鼻くそ駄文日記
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2001年11月04日(日) 見えない灯り(自作詩)

星の見えない都会の空を
しみじみと
眺めてみよう
見えるはずなのに
見えないものを
探す気持ちになるんだ

どうしてと君は言うね
ぼくは何も
答えられない
好きなのに
話したいと
思わないのはなぜだろう

君が求めるぼくと
いまのぼくとのギャップが
大きすぎるんだな
君の理想はぼくじゃない
君が求めているのは
ぼくじゃない

あの場所にカシオペアが
たしかに
あるはずさ
ぼくの目に写る
暗闇の奥に
星は輝いているんだ

真昼にも星が見えないね
太陽が
明るすぎるから
輝くことばかり
考えているうちに
見落としたものは多いだろう

君は都合良く
便利なぼくを作ってしまう
ナチュラルな月より
人工の灯りが好みなのかな
ぼくは自分のことなんか
作れやしない

ぼくは何かの代わりに
なりたくないんだ


2001年11月03日(土) 飛行機怖い

11月3日は飛行機に乗りました。
ぼくは飛行機が嫌いです。
落ちたら死ぬのがこわいんです。
だけど、男はいやなものから逃げてばかりはいられない(女性でもそうでしょうが)。
というわけで、飛行機に乗らざるを得ない状況に追い込まれてました。
行き先は高知。
飛行機会社は、JALの子会社のJ-AIR。
プロペラ機じゃなかったんですが、五十人乗りの小さい飛行機でした。
乗る前からいやな予感がしてました。
空港に着くと「悪天候により三十分の遅れ」。
びびらせてくれます。
飛行機に乗り、普通に離陸。たとえ、普通だろうが、変態だろうが、飛行機の離陸はすごいスピードで浮き上がり、おしっこちびりそうになります。実際にちびったら、マニアを喜ばせることになるんでしょうが。
そして、飛行している最中でした。
ごつんと鈍い音がして、機内の電気が一瞬消えました。
スチュワーデスさんが言います。
「現在、当機は乱気流を通過しています。多少は揺れますが飛行には影響ございません」
って、おいおいホントかよ!
とびびっていると更に追い打ちが。
「ただいま、機長からの指示により客室乗務員も着席いたしております。お客様は各自でシートベルトの状況をご確認下さい」
とスチュワーデスさんは言いました。
なんと無責任な!
死を覚悟しました。
いっそのこと、死ぬ前にスチュワーデスを犯そうかなあとまで思いました。
なのに、無事に高知空港に着きました。
案外、飛行機って落ちないのね。
スチュワーデスさんを犯さなくて良かった。


2001年11月02日(金) バルーンフェスタ

実は11月2日の日記を、11月6日に書いています。
これって日記というのかな。
なんだか、夏休みの宿題を溜めてしまって、まとめ書きしていた小学生の頃を思い出します。懐かしいです。
この日、ぼくは佐賀インターナショナルバルーンフェスタに行ってきました。
GO AHEAD!!の雑事に、下手な写真入り(言い訳するなら、当日、曇っていた。まあ、言い訳だけどね)で紹介してますが、やっぱりこのイベント、すごいわ。
大空を飛ぶ熱気球に魅了されてしまいます。
ただ、哀しいのは、バルーンはデリケートな乗り物のため、風が強かったり、雨が小雨でも降っていたら、この素晴らしいイベントも実施されないこと。
去年の大会は、台風が来て半分の競技が中止になり、大変でした。
今年も11月3日は大雨で飛ばなかったんだよなあ。
雨の日でも満足できる方法は何かないものでしょうかね?
せっかく休みを取って来たのに、雨で飛びませんでしたでは、哀しい。
それとも、雨だったら飛ばないくらいの自由さが、本当は大切であり、それをバルーンはぼくらに教えてくれてるのだろうか?
論旨ががたがたですが、とりあえず、バルーンは最高でした。


2001年11月01日(木) 月の灯り(自作詩)

丸い月の灯りが
暗闇の部屋に
カーテン越しに漏れてるよ

こんなに明るいとは思わなかった
こんなに明るいとは思わなかった

君は今日もむかっ腹
苦い顔して
黙りこくって睨んでる

こんな夜はひとりぼっちでいたいね
こんな夜はひとりぼっちでいたいね

水を飲もうと立ち上がる
暗いぼくの部屋
ゴミ箱につまずいたよ

こんなに見失ってつまづいてたね
こんなに見失ってつまづいてたね

強がったり見栄を張ったり
バカな遊びを
ずっと続けるぼくたちの仲

こんなに明るいとは思わなかった
こんなに明るいとは思わなかった


2001年10月31日(水) 完成しました

サトウマサオの連作小説が完成しました。
ここまで根気強く読んでくださった方々、ありがとうございました。
もし、これから読んでくださろうという方がいらっしゃったらよろしくお願いします。
小説を書いている間は、自分のイメージをそのまま表現できない文章力に失望していたのですが、書き上げるとやっぱりうれしいです。
こればっかりは、子供の頃のプラモデルを作る感覚に似ているなあ、と思います。
ただ、また読み直したら、自分の力のなさにがっくりくるんでしょうが。
ひとつの作品を完成させれば、次の作品が待っています。
がっくりきたのをバネに、今度はもっとましな作品を書きたいと思っています。
そのときに、またおつき合い下さるとありがたいです。
これからもよろしくお願いします。


2001年10月30日(火) ひま(自作詩)

ひまだと
君は言う
何もすることがない
とね

それって
すごくしあわせだと思うけど

今日も
君はひま
何もすることがない
だって

それって
ものすごくしあわせだよ

ひとりで
何もできない
ひまをもてあます


それって
すごくもったいないと思うけど


2001年10月29日(月) さえない日曜日(自作詩)

さえない日曜日
もし願いが叶うなら
歩きたいですあなたとふたり
雨上がりの道
水たまりを避けて

キスをして叱らないで
両手は欲張りだったけど
抱きしめたその手は嘘じゃない
引き留めないことが
あなたの愛だとしても

雨が止んでも
空が晴れても
哀しくてしかたがないです
あなたのことは忘れない
いつまでもきっと

毎日が恋しい
昨日まで笑ってたのに
あなたが遠いですものすごく
人に後ろ指さされても
気持ちはのぼせたまま

優しさの欠けた
会いたいだけのこの気持ち
ささくれた恋は嫌いですか
誰もが傷つき誰かを傷つける
痛みある愛を信じますか


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