半信半疑だったんですよね。「英語」として教えられている言語は、もしかしたら日本や米国の政府同志が結託してでっちあげた似非言語なのかもしれない、ほんとうは米国や英国では違う言葉が話されているのかもしれない、と。
マスメディアと学校の中とでしか「英語」というものに触れる機会がなかったのだから、そう考えても不思議なことではないでしょう?
今日、実際にライヴでネイティヴスピーカー同志が話しているのを聞いて、中学生の頃に学校で教わった英語はほんとうに使われている言語なのだと実感できて、自分の学生時代は決して無駄ではなかったのだと何だか有難くなりました。
【今日の新たに入手】
やっと新しいサンダルを買いました。前のはホーキンズで今度のはコールマン。足許だけはアウトドア風味。
2005年04月11日(月) びょういんゆきかえり。
月に一度の大学病院通院日です。電車に乗ってがたんごとん。
予約時間に間に合うように朝早くの電車にせっかく乗ったのに、病院に到着したのは予約時間八分過ぎ。何故かと言うと、JR阪和線が何らかのアクシデントで三十分ばかり停車していたから。
車内アナウンスによるとぼくが乗っていたのとは別の電車で乗客急病のため云々ということだったけど、詳細は判らないまま。詳しい情報って現場にいる人よりも対岸にいる人の方が先に入手できたりするんだよね。
さて、今日の検査はロールシャッハテスト。一〇枚の左右対称インク染み(としか言いようがないよな)を見て「何に見えるか」を口頭で答える有名な心理検査ですね。できるだけ「ネタ繰ろう」と考えてしまうイケナイ関西人。笑かさないと気が済まないのな。
既にファーストオピニオンが出てしまっているぼくはジェンダークリニックの主たる診療科である精神神経科では特に何をして貰うこともなく、次回は婦人科の検査の予約を取る。複数科で受診しなければならないのがGID治療の面倒なところ。
精神科の診療は午前中、婦人科の診療は午後からと、時間帯が別れてしまっているから午前診と午後診の間の何時間かは自動的に待ち時間になる。人が多い場所で長い時間いるのはかなり疲れるのですよ。今月は早く帰れたけれど来月はまる一日かかりそう。
しかも、いま通っている大学病院の最寄り駅の周辺って、ほとんど何にもないのな。何か商業施設でもあれば暇つぶしに行けるのですけどね。最寄り駅から二〇〇円分沿線上を移動すれば街に出るけれど、往復の四〇〇円が惜しいと思ってしまう貧乏人なのねん。
取り敢えず今日は昨年一年間関西地域で放送された
「あん!」という番組で紹介された
クリームパンを売る店が病院最寄り駅直ぐ傍にあるのでそこへ行ってみました。バニラビーンズの香り豊かなとろとろクリームのクリームパンは一個一二六円。ほかのパンはそのままトレイに乗っけて陳列してあるのにクリームパンだけは紙の袋で丁寧にパッケージングされています。紙要らないから一〇円安くしてほしい。
こーゆーことを書くと何処の大学病院へ通っているのかまる判りぢゃないか。別に判ってもいいんだけどさ。
【今日のないしょばなし】
「あん」ちゃんとぷいぷいさんとモリゾーさんは目許がそっくりなんだよ(内緒でも何でもねえ)。
2005年04月10日(日) さくらサクラ。
昨夜は夜桜を見に行ってきました。名所
紀三井寺の桜はいまが満開です。
紀三井寺の桜を見るのはそろそろ十年ぶりくらいで、前に見たのは精神面がやたらと疲れていた時期でした。山門に通じる階段を上るのがとてもしんどかった記憶があるのですが、昨夜はそうでもなくて地味にトレーニングの成果を感じています。
先週は昼に桜を見たのですが、昼と夜とでは同じ桜でも姿が違います。昼の桜はほのかに華やかで、夜の桜はほの妖しげです。
そして桜は咲くときよりも散るときの方がうつくしいです。はらりはらりと緩く暖かい風に舞い散る桜の一ト片ずつを闇空に見ると、知らぬ間に異界へと連れ去られるような錯覚さえ覚えます。
夜桜に酔って深夜まで友人と徘徊。普段は夕方五時を過ぎたら出掛けるのが面倒になってしまうので夜は出歩かないし、近頃は午前中にジムトレーニングをしていてその疲れのせいか早くに眠くなるので学生のような生活リズムになりつつあったのですが、昨夜は最早や夜ではなくなりつつある時間に床に就きました。御陰で今日は午起きです。
