鼻くそ駄文日記
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2001年10月28日(日) 今日の雨は花や木のため(自作詩)

冷たい雨に打たれていると
あなたのことが気にかかる
濡れた髪をかきむしり
自己嫌悪で吐き気がした

近頃いやな奴ばかりが目につく
おれがそれだけやな人間なんだ
酒を飲めないくせに酔ったふり
あきれた顔した視線が痛い

いっそどでかい山でも登って
大声で喚きちらしたいね
あなたがくれた密の味
タブーなものほど甘いよ

今日の雨は花や木のため
だから
バカげた恋でも目をつぶってほしい

はじまりはいつも偶然で
終わりは誰かが用意する
偽り続けた心の破片
拾い集めてもまともじゃない

明日など来やしないと
考えてみたいときがある
いまだけを楽しみたい
今日だけよければそれでいい

いつかふたりで会えたとしたら
叶わない夢でも話して
弱っていた心が招く思い過ごしを
ひとつずつ忘れていきたいね

今日の雨は花や木のため
だから
浮かれた気持ちを受け止めてほしい


2001年10月27日(土) 眠り夢(自作詩)

深夜のタクシーぶっ飛ばそう
ジェラシー飛ばす火花
いまさらどんな規則も無意味
ただ
おまえを抱いてたい

シルクの肌触りが
夜の気持ちを恋へ誘う
おまえが暗闇に伸ばす足
おれは
そっと頬ずりしちまう

セミヌードに焦らされる
昼間とは違う悩ましい声
キスを待ちわびた唇が
バラを
美しく咲かせるよ

どうにもならないおれとおまえ
どうにもならない気持ちが溢れ
狂おしくみだらなポーズ
もっともっとふしだらにねだり
もっともっと寂しいと泣けよ

いまさら罪でもいい
このさい夢でもいい
くすんだ胸を涙で洗おう
ひどく
痛いケガは平気かい

傷ついた心をそれでも
抱きしめたい、好きだから
涙が急に溢れている
好きと
ささやいた夏は終わった

賛美歌のように透明なおまえ
三日月のように欠けていく
キスしているうちに虹は消えた
残るのは
浪費したからだと心だけ

幸せすぎると心が汚れる
成り行き任せに堕落を求めた
悔しいくらいいい顔している
いまが
大切だからさよなら告げる勇気が出ない

どんな気持ちで見つめようか
シュガーな夢から目が醒める
恋のゲーム楽しむ余裕はないね
ジェラシーよ眠ってくれ
おまえが寝ないと夢も見えない


2001年10月26日(金) 三日月(自作詩)

出会いと別れの繰り返し
人の生きる道なんて
そんなもの
もう疲れたな
人との別れがつらいんだよ

三日月が黒い雲に
飲まれていく
ぼくはタバコをくわえ
月の明かりに照らされる
月が消えれば泣きたくなるよね

まだ先は長いなあ
答えが欲しいわけじゃない
いまは痛むときだけど
うすっぺらな心が
自分を賢明にフォローする

笑われるほど不器用だから
涙の流れる理由がわからない

正しいや間違いなんて
どうせ過去のことなんだ
意味のありそうな
愛の歌声にだまされる
見つめ直したり考え込んだり

気持ちがいいけど居心地悪い
楽しい顔を続けたら
心が泣けなくなっていた
三日月の夜に君は泣いてた
ぼくはもう涙も出ない

あんなこともあったって
笑って言うには
時間が短すぎるね
だけど
ぼくはもう涙も出ないんだよ


2001年10月25日(木) 前髪を切りすぎた

髪を切りました。
どうも、前髪を切りすぎたようです。
床屋では、シャンプーをしたあとに、ドライアーでセットするとき、お客さんの希望でムース等をつけてくれることが多いです。
だけど、ぼくはせっかく洗ってもらった髪の毛を汚すのがいやで、いつも遠慮しています。
この日も、床屋のおにいちゃんはドライヤーで髪を乾かしながら、
「油をお付けしましょうか」
といいました。
もちろん、ぼくは遠慮し、「結構です」と言ったんですが。
なんと、それから一分ぐらいして、また床屋さんが言ったのだ。
「油をお付けしましょうか?」
二回も訊くなんて、よっぽどぼくの髪の毛がおかしかったんでしょうね。


2001年10月24日(水) 健やかな朝(自作詩)

それほど人は
強くはないから
簡単に誰かを
憎むだろう

それでいいんだ
それでいいんだと
新しい試練を
受け入れる

あの日胸を貫いた稲妻が
すごく痛いよ
秋晴れの朝だからと言って
いつも気持ちが健やかなわけはない

先には
失くしてしまう夢があるのか
先にあろうと
抱いてしまいたいおれのわがまま

目的ないのが
人生だから
いまのこの夢を
君と歩きたい

山の向こうに
太陽が落ちてなくても
いいじゃないか
ここに二人いられれば

ありのままでいようじゃないか
こだわらなくてもいいじゃないか
答えはいまはここにないから
君を求めている気持ちに従いたい

難しい顔で
悩むのは
楽しいことがあると
思うから


2001年10月23日(火) 遠くへ(自作詩)

ありきたりな夜だけど
明日になれば
少しは楽になるだろう
乾いた風は冷たいね
ぼくは君の姿に
見とれていた

秘密が永遠に続くわけはない
君は失望を抱いた
ぼくの言葉は少し嘘っぽい
君にはきっと届かない
この気持ち素直に伝えられない

遠くへなんか行かないで
涙がぼろぼろ落ちちゃうよ
叶わない願いでも
追いかける愚かさが欲しいね

説明できないんだよ
ぼくが言いたいのは
「君が好き」
ただそれだけなんだ
痛いケガを負わせたから
口に出すのははばかれるけど

その先に何があろうと
君を抱いてみたい
言葉に出来ない夜が
誰も知らない感動を
呼んでくれた遠い日々

遠くへなんか行かないで
涙がぼろぼろ落ちちゃうよ
叶わない願いでも
追いかける愚かさが欲しいね


2001年10月22日(月) 雨(自作詩)

君の心を石にしたから
君の瞳に入りたい
いつしか小雨は止んでいた
心を離れ離れにしたくない

君とぼくが友達ならば
愛し合うより常識的だ
もう雨は止んでるよ
君のように空も泣けばいいのに

説明できっこない
この気持ち
言いたいことはひとつだけ
君が好き、ただそれだけ

ぼくはリスクは気にならない
傷つけあってもかまわない
どんなに苦しんでも
君を愛したい

目の前の現実はいらない
君の心に飛び込みたいよ
狂い始めている歯車に
からみつくように


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