午後から御天気下り坂の予報を聞いていましたが一日よい天気でしかし今日は風が強く、昼下がりに近所の遊歩道を歩きに出掛けたら、そこに並んでいる桜の木は七割方葉桜になってしまっていました。
桜が散って、つつじが咲いて、梅雨が過ぎたら鯵の季節です。今年は釣りに通って釣果で以て鮨を沢山つくりたいと思っています。
【今日のちょっとがっかり】
放映前の期待が大きすぎたのか、
「ツバサ・クロニクル」第一回にがっかり。大川さんが脚本を書かないのは忙しいからだろうか。
2005年04月08日(金) 眼鏡なあ。
私は眼鏡ユーザです。同時に少しだけスポーツマンです。釣りとかウエイトトレーニングとか拳法とか。運動中に眼鏡がずり落ちるという機会にたびたび遭遇します。
「コンタクトレンズを使えば?」と時折すすめられますが、眼に異物をあてがうのは怖いし、私は「眼鏡」が好きなので眼鏡を使い続けたいのです。でもずれるのはヤだな。
そんな私に朗報。
ずれない眼鏡ってのがあるんですよ。写真だけ見るとずれないというのが疑わしいかとは思いますが、私は頭を振りまわしても飛び跳ねてもこの眼鏡が微かにもずれなかった現場をライヴで目撃しました。しかも「眼鏡をかけてる感」が皆無に限りなく近い装用感らしいですよ。
ほしいなあ、とは思うのですが取扱店が当市内にはないのねん。当市でも扱っていて、あと一年出会うのが早かったら間違いなくこのフレームを択んでいたのにな、と少々口惜しいですね。丁度昨年のいま頃に現在使用している眼鏡をつくったものだから。
あとね、「くもらないレンズ」があったら私はずれないフレームと合わせてそれを択びますよ。ジムでのトレーニング中、汗をかきはじめるとゆでダコ状態で身体から湯気が立って眼鏡がくもってしまうのが何となーく、哀しい感じなので。
【今日の改めて】
岸壁を蹴ったら、出た船は簡単には戻れやしないんだよね。苦労して戻るくらいなら進め、と奴はいつも言っていたな、そう言えば。
2005年04月07日(木) それ以前に。
筋肉をよろこんで喰うのに内臓や脳を厭がるのは、おかしくない?
黄身をよろこんで白身をよろこばないのは、おかしくない?
魚の精巣を珍重するのに哺乳類の精巣を喰うのを拒むのは、おかしくない?
果実を尊んで種を粗末にするのは、おかしくない?
そりゃー好き嫌いは個々にあるだろうけど、喰ったこともないのに勝手にマイナスイメージを持って蔑むのは生命を享受する上で謙虚さに欠けると思うのだよ、わしは。
【今日の何とはなしに】
食事どきに空腹感がないと罪悪感を覚える。
2005年04月06日(水) 成長してますよー。
みなさま有難うございます o(_"_)o
本日私無事に誕生日を迎えることができました。誕生日であることを憶えていてくだすった方々が次々と祝辞を送ってくださいまして、 よく他人の誕生日なんか憶えてるもんだなと 吃驚するとともにとてもうれしく思っとります。
一昨年、昨年と三十三歳の誕生日を迎えましたが、今年も勿論三十三歳になりました。
御陰さまで順調に成長しております。今日、採寸してみたらば胸囲が100cmを越えておりました。乳房があった頃よりも大きくなっていますよ。脂肪でなく胸筋で大きくなっております。今日も朝からトレーニングジムに出掛けて50kgを持ち上げたり90kgを蹴り込んだりしてきました。
ジムで測ってみましたら体脂肪率が異常に高かったので(昨年のツケ)、今後はこの体脂肪を絞りつつ筋量を増やす方向で育つつもりでおります。
誕生日をわざわざ祝ってくださる人もおられることですし、今後も安易におっ死んだりしないように気を付けつつ多分ずっとおバカさんです。
【今日の貧乏性】
コーヒー飲料などのプラカップを捨てるのをためらってしまいます。
2005年04月05日(火) まわるまわるよ。
ニューアルバム「THE CIRCLE」を早速入手&拝聴。
ああ、す・て・き(必ず中黒入りで)。うっとりとコーコツの領域でたゆたう私です。
なるほどねー、輪廻してる訳ねー。今日は別れたこの人たちも生まれ変わって巡り会った訳ですね。まわるまわるよ時代はまわる。感覚としては「IN THE LIFE」や「RUN」を聴いたときに似ています。
でもなー、音が全然違いますよ。音盲の私でも判りますよ。などとこんな風に私がココで判ったよーな判らないよーなことをいろいろ言うのを目で聞くよりも、ズバリ「直ぐに買って聴け」とまだ聴いていないアナタに申し上げたい。
TAK親方のギターってばどうしてこんなにも色っぽいのでしょうか。聴いていて困ってしまうくらいです。ヴォーカルは言わずもがなのエロヴォイス炸裂です。意識が、意識が大阪ドームへ飛びそうです。
今回の歌詞ブックレットはプラスチック製かと思うくらいの丈夫なコート紙が採用されています。恒例の変な写真付き(笑)。これくらい丈夫なコート紙だとコーヒーとかこぼしても平気そうで安心だネ!(ヲイ)
読解能力に長けた人なら歌詞を読んだら泣くかもしれません。この歌詞作家氏の作品は何れも特殊な言葉を一切使わないのに択び方や組み合わせ方で他者には真似し得ないものになっていて、いつもこの巧みさには感心を通り越して憤りすら感じたりします。
んで、まあ、アレです。かなり以前から言っていますが、よいアルバムを入手するとよいスピーカがほしくなる訳で(早く買えよ)。
【今日のこっそり絶叫】
Qピー炒めたまねぎドレッシングは「はずれ」だ!(怒)
2005年04月04日(月) むずむず。
手のつけられない暴れん坊のやんちゃくんと普段はおとなしいけど怒ると誰にも鎮められない怖いのか頼りないのか判らないボーヤくんのコンビ話を、いま無性に書きたい。
と、メモ書きのように書いておく。シリーズものとするには舞台設定が難しい。新しい舞台を拵えようとすると人格形成が既存のものと似てしまう。要熟考。
とにかく、いまは元気一杯の男の子の話を書きたいんだ。オトナの事情も世間のジョーシキも、そんなものは知ったこっちゃないんだとにかく精一杯生きてるんだって感じの、身体の芯に火が点るような痛快な物語を。
身体に生命力が戻ってくると、誰かに生命力の火を引火させたくなるって何だか不思議だね。
【今日の憤懣】
開店時間に商品が焼き上がっていないベーカリーってどうよ?
2005年04月03日(日) さくら。
花見に行ってきました。
毎年「花見」を口実に四月に友人たちと宴会をしていますが、実際に花即ち桜を見た例しがありませんでした。
今年はほんとうに桜の木の下で弁当を喰ってみようということで行ってきた訳です。
朝から雨が降っていて、雨天中止を予定していたのでこりゃ中止だなと思いながらも集合場所へ行きましたが、小雨だったので、春雨の中そぞろ歩くのも風流かという意見多数だったしで出掛けることになりました。
桜は六~七分咲き。ぼくは花を見て感慨に耽るということが滅多にないのですが、桜だけは特別です。ほのかな色の小さな花は、とてもうつくしいと思う。小雨の中の桜もうつくしかった。
そぞろぞろぞろ歩いていると雨も上がり、昼食時になると晴れ間も出てきて気温もそこそこ、花見日和になりました。有難いことです。十数年振りに桜の木の下で食事をしました。同じものを食べても屋外と屋内とではやっぱり味わいが違うし、桜の木の下ともなれば気分もがらりと変わります。
……旨かった、花見弁当。たとえ死体が埋まっている木の下でも、或るいはそれだからこそ。
【今日の私って変ですか】
マスタング大佐の襟足に萌える。
2005年04月02日(土) 他意はなく。
「いま現在大注目の二人組」のことをうすぼんやり考えていたらこんなこと↓になりました。
「あーあ」としか言えません。博覧会は行きたいしニューアルバムはもう直ぐ発売だし。笑える人は笑っておいてください。
【今日の困窮】
あまりの空腹感に幻を見ています。腹減ったよう。原稿料が出る仕事がほしいよう。
2005年04月01日(金) そこは譲るな。
現実的でないと判りきっていても、きれいごとを叫ばなくてはならないときがあるんだ。「たかが」きれいごとでも、言い続けなければならないこともあるんだ。
と、年に一遍「ウソついてもいいよ」という日に限ってちょっと真面目くさったことを言ってみるひねくれ振りが窺える四月馬鹿。
【今日の懇願】
自分の誕生日がある季節だけど、春ってキライだ。一年中で一番心身の調子が悪くなる。早く終わって(T△T)